プログラマーとはどんな仕事で年収はどれくらい? スキルを身につける方法は?

配信日: 2022.11.26

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プログラマーとはどんな仕事で年収はどれくらい? スキルを身につける方法は?
将来プログラマーになりたいと考えている人は、プログラマーの年収や具体的にどうしたらプログラマーになれるのか気になることでしょう。また、プログラマーとして必要なスキルや資格を身につける方法を知ることも必要です。
 
本記事ではプログラマーになるために必要な情報や、システムエンジニアとの違いも解説します。プログラマーに職業として興味がある方はぜひご一読ください。
FINANCIAL FIELD編集部

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プログラマーとは

厚生労働省において、プログラマーは別名ソフトウエアテスト技術者ともよばれている職業です。職業の分類はソフトウエア開発技術者、プログラマーが属する産業は情報通信業になります。
 
プログラマーは英語で 「programmer」 とつづりますが、コンピューターに作業させるためのプログラムを記述する人という意味になります。つまりプログラマーの仕事は簡単にいうと、コンピューターを動かすためのプログラムの作成です。
 

プログラマーの仕事内容

コンピューターは、特に計算に関して人間の能力を超えたスピードで処理できるため、業種を超えたあらゆるシーンで不可欠です。しかし、コンピューターを動かすにはプログラムが必要で、むしろプログラムなしではコンピューターそのものには価値がないといえます。いわゆるハードウエアがいくら高性能でも、それを動かすソフトウエアがなければ意味がありません。プログラマーはシステムやソフトウエアがきちんと動作をするよう、プログラムを作成する仕事をします。
 
プログラムはプログラム言語とよばれる特殊な言語で記述する必要があり、プログラムの特徴によって複数の言語があります。プログラマーはそれをすべて覚えている必要はありませんが、数多くのプログラミング言語を覚えているほど仕事の幅は広がります。
  

プログラマーとシステムエンジニアとの違い

 
プログラマーのほかにシステムエンジニア(SE)という職業名を聞いたことがあるかもしれません。どちらもコンピューターによるシステムを構築する際に不可欠な職業です。しかし、この2つの職業の違いをきちんと理解している人は少ないでしょう。
 
簡単にいうとプログラマーはシステムエンジニアの指示に従って、プログラムを作成する立場にあります。システムエンジニアはシステムの全体を設計し、それに基づいて仕様書を作成します。プログラマーはその仕様書に基づいてプログラムを作成します。
 
建築に例えると、システムエンジニアは建築士で、プログラマーは現場の大工さん(建築大工)だといってもいいでしょう。
 

プログラマーの年収

プログラマーの仕事に興味がある人であれば、その年収にももちろん興味があるでしょう。
 
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査 (2019年)」によると、プログラマーの平均収入は以下のとおりです。

●男性:442万3000円(6015名)
●女性:366万3000円(1676名)
●合計:425万8000円(7691名)

※年収の内訳 :(決まって支給する給与)× 12ヶ月 + 年間賞与その他特別給与額
 

プログラマーになるために必要なこと

プログラマーになるために必須となる特殊な資格や学歴はありません。プログラムの記述ができれば問題ありませんが、就職時に有利になるスキルや資格はあります。上述のとおり、プログラム言語は複数存在するので、なるべく多くの言語の取り扱いができれば就職時に有利に働きます。
 
また、自分がどの程度プログラミングを理解しているのかを就職先に示す意味でも、資格を取得していれば有利です。次に具体的なスキルや資格を解説します。
 

プログラマーに必要な資格・スキル

 
情報技術関連の国家試験は10種類以上ありますが、就職活動するときに有利になる資格としては以下の2つが考えられます。
 
・ITパスポート試験(情報処理技術者試験)
もっとも基礎的な知識や情報が求められる試験です。公的機関において情報関係の仕事をするには合格が必須だといわれています。
 
・基本情報技術者試験
ITパスポート試験と比べると難易度が高く、試験の形式や文章も複雑になります。
 
基本情報技術者試験に合格していれば、就職のための資格としては十分でしょう。
 
プログラマーにもっとも必要なスキルは、もちろんプログラミングに関するスキルです。プログラム言語は数多くあり、企業やプロジェクトでどんなジャンルのプログラムを扱っているかによって求められるスキルも異なります。
 
そこで、まずは就職したい業界で求められるスキルから習得しましょう。

◆WEB関連

●JavaScript
●TypeScript(JavaScript拡張版)
●HTML
●CSS
●C#(マイクロソフト開発)
●PHP

◆汎用プログラミング言語

●COBOL
●Java
●Scala(Javaの拡張版)
●FORTAN
●RPG
●PL/SQL
●C
●C++
●GO(Google開発)
●Ruby(日本開発の初心者向け)

◆その他

●SQL(データベース関連)
●Python(人工知能関連)
●Kotlin(アンドロイド公式)
●Swift(アップル社公式)
●R(統計解析)
●Perl(テキスト処理)

 

スキルを身につけるための方法

 
プログラマーになるために必要な学歴はありませんが、スキルや資格を身につけるためには、大学や専門学校で学ぶのもひとつの方法です。大学であれば、理工学部や工学部のなかでも情報工学科や情報デザイン学科などでプログラマーを目指すことができます。
 
また、専門学校も各都道府県にあるので、自分が住んでいる近くに専門学校がないか調べてみましょう。もちろん独学でもプログラミングを学ぶことも可能です。
 

高年収を目指すならプログラマーからSEへのステップアップを目指そう

プログラマーの平均年収は425万円ですが、システムエンジニアの平均年収は約569万円になります。システムエンジニアは、仕様書を作成してプログラマーに指示するため、プログラマーの上位職種となります。したがって、プログラマーとして就職できた場合は、次のステップとしてSEを目指すことになるケースが多いでしょう。
 
プログラマーとしてのスキルや資格を身につけるときは、SEを意識してより多くの資格取得やスキルを身につけるとよいでしょう。
 

出典

厚生労働省 職業情報提供サイト jobtag プログラマー
厚生労働省 賃金構造基本統計調査 2019年 都道府県×職種DB
厚生労働省 賃金構造基本統計調査 2019年 職種DB第1表
厚生労働省 毎月勤労統計調査で使用されている主な用語の説明
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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