「役員ドライバー」ってどんな仕事? 普通のドライバーより高年収なの?
配信日: 2022.11.28
人を乗せる業務には、役員ドライバーという仕事もあります。普段触れる機会が少ないために、興味を持っている人もいるのではないでしょうか。そこで、役員ドライバーの仕事内容や収入について紹介していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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役員ドライバーの仕事内容とは?
役員ドライバーとは、その名の通り企業の役員や経営者、大手銀行の支店長などの専属ドライバーのことです。企業や銀行の上層部となると、日々さまざまなスケジュールであちこち移動することが多くなります。
大切な取引先との商談など重要な予定を抱えていることもあり、時間に遅れることがあってはいけません。タクシーや公共交通機関ではなく、迅速かつ安全に移動できる手段が必要です。
そのため、役員ドライバーには、スケジュールを把握したうえで最適なルートで移動することが求められます。資格は普通自動車第一種運転免許があれば働けますが、あいさつをはじめ社会人としてのマナーや気づかいができる人が向いています。
役員ドライバーは乗せる人が固定されるので、タクシーやバスのように不特定多数の客に不安を感じる人でも安心です。
役員ドライバーの収入はどれくらい?
収入は、勤務先や地域によって違いが出ます。低い地域だと月収は16万円〜というところも見られますが、2022年11月時点での平均月収は23万円ほど、平均年収は330万円ほどになります。
配送ドライバーの平均月収は47万円ほどですから、ドライバーの仕事として考えると特に高収入とはいえないでしょう。ただし、タクシードライバーの平均月収も23万円ほどなので、同じような職種として見た場合は平均的な収入といえます。
また、勤務先や雇用形態によっては、賞与の他に無事故の場合の報償金などが支給されることもあります。
役員ドライバーとして働くには?
役員ドライバーとして働くには、企業に直接雇用されるケースと派遣会社に登録して働くケースの主に2通りがあります。
企業の社員として雇用される場合は、ドライバーとして多少の経験はあったほうがいいかもしれません。まったくの未経験から始めるなら、研修制度のある派遣会社のほうが向いているでしょう。
先述した通り、役員ドライバーは特定の人物を送迎する仕事なので、普通自動車第一種運転免許があれば可能な仕事です。勤務可能な年齢は雇用先によっても違いますが、20代〜60代くらいまで幅広く働くことができます。
いつも決まった相手を乗せる仕事なので、正しいビジネスマナーを身につけておけばストレスを感じることもなく働ける仕事といえます。
役員ドライバーの年収はタクシードライバーとほとんど変わらない
役員ドライバーは、企業の役員や経営者などの専属ドライバーのことです。マナーや気づかいが求められる仕事で、20代〜60代と幅広い年代の人が働けます。
ドライバーの仕事として見た場合、特に高収入ということはありませんが、やりがいを感じながら働けるのではないでしょうか。役員や経営者を、スケジュールに沿って安全に送迎するという重要な仕事です。
出典
大新東株式会社 車両運行管理のトータルアウトソーシング
indeed 日本での役員運転手の平均給与
indeed 日本でのタクシードライバーの平均給与
indeed 日本での配送ドライバーの平均給与
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部