更新日: 2022.12.15 年収

【2022年冬】ボーナスの平均支給額は「69.8万円」! でも理想とのギャップは「100万円以上」という結果に…みんなの使いみちも確認

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

【2022年冬】ボーナスの平均支給額は「69.8万円」! でも理想とのギャップは「100万円以上」という結果に…みんなの使いみちも確認
冬のボーナスは支給されましたか? 2022年の名目賃金は1.0%~2.2%プラスで動いているものの、物価の高騰の影響で、実質賃金は4月以降マイナスとなっています。特に、値上げラッシュの10月では、実質賃金は-2.6%まで落ち込んでいます。
 
このように、実質賃金が下がり、生活が苦しくなっている昨今、冬のボーナスを待ち望んでいた人は多いのではないでしょうか。
 
この冬のボーナスですが、どのくらいの企業で支給され、いくらくらいもらえるのでしょうか。冬のボーナスの実態を株式会社ライボによる「2022年 冬ボーナス実態調査」の結果から見ていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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約6割がボーナス支給見込み。支給額は平均69.8万円で、理想とは100万円以上ものギャップが

この冬のボーナス支給については、「支給あり」が61.3%、「支給なし」が38.7%でした。ボーナスが支給される見込みである人に支給額を聞くと、平均69.8万円、中央値は54.5万円という結果となりました。
 
冬のボーナス支給額の満足度については、「とても不満」(14.1%)、「不満」(17.0%)、「やや不満」(21.4%)を合わせた52.5%が「不満」と回答しています。
 
それでは、冬のボーナスがいくらであれば満足なのでしょうか。ボーナス支給がある人に、理想の金額を聞くと、平均が173.0万円で中央値は100万円となりました。実際の金額と比べると平均103.2万円、中央値で45.5万円低く、理想とはとても大きなギャップがあり、ボーナス支給額の不満につながっているようです。
 

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ボーナス支給のある人は年々増加傾向

冬のボーナス支給がある人の割合は、2018年では46.5%であったのが、年々上昇しており、2022年では61.3%と、2018年から14.8%も増加しています。コロナ禍で企業によっては業績が悪化しているところもあったため、ボーナス支給に影響があったと思われましたが、ボーナスを支給する企業は毎年増加する傾向にあることがわかりました。
 
次に2018年からの冬ボーナス支給額の推移を見ると、最も平均支給額が高いのは2020年の71.3万円でした。中央値では、2019年と2021年の55万円が最も高い結果に。
 
2022年の冬のボーナスは平均69.8万円、中央値は54.5万円で、平均値は2021年より2.4万円増、中央値は0.5万円減となっています。一部の人が高いボーナスをもらっていて平均値を押し上げているものの、中央値はやや下がっているようです。
 

ボーナスの6割を貯金に回す見込み

冬のボーナスの主な使い道を聞いたところ、「預貯金」が63.4%とダントツで多い結果に。次いで「買い物」(36.6%)、「旅行」(33.6%)などの楽しみに使うという声や、「投資」(31.0%)をして地道に増やすという声もありました。
 
冬のボーナスのうちどれくらいを貯金に回すか聞いたところ、「半分以上を貯金」が34.2%で最も多く、「ほぼ全額貯金」が32.7%、「半分以下を貯金」が19.4%となり、86.3%が貯金すると回答しています。物価高騰がこの先も続くことや、日本経済が先行き不透明であることへの不安から、ボーナスはほぼ貯金に回すとのコメントが見られました。
 
ボーナスから貯金に回す金額の平均は42.4万円、中央値は30万円となりました。この冬のボーナスの平均は69.8万円であったので、60.7%を貯金に回すということがわかりました。
 
物価高騰で生活が苦しい折、冬のボーナスはとてもありがたいものです。11月末時点で2023年に4425品目、特に2月は3269品目もの食品値上げが予定されており、それ以外の値上げもありそうです。しばらくは生活防衛のために貯金し、節約した方がいいかもしれませんね。
 

出典

厚生労働省 毎月勤労統計調査 令和4年10月分結果速報

株式会社ライボJob総研 2022年冬ボーナス実態調査

株式会社帝国データバンク 「食品主要105社」価格改定動向調査(12月)
 
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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