更新日: 2022.12.28 年収

「大卒」「高卒」の生涯年収は「約3132万円」!奨学金を返していても「大卒」のほうが高年収になる?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

「大卒」「高卒」の生涯年収は「約3132万円」!奨学金を返していても「大卒」のほうが高年収になる?
学歴によって初任給が違っていたり、同じ職種や仕事内容でも大卒と高卒で給与に差があったりするなど、格差があると言われています。それでは、実際に大卒と高卒では生涯年収はどれくらいの差があるのでしょうか?
 
また、大卒者で奨学金を返済していく場合はどのくらいの負担があり、奨学金がない場合と比べてどのくらいの差があるのでしょうか?
 
本記事では、大卒者と高卒者では生涯年収がどのくらいの差があるのかについて解説すると共に、大卒者が奨学金を返済する場合はどのくらいの負担になるのかについて紹介していきます。
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大卒者の平均年収は?

厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査の概況」によると、大卒者の平均月収は35万9500円となっています。賞与を考えずに12ヶ月分で計算すると、年収は431万4000円です。
 
また、20歳から24歳の平均月収が22万9400円、25歳から29歳が26万700円、30歳から34歳が30万1200円、35歳から39歳が34万6000円、40歳から44歳が38万6100円、45歳から49歳が48万4500円というように、5歳ごとで見てみると約4万円ずつ月収があがっていることがわかります。
 
月に約4万円の増額なので年換算だと約48万円の増額なので、年収の伸び率が大きいといえそうです。
 

大卒者の生涯年収はどれくらい?

生涯年収については、23歳から65歳まで働くと仮定し、平均年収をその年数にかけて算出します。431万4000円に23歳から65歳までの42年間をかけるので、1億8118万8000円です。賞与を含めた場合はさらに生涯年収はあがるので、参考程度に考えてください。
 

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高卒者の平均年収は?

高卒者の平均年収についても厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査の概況」から算出します。高卒者の平均月収は27万1500円です。
 
賞与を考えずに12ヶ月分で計算すると、年収は325万8000円となります。また、20歳から24歳の平均月収が19万9000円、25歳から29歳が22万4100円、30歳から34歳が24万7100円、35歳から39歳が26万5300円、40歳から44歳が28万3100円、45歳から49歳が30万1600円というように、5歳ごとで見てみると約2万円ずつ月収があがっていることがわかりました。
 
月に約2万円の増額なので年換算だと約24万円の増額です。大卒者と比べると月収の伸び率も少ないことがわかります。
 

高卒者の生涯年収はどれくらい?

高卒者の生涯年収については、19歳から65歳までの46年間働くと考えて、平均年収をかけて算出します。325万8000円に46年をかけるので1億4986万8000円となりました。
 
大卒者の生涯年収と比較すると3132万円の差があることがわかります。これとは別に賞与があることを考えるとさらに差が広がることが予想できるので、大きな差がありそうです。
 

大卒者が奨学金を返済していく場合はいくらかかる?

大卒者で返済が必要な奨学金を利用した場合の平均返済額については、労働者福祉中央協議会の「奨学金や教育費負担に関するアンケート調査」によると、毎月の返済額は平均で1万6880円となっています。これを年間で考えると20万2560円です。また、奨学金の平均返済期間は14.7年だったので、これを単純にかけてみると返済額は297万7632円となりました。
 

学歴での年収差はまだまだ大きい

本記事では、大卒者と高卒者では生涯年収がどのくらいの差があるのかについて解説すると共に、大卒者が奨学金を返済する場合はどのくらいの負担になるのかについて紹介してきました。単純計算になりますが、奨学金の返済分を考えた場合でも大卒者として働いたほうが高卒者よりも生涯年収が高いことがわかります。学歴の年収差は大きいようです。
 

出典

厚生労働省 令和3年賃金構造基本統計調査の概況

労働者福祉中央協議会 奨学金や教育費負担に関するアンケート調査

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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