更新日: 2023.03.29 年収
東京のタワーマンションに住むためにはどれくらい年収が必要? 低層階、中層階、高層階それぞれで比較
この記事では、東京のタワーマンションに住むためにはどれくらい年収が必要かを、低層階、中層階、高層階それぞれで比較します。
>>> 【動画で見る】東京のタワーマンションに住むためにはどれくらい年収が必要? 低層階、中層階、高層階それぞれで比較
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
低層階で必要な年収は?
タワーマンションは、基本的に階数が高くなるほど、家賃が高くなります。よって、家賃を抑えてタワーマンションに住みたい方には、低階層がおすすめです。
30階建てマンションであれば、1~10階のフロアが低階層となります。低階層は「展望を重視したい」「外からの視線をブロックしたい」という方には向いていませんが、家賃の低さが魅力です。
また、災害時にエレベーターが動かなくなっても移動しやすい点も、低階層のメリットです。
必要な年収は物件によって大きく異なりますが、タワーマンションの多い東京都江東区の豊洲にある大規模タワーマンションでは、1Kが約13万円で借りられます。
家賃を手取りの3分の1程度とすると、毎月40万円程度の収入があれば、タワーマンションの低層階に住むことは可能です。手取り40万円は、年収にすると700万円前後となります。
中階層で必要な年収は?
中層階は、30階建てマンションであれば、11~20階のフロアとなります。低層階よりも家賃は高くなりますが、視界性はあがり、タワーマンションの醍醐味である展望を楽しみやすくなります。
先ほどと同じ豊洲の大規模タワーマンションを例に挙げると、1LDK~3LDKで、25~30万円の家賃が相場です。家賃を手取りの3分の1程度とすると、毎月75万~90万円の収入が必要です。年収に換算すると、おおよそ1200万~1600万円となります。
高階層で必要な年収は?
高階層はもっとも価格が高く、中でも最上階のフロアは毎月の家賃が100万円を超える場合も少なくありません。費用の負担は大きくなりますが、見晴らしは素晴らしく、外からの視線を気にする必要はありません。日当たりがよく、虫がほとんど出ないのも高層階のメリットです。
年収としては、1500万円以上あると、物件の選択肢が広がります。また、一人暮らしであれば、1000万円以下でもタワーマンションの高層階に住める場合があります。
事例として紹介した豊洲の大規模タワーマンションでは、25万~35万円が相場となっており、中層階と同等の家賃で借りられるケースもあります。
家賃を抑えてタワーマンションの高層階に住みたい方は、「駅までの距離が10分以上」「築年数が10年以上」といった物件を探してみるのがおすすめです。駅から遠く築年数の経過した物件であれば、リーズナブルな価格設定のタワーマンションが見つけやすくなります。
東京のタワーマンションに住むためには年収1000万円が目安
東京のタワーマンションに住むためには、年収1000万円がひとつの目安となります。一人暮らしの低層階であれば、年収700万円あれば暮らすことはできますが、2LDK以上の場合は年収1000万円以下だと選択肢が大きく限られます。
タワーマンションは高階層になるほど家賃が高くなるため、高い階に住んでいる人ほど年収も高くなる傾向にあります。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部