更新日: 2023.06.15 年収
「月5万円」を10年間運用するとどうなる? 利率「0.001%~10%」で比較
本記事では、月5万円を銀行預金ではなく、投資した際にどれくらいの運用益が出るかについて解説するので、参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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月5万円を継続的に貯金か投資した場合の推移
月5万円を継続的に貯金か投資した場合の推移について解説しますが、貯金の場合は金利はゆうちょ銀行の0.001%を基準として、投資の場合は2%・5%・10%を基準としシミュレーションします。
複利での計算を採用しているため、期間が長くなれば長くなるほど利益は大きくなる可能性が高いのが特徴です。詳しい内容は図表1のとおりです。
図表1
利率0.001% | 利率2% | 利率5% | 利率10% | |
---|---|---|---|---|
1年後 | 60万3円 | 60万5531円 | 61万3943円 | 62万8278円 |
3年後 | 180万26円 | 185万3505円 | 193万7667円 | 208万9091円 |
5年後 | 300万74円 | 315万2368円 | 340万304円 | 387万1854円 |
7年後 | 420万145円 | 450万4193円 | 501万6433円 | 604万7521円 |
10年後 | 600万298円 | 663万5983円 | 776万4114円 | 1024万2249円 |
金融庁 資産運用シミュレーションを基に作成
それぞれの利率での運用を確認してみると、最終的には大きな違いが生まれます。銀行預金で10年間預けても利益としては微々たるものですが、仮に10%で10年間運用できたとしたら、400万円以上の運用益が生まれます。将来的に安定した老後を送りたいと考えているなら、1つの方法として投資を視野に入れて考えるのはおすすめです。
しかし、投資では安定した利率を毎年出せる保証はなく、10%を超える利率がある年やまったく利率が出ない年までさまざまな場合が考えられます。注意点としては、投資は短期的にマイナスになってしまうケースは少なくありませんから、中長期的な目線で進める意識が重要だということです。
投資は自己責任でおこなう
投資は元本割れを起こしてしまう可能性も考えられるため、あくまでも自己責任でおこなうのが前提です。投資はある程度のリスクがあるため、投資する前にはマイナスになってしまう可能性も考えておくことが大切です。投資は生活費をすべて投入しておこなうのはリスクが高く、基本的には生活余剰金で進めるようにしましょう。
また、近年ではさまざまな金融機関が投資商品を取り扱っているので、商品ごとの特徴について把握してから投資しましょう。元本割れが起こるのを避けたいと考えているなら、投資は止めて銀行預金をしたほうがいいかもしれません。銀行預金は元本割れを起こさないので、安定した資産計画を立てたいならおすすめです。
まとめ
月5万円を積み立てていくと考えているなら銀行預金よりも投資したほうが金額は大きくなる可能性があり資産形成の方法として投資は注目されています。しかし、投資はどうしてもリスクがあるため、実際に始める前に内容についてしっかり確認しておきましょう。
投資は、あくまでも余裕を持った状態でおこない、日常生活に負担がかからないことが大切です。無理をしないことを意識し、中長期的な目線でおこないましょう。
出典
金融庁 資産運用シミュレーション
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー