更新日: 2023.06.15 年収

「月5万円」を10年間運用するとどうなる? 利率「0.001%~10%」で比較

「月5万円」を10年間運用するとどうなる? 利率「0.001%~10%」で比較
近年では、iDeCoやつみたてNISAなどさまざまな制度の出現によって、以前よりも投資が一般的になりました。しかし、実際に投資しても利益が出るかどうかについてわからないため、なかなか投資に踏み切れないと考えている人も少なくありません。また、日本では昔から銀行預金が主であるため、現在でも銀行預金で貯蓄している人も多いです。
 
本記事では、月5万円を銀行預金ではなく、投資した際にどれくらいの運用益が出るかについて解説するので、参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

月5万円を継続的に貯金か投資した場合の推移

月5万円を継続的に貯金か投資した場合の推移について解説しますが、貯金の場合は金利はゆうちょ銀行の0.001%を基準として、投資の場合は2%・5%・10%を基準としシミュレーションします。
 
複利での計算を採用しているため、期間が長くなれば長くなるほど利益は大きくなる可能性が高いのが特徴です。詳しい内容は図表1のとおりです。
 
図表1
 

利率0.001% 利率2% 利率5% 利率10%
1年後 60万3円 60万5531円 61万3943円 62万8278円
3年後 180万26円 185万3505円 193万7667円 208万9091円
5年後 300万74円 315万2368円 340万304円 387万1854円
7年後 420万145円 450万4193円 501万6433円 604万7521円
10年後 600万298円 663万5983円 776万4114円 1024万2249円

 
金融庁 資産運用シミュレーションを基に作成
 
それぞれの利率での運用を確認してみると、最終的には大きな違いが生まれます。銀行預金で10年間預けても利益としては微々たるものですが、仮に10%で10年間運用できたとしたら、400万円以上の運用益が生まれます。将来的に安定した老後を送りたいと考えているなら、1つの方法として投資を視野に入れて考えるのはおすすめです。
 
しかし、投資では安定した利率を毎年出せる保証はなく、10%を超える利率がある年やまったく利率が出ない年までさまざまな場合が考えられます。注意点としては、投資は短期的にマイナスになってしまうケースは少なくありませんから、中長期的な目線で進める意識が重要だということです。
 

投資は自己責任でおこなう

投資は元本割れを起こしてしまう可能性も考えられるため、あくまでも自己責任でおこなうのが前提です。投資はある程度のリスクがあるため、投資する前にはマイナスになってしまう可能性も考えておくことが大切です。投資は生活費をすべて投入しておこなうのはリスクが高く、基本的には生活余剰金で進めるようにしましょう。
 
また、近年ではさまざまな金融機関が投資商品を取り扱っているので、商品ごとの特徴について把握してから投資しましょう。元本割れが起こるのを避けたいと考えているなら、投資は止めて銀行預金をしたほうがいいかもしれません。銀行預金は元本割れを起こさないので、安定した資産計画を立てたいならおすすめです。
 

まとめ

月5万円を積み立てていくと考えているなら銀行預金よりも投資したほうが金額は大きくなる可能性があり資産形成の方法として投資は注目されています。しかし、投資はどうしてもリスクがあるため、実際に始める前に内容についてしっかり確認しておきましょう。
 
投資は、あくまでも余裕を持った状態でおこない、日常生活に負担がかからないことが大切です。無理をしないことを意識し、中長期的な目線でおこないましょう。
 

出典

金融庁 資産運用シミュレーション

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集