更新日: 2023.06.20 年収

32歳、夏のボーナスは「45万円」でした。平均と比べて少ないですか?

32歳、夏のボーナスは「45万円」でした。平均と比べて少ないですか?
ボーナスは、毎月の給与とはまた異なる楽しみや喜びをもたらしてくれるものです。絶対ではありませんが、一般的な企業では夏季と年末にボーナスが支給されます。
 
もちろん、ボーナスの有無や支給額は企業ごとに異なるでしょう。今回は、32歳の会社員が6月に夏のボーナスとして45万円支給された場合を例としてあげ、平均と比べて多いか少ないか、考えます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

2022年夏のボーナスの平均支給額

厚生労働省が実施する「毎月勤労統計調査」では、特別集計としてボーナスのデータが発表されることがあります。それによると、2022年の夏季ボーナスの平均支給額は約38万9000円という結果でした。
 
また、パーソルキャリア株式会社の運営する転職サイト「doda(デューダ)」では、1万5000人を対象としてボーナス支給額の実態調査を実施しています。
 
同調査結果によると、2022年の夏季ボーナスの平均支給額は50万1000円です。厚生労働省の統計調査結果とは10万円以上の差がありますが、おおむね、40~50万円ほどの支給額ととらえて問題ないでしょう。ボーナスの支給額が45万円の場合、平均的な水準といえます。
 

・夏のボーナスの多い産業

厚生労働省の「毎月勤労統計調査」によると、2022年の夏季ボーナスの支給額がもっとも多かった産業は「電気・ガス業」で、約77万3000円でした。
 
つづいて、約68万7000円の「情報通信業」、約66万円の「学術研究等」、約64万5000円の「金融業・保険業」となっています。
 
また、同年の夏季ボーナスの少なかった産業は、約6万4000円の「飲食サービス業等」、約15万8000円の「生活関連サービス等」、約27万5000円の「医療・福祉」などです。携わる産業によっても、多いか少ないかは変わってくるでしょう。
 

・事業規模とも相関関係のあるボーナス支給額

同調査結果をみると、事業規模が大きいほどボーナスの支給額が増える傾向があることもうかがえます。500人以上規模の企業における2022年の夏季ボーナスの平均支給額は、約67万4000円でした。
 
100~499人では約44万1000円、30~99人では約33万7000円、5~29人では約26万4000円となっています。産業同様、事業規模にも目を向けながら比較する必要がありそうです。
 

公式サイトで申し込み

【PR】みずほ銀行カードローン

mizuho

おすすめポイント

・<金利年2.0%~14.0%
・ご利用限度額は10万円から最大800万円
・さらに入会金・年会費は無料!24時間、WEB申込受付中!

融資上限額 金利 審査時間
最大800万円 年2.0%~14.0%※1 最短当日
融資まで 来店
最短当日 -
※1 住宅ローンのご利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。

30代夏のボーナスの平均支給額は?

転職サイト「doda」のボーナスに関する実態調査からは、年代別の平均支給額の把握が可能です。これによると、2022年の夏季ボーナスにおいて、30代の平均支給額は47万5000円という結果でした。
 
ちなみに、20代は33万5000円、40代は52万1000円、50代は60万5000円となっています。32歳で夏のボーナス支給額が45万円の場合、同調査によれば、平均とほぼ変わらないか、少し低い程度ということになります。
 
こうした数字は、調査元や調査の方法・対象により上下する可能性が否定できません。また、厚生労働省の「毎月勤労統計調査」によれば、そもそも、夏季ボーナスを支給している事業所は全体の66.8%にとどまります。
 
30%以上の企業が夏季ボーナスを支給していない現実を考慮すれば、45万円という支給額は決して悪いとはいえないでしょう。
 

夏季ボーナスは平均との比較だけではなく、支給の有無も重要

調査の方法や対象により差は生じるものの、2022年の夏季ボーナスの平均支給額は40~50万円程度でした。30代で45万円の支給額であれば、平均的といえます。
 
しかし、夏季ボーナスを支給した企業は全体の70%にも届きません。支給されたのであれば、それだけで恵まれた環境にいるともいえそうです。金額に一喜一憂するよりも、与えられた環境や仕事へのやりがい、福利厚生などとのバランスにも目を向けてみるとよいでしょう。
 

出典

厚生労働省 毎月勤労統計調査 令和4年9月分結果速報等
doda ボーナス平均支給額の実態調査【最新版】(冬・夏、年代別、職種別の賞与)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集