更新日: 2023.08.07 年収

年収が低いと結婚できない…?相手に求める「年収」と結婚生活で実際に「必要なお金」とは

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

年収が低いと結婚できない…?相手に求める「年収」と結婚生活で実際に「必要なお金」とは
結婚を考えたときに、相手に求める条件はさまざまです。あげられる条件として、多いものの一つに年収があります。年収が高い人と結婚したいと、考えている人もいるのではないでしょうか。内閣府が実施した「少子化社会対策に関する意識調査」でも、ある程度の年収を求めている人が多いとの結果が出ました。
 
しかし、実際の結婚生活で必要とされる費用は、求められている年収よりも低い場合もあります。
 
今回は、結婚相手に求める年収と、実際に必要な費用について解説します。
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相手に求める年収は?

2018年に、内閣府が、20~59歳の男女およそ1万2000人にアンケート調査した「少子化社会対策に関する意識調査」によると、女性が結婚相手に求める年収で、最も割合が多いのは、400万~500万円でした。男性が結婚相手に求める年収で、最も割合が多いのは、200万~300万円でした。
 
一方、同調査によると、実際の年収で最も多い割合は、男女ともに100万円未満で、2番目に多い割合は、男性が300万~400万円、女性が200万~300万円でした。
 
実際の年収と、相手に求める年収には、差があることが分かります。
 

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結婚生活で実際に必要な費用

結婚生活では、家賃や光熱費などの固定費や、食費や娯楽などの変動費、貯金のためのお金が必要です。必要な費用は、地域やライフスタイルによっても変わります。
 

生活費

総務省統計局によると、2023年5月期で、二人以上の世帯の平均支出は28万6443円です。なお、この金額には食費や光熱費だけでなく、住居費も含まれています。
 
平均支出をもとにすると、1年の生活費は、28万6443円×12ヶ月=343万7316円が必要です。共働きする人も多いことから、二人で月額29万円ほど、年間344万円ほどを、賄えればよいことになります。
 

貯金

貯金は、年収の15〜20%が目安といわれています。年収が300万円で、15%貯金する場合は、300万円×0.15=45万円になります。
 
例えば共働きで、夫が年収300万円、妻が年収200万円だとします。二人の年収を合わせると、世帯の年収は500万円になります。
 
さらに手取りは、収入の8割ほどとされていますので、500万円×0.8=400万円が、世帯の手取り年収、400万円÷12ヶ月=約33万3000円が、手取り月額となります。
 
貯金の目安を収入の15%とすると、世帯年収500万円×0.15=75万円、月額は75万円÷12ヶ月=6万2500円になります。
 
先に述べた、必要な生活費として考えられる月額29万円と合わせると、月額35万円ほどあれば、貯金を含めても足りる計算です。また、貯金額はあくまでも目安ですので、状況に応じて変えられます。つまり、冒頭で説明した、求める年収で、割合の最も多かった400万~500万円より年収が低くても、結婚生活は可能です。
 

年収以外で結婚相手に求められるもの

経済的なこと以外では、価値観が合うことや誠実さ、優しさがあることなども重要視されます。
 
2021年に実施された、一般社団法人日本リレーションシップ協会による「結婚相手に求める条件とパートナーの年収」アンケート調査によると、結婚相手に求める3条件のうち、2位と3位は、既婚者・未婚者ともに価値観と人柄でした。
 
また同年に、株式会社Parasolが運営するオンライン婚活サービス「ヒトオシ」で実施された「結婚相手に求めるもの」アンケート調査では、結婚相手に求めるものとして、男女ともに、上位5位内に、思いやりや気遣い、話し合いができることがランクインしました。
 
結婚には年収だけではなく、性格や、互いに理解しあえることも大切なようです。
 

結婚において年収も大事だが、性格や価値観も大事

結婚相手に高い年収を求める人もいますが、実際には、その金額より年収が低くても、生活は問題なくできます。結婚するには、年収だけではなく、互いの性格や理解の度合いなども大切になります。
 

出典

内閣府 令和元年版 少子化社会対策白書 第1部 少子化対策の現状(第1章 6)
総務省 家計調査報告-2023年(令和5年)5月分-
一般社団法人 日本リレーションシップ協会 「結婚相手に求める条件とパートナーの年収」アンケート調査 (PR TIMES) 
株式会社Parasol ヒトオシ 「結婚相手に求めるもの」アンケート調査 (PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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