年収500万円、貯蓄はほぼありませんがマイホームが欲しいです…「頭金」が払えないなら諦めたほうがいいですか?
配信日: 2023.09.23 更新日: 2023.09.25
マイホームを購入する際には、必ずしも、頭金を払わなければいけないという決まりはありません。
そこで今回は、子育て世代と、年収別の住宅購入事情についてまとめ、頭金なしの住宅購入についてもまとめました。持ち家を検討中の人は、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
子育て世代が持ち家を購入している割合は6割以上
株式会社小学館が運営するウェブメディア「HugKum」の調査では、子育て世代の世帯年収で、最も多かったのは500万~600万円であり、持ち家を購入済みの家庭は6割以上とのこと。持ち家は、「一戸建て」と「マンションなどの集合住宅」に分けられ、それぞれの内訳は、一戸建てが53.6%、集合住宅が14.4%でした。
子どもが生まれて家族が増えることは、人生において大きなライフイベントですので、持ち家を検討するきっかけになるのかもしれません。
年収によって物件価格にどれほどの違いが見られるのか
持ち家を購入する際に、年収によって、物件価格にどれほどの違いが見られるのでしょうか。
株式会社りそなホールディングスの調査によると、初めて購入した住宅の物件価格で、最も多かったのは、3000万円超~4000万円以下(32.6%)でした。
世帯年収別に見てみると、世帯年収が500万円未満では「3000万円以下」の物件が、世帯年収500万円~700万円未満では「3000万円超~4000万円以下」の物件が、世帯年収700万円~1000万円未満では「3000万円超~4000万円以下」の物件が、世帯年収が1000万円以上では「4000万円超~5000万円以下」の物件が最も多く購入されていることが分かりました。
世帯年収のおよそ4~6倍の物件を購入していることが、結果からうかがえます。
頭金がないとマイホームは購入できないのか
りそなホールディングスの同調査では、住宅購入時の自己資金割合についての結果も出ています。「自己資金1割未満」の家庭が25.8%で最も多く、次いで「自己資金は無い(24.6%)、「自己資金1割以上2割未満(18.6%)」と続きます。
世帯年収が1000万円以上でも、自己資金を用意せずに住宅を購入しているご家庭も見られることから、年収にかかわらず、自己資金がなくても、住宅購入に踏み切る家庭が多いことが明らかとなりました。
実際に、頭金として自己資金を用意していなくても、住宅購入(住宅ローンの借り入れ)は可能です。マイホームの購入前に、自分たちの年収でいくらの住宅が購入できるのか、どれほどのローンが組めるのかを、シミュレーションしてみましょう。
頭金がなくてもマイホーム購入は可能 自分たちに合った住宅を選ぼう
頭金としての自己資金がなくても、住宅の購入は可能です。
子どもが生まれて、マイホームの購入を検討しているご家庭ならば、自分たちの年収に合った住宅費用や住宅ローンを、事前に確認しておくことが大切です。身の丈に合った住宅でないと、後々ローンの返済などが、大きな負担となる可能性があります。
ライフスタイルや自分たちの価値観に合わせて、住宅環境を選択しましょう。
出典
株式会社小学館 HugKum 【緊急調査】子育て世代のお金事情|年収や貯蓄、食費はいくら?教育費や保険はどうしてる?
株式会社りそな銀行 年収別でみる住宅購入事情を調査!
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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