更新日: 2023.11.17 年収

プロ野球で「年俸」が一番高いポジションは? セ・パ両リーグ平均では「捕手」がもっとも低いという結果に

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

プロ野球で「年俸」が一番高いポジションは? セ・パ両リーグ平均では「捕手」がもっとも低いという結果に
プロ野球は国内でも人気スポーツとして多くの人に親しまれており、一流選手になれば年俸は億を超えるケースも少なくありません。しかし、プロ野球選手といっても年俸はピンキリなので、選手によっては一般的な会社員と同じくらいの場合もあります。
 
本記事では、そんな気になるプロ野球選手のポジション別の年俸について解説するので、気になる人は参考にしてみてください。
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日本プロ野球選手会が年俸を発表している

日本プロ野球選手会が2023年シーズンにおける投手・捕手・内野手・外野手の4つに分けて、平均年俸を発表しています。また、それぞれのポジションにおける最高平均年俸のチームと最低平均年俸のチームについても図表1にまとめているため、参考にしてみてください。
 
図表1

投手 捕手 内野手 外野手
パ・リーグ
平均年俸
4383万円 3501万円 4618万円 4631万円
セ・リーグ
平均年俸
4345万円 3390万円 5416万円 4662万円
両リーグ
平均年俸
4364万円 3446万円 5029万円 4645万円
最高平均年棒 ソフトバンク
6726万円
オリックス
8633万円
巨人
8684万円
ソフトバンク
1億1360万円
最低平均年俸 日本ハム
2923万円
西武
1367万円
中日
1861万円
オリックス
2530万円

日本プロ野球選手会 年俸調査結果の発表 支配下公示及びポジション別を基に作成
 
発表されている年俸を確認してみると、両リーグ平均年俸は内野手が一番高く、捕手が一番低いことがわかります。注意点としてはそれぞれの平均年俸はあくまでも平均なので、球団によっては平均を大きく下回っていたり、上回っていたりするケースもある点です。
 
例えば、FA選手やスター選手が多いチームは平均年俸が高くなる傾向が挙げられ、オリックスの捕手の最高平均年棒が顕著な例といえます。
 
オリックスにはFA移籍した森友哉選手が在籍しており、年俸は4年総額18億円(単年4億5000万円)以上と、一人で大きくオリックス捕手の平均年俸を高めているといえるでしょう。反対に以前までレギュラー捕手として森選手が在籍していた西武は次世代捕手を育成中のため、捕手の平均年俸が全球団最低となっているようです。
 
他にも、若手を中心として起用しているチームは平均年俸が低く、ベテラン選手を多く起用しているチームは平均年棒が高くなりやすいです。また、昨年度の成績を基に年俸は決定されているため、来シーズンになると平均年俸は変動します。
 

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活躍できないと大減俸もあり得る世界

プロ野球選手として大金を得るためにも毎年コンスタントに成績を残す必要があり、一年だけ大活躍できても年俸が億を超えるのは難しいといえます。
 
また、活躍できないと大減俸もあり得る世界であり、選手によっては数億円ダウンの提示を受けた例もあります。実力の世界なので活躍できると年俸が上がって、活躍できないと年俸が下がる弱肉強食といえるでしょう。
 
ただし、選手の生活を守るためにも日本プロフェッショナル野球協約2022の第92条によって、年俸の減俸制限が定められています。年俸が1億円以上の選手は年俸の40%、年俸が1億円未満の選手は年俸の25%までしか減俸できません。しかし、選手が同意するなら減額制限はなくなるため、減額制限を超える減俸も可能です。
 

まとめ

プロ野球選手は華やかな舞台で活躍している選手がいる一方で、スポットが当たらずに引退していく選手も多い世界です。平均年俸だけを確認すると一般的な会社員よりも多く稼いでいるように感じますが、選手によってはかなり低い年俸で、数年程度で戦力外とされるケースも少なくありません。
 
そうしたリスクを考慮しても、一流選手になると数千万円から数億円の年俸が手に入る夢のある職業であり、日本中を勇気づけて盛り上げる素晴らしい仕事といえます。
 

出典

日本プロ野球選手会 年俸調査結果の発表 支配下公示及びポジション別
日本プロ野球選手会 日本プロフェッショナル野球協約 2022年度版
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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