更新日: 2024.03.29 年収
40代の「平均年収」っていくらですか? 周囲に「800万円くらい」という人が多いのですが、さすがに高すぎますよね…?
本記事では、「40代の平均年収」と「平均給与が高い業種ランキング」、「40代の平均貯蓄額」についても解説していきます。40代の年収や貯蓄額が気になる人はぜひ参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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40代の平均年収とは?
令和4年の国税庁による調査結果によると、40代の平均年収は図表1の通りです。
図表1
国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査より筆者作成
図表1を見ると、40代の男女の平均年収は500万円前後となっています。年収800万円の場合、40代の平均年収を大きく上回っているといえるでしょう。ちなみに日本の平均給与は458万円で、年収800万円以上の人の割合は給与所得者全体の10.9%しかおらず、年収が高い部類に入るといえるでしょう。
平均給与が多い業種は何?
40代の平均給与が500万円前後ということがわかりましたが、どの業種の給与が高いのかを知りたい人もいるでしょう。国税庁のデータによると、業種別の平均給与上位3つは図表2の通りです。
図表2
国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査より筆者作成
図表2を見ると、「電気・ガス・熱供給・水道業」のインフラに関わる業種の年収が圧倒的に高く、2位の「金融業・保険業」と比べても約90万円の差があります。一方、最も平均年収が低い業種は「宿泊業・飲食サービス業」で、その額は268万円となっています。
「電気・ガス・熱供給・水道業」と比べると、約500万円近く低くなっています。雇用形態や勤務年数といった条件で年収は変わりますが、業種によって年収の差があることがわかります。
40代の平均貯蓄額とは?
40代の平均貯蓄額についても、金融広報中央委員会のデータをもとに見ていきましょう。
図表3
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]各種分類別データ(令和5年)」より筆者作成
同データによると、40代の金融資産保有世帯の平均貯蓄額は「1236万円」で、中央値は「500万円」です。平均値は少数の異常値の影響を強く受けてしまうため、中央値がより現実に近い数値と思ってよいでしょう。
一方で、40代で金融資産を保有していない割合は26.8%となっています。貯蓄をしている人(中央値500万円)としていない人では約500万円の差があることを考えると、40代で貯蓄をしていない人は固定費などの支出を削減し、早急に貯蓄に回す割合を増やすようにしたほうがよいでしょう。
40代男女の平均年収は約500万円!
ここまで見てきた通り、40代の平均年収は男性で約630万円、女性で約340万円、男女計で約500万円となっています。また金融資産を保有する40代の貯蓄額の中央値は500万円となっており、40代で目指すべき一つの目安といえそうです。
今回の平均年収や貯蓄額のデータをもとに、自分の年収や貯蓄額と比較し、収入や支出の見直しをする機会にするとよいでしょう。
出典
国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査
金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年以降)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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