更新日: 2024.03.31 年収

34歳で「年収600万円」、自分より高年収の相手を望むのは「高望み」ですか? いっそ1人で生きていくのもアリでしょうか? 老後も考え悩んでいます…

34歳で「年収600万円」、自分より高年収の相手を望むのは「高望み」ですか? いっそ1人で生きていくのもアリでしょうか? 老後も考え悩んでいます…
将来のパートナーに自分より高い年収を望むのは、安定した暮らしを目指すうえでごく普通のことといえます。特に女性の場合、出産や子育てなどでライフスタイルが変化し、現在の年収が保てなくなることもあるので、相手がどれくらいの年収を得ているかは重要な問題になるでしょう。
 
転職サイトdodaによると、日本におけるビジネスパーソン全体の平均年収は約414万円ですので、年収600万円超となると相手候補は少ないかもしれません。無理に相手を探すより、生涯独身ならお金も自由に使えて気楽だと考える人もいるでしょう。
 
本記事では、30代で年収600万円を超える人がどの程度いるのか、年収600万円の人の将来の年金額、単身と夫婦で老後の生活費はどれくらい違うかなどについて解説します。
根本由佳

執筆者:根本由佳(ねもと ゆか)

FP2級、中小企業診断士

34歳で年収600万円超は全体の2割未満

転職サイトdodaの「平均年収ランキング(年齢・年代別の年収情報)」(2022年9月~2023年8月調査)によると、34歳の平均年収は447万円です。
 
また30代で600万円以上の年収を得ている人は全体の17.5%です。5~6人に1人くらいの割合なので、相手として探すことは不可能ではありませんが、簡単なことでもないようです。ちなみに34歳の男女別の平均年収は、男性は492万円、女性は384万円となっており、女性で年収600万円であればかなりの高年収と言えます。
 

【PR】おすすめの住宅ローン

auじぶん銀行

au-bank
おすすめポイント

・がん診断保障に全疾病保障を追加
・住宅ローン人気ランキングNo.1!

変動
0.179 %

※住宅ローン金利優遇割最大適用後の変動金利(全期間引き下げプラン)
※新規借入れ
当初10年固定
%

※当初期間引下げプラン
当初20年固定
%

※当初期間引下げプラン
詳しくはこちら

【auじぶん銀行の注意事項】
※金利プランは「当初期間引下げプラン」「全期間引下げプラン」の2種類からお選びいただけます。
ただし、審査の結果保証会社をご利用いただく場合は「保証付金利プラン」となり、金利タイプをご選択いただけません。

※固定金利特約は2年、3年、5年、10年、15年、20年、30年、35年からお選びいただけます(保証付金利プランとなる場合は、3年、5年、10年に限定されます)。
金利タイプを組合わせてお借入れいただくことができるミックス(金利タイプ数2本)もご用意しています。 お申込みの際にご決定いただきます。

※ただし、審査の結果金利プランが保証付金利プランとなる場合、ミックスはご利用いただけません。

※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます

・変動金利について
※2024年7月現在・本金利プランに住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利です。
※J:COM NET優遇割・J:COM TV優遇割は戸建のみ対象
※ J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始となります。

年収600万円なら想定年金は月額17万5870円

仮に年収600万円が退職まで続いたとして、65歳以降に受け取れる月額の年金を試算すると、月額で17万5870円となります(老齢基礎年金満額79万5000円+老齢厚生年金の加入期間40年で年収÷12×5.481/1000×加入期間月数480月で計算)。共働き夫婦の場合(年収600万円と年収400万円で試算)、2人分の年金は月額で約31万5000円となるでしょう。
 

年金だけで老後は安泰? 独身・夫婦の場合

総務省の「家計調査年報(家計収支編)2022年(令和4年)」によると、65歳以上の単身者で無職者の1か月あたり平均消費支出は14万3139円、非消費支出は1万2356円です。前述の、年収600万円の場合の年金試算額から支出を差し引くと、17万5870円-15万5495円=2万375円となり、生活費以外に使える資金は2万円程度という計算になります。
 
一方、65歳以上の無職の夫婦の1か月あたりの平均消費支出は23万6696円、非消費支出は3万1812円なので、共働き夫婦(年収600万円と年収400万円)の年金試算額から支出を差し引くと、31万5000円-26万8508円=4万6492円となり、1人あたり2万3246円になります。つまり生活費以外の資金は単身者より夫婦のほうが若干多くなります。
 
以上の生活費は飲食費や住居費などで、予期せぬけがや病気の医療費、旅行や趣味などにかかる費用は含まれません。また平均住居費については1万3000円~1万6000円程度となっていることから、多くは持ち家と想定できます。
 
もし賃貸に住むなら毎月の家賃などより負担が大きくなります。いずれにせよ、年金でまかなえるのはほぼ生活費であり、それ以外の支出は退職金や現役時代の貯蓄などを取り崩すことになりそうです。
 

まとめ

年収600万円で、自分より高年収の相手を探すのは不可能ではありません。しかし、相手選びは年収だけでなく価値観や相性などにもよる部分もあることを考えると、簡単なことでもないようです。また生涯独身であっても老後の暮らしが安泰というわけでもありません。
 
大切なのは、1人がいいのか、パートナーがいたほうがいいのか、どう生きるのが自分に一番合っているのか明確にすることです。そしてどちらを選ぶにせよ、計画的な貯蓄など老後の資金対策はしっかり行っておくことが大切です。
 

出典

パーソルキャリア株式会社  平均年収ランキング(年齢・年代別の年収情報)
総務省 家計調査年報(家計収支編)2022年(令和4年)
 
執筆者:根本由佳
FP2級、中小企業診断士

ライターさん募集