更新日: 2024.04.23 年収

夫婦で無理して世帯年収「1200万円」を目指していますが、世帯年収「800万円」くらいの方が生活にゆとりがありますか?

夫婦で無理して世帯年収「1200万円」を目指していますが、世帯年収「800万円」くらいの方が生活にゆとりがありますか?
世帯年収について、例えば夫婦一方の収入が高めのとき、もう一方がより多く稼げばもっと生活が楽になるのでは? と考えることはないでしょうか。しかし同時に、頑張って世帯年収を上げても、その分税負担が重くなり、かえって生活がきつくなるのでは? と懸念を抱く方もいらっしゃるでしょう。
 
そこで今回は、「夫婦で無理して世帯年収1200万円とした場合」と「余裕をもって世帯年収800万円とした場合」、どちらにゆとりがあるのかを考えてみました。
柘植輝

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

行政書士
 
◆お問い合わせはこちら
https://www.secure-cloud.jp/sf/1611279407LKVRaLQD/

2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

金銭的なゆとりなら世帯年収1200万円がよい

もし、金銭的なゆとりを求めているのであれば、頑張って世帯年収1200万円を目指す方がよいでしょう。
 
夫婦が共にフルタイムで働くのか、それともどちらかが扶養内で働くのか、といった働き方にもよりますが、基本的に収入が高い方が手取りも多くなり、家計にゆとりが生まれます。
 
単純に世帯年収の8割が手取りと考えると、世帯年収800万円の場合、手取りは640万円となります。
 
それに対し、世帯年収1200万円の場合は手取りが960万円となります。児童手当の所得制限が適用される可能性があるなど、デメリットも考えられますが、その場合でも年320万円もの差が覆ることはそうそう起こらないでしょう。
 
よって、金銭的なゆとりを重視するのであれば、「世帯年収1200万円」を目指すことをおすすめします。
 

【PR】おすすめの住宅ローン

auじぶん銀行

au-bank
おすすめポイント

・がん診断保障に全疾病保障を追加
・住宅ローン人気ランキングNo.1!

変動
0.179 %

※住宅ローン金利優遇割最大適用後の変動金利(全期間引き下げプラン)
※新規借入れ
当初10年固定
%

※当初期間引下げプラン
当初20年固定
%

※当初期間引下げプラン
詳しくはこちら

【auじぶん銀行の注意事項】
※金利プランは「当初期間引下げプラン」「全期間引下げプラン」の2種類からお選びいただけます。
ただし、審査の結果保証会社をご利用いただく場合は「保証付金利プラン」となり、金利タイプをご選択いただけません。

※固定金利特約は2年、3年、5年、10年、15年、20年、30年、35年からお選びいただけます(保証付金利プランとなる場合は、3年、5年、10年に限定されます)。
金利タイプを組合わせてお借入れいただくことができるミックス(金利タイプ数2本)もご用意しています。 お申込みの際にご決定いただきます。

※ただし、審査の結果金利プランが保証付金利プランとなる場合、ミックスはご利用いただけません。

※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます

・変動金利について
※2024年7月現在・本金利プランに住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利です。
※J:COM NET優遇割・J:COM TV優遇割は戸建のみ対象
※ J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始となります。

手取り割合なら世帯年収800万円がよい

もし、年収に対する手取りの割合が高くなることを求めているのであれば、世帯年収は800万円とし、働き方を工夫してみるとよいでしょう。
 
年収の8割が手取りと仮定すると、夫婦2人が共に頑張って世帯年収1200万円を目指した場合、おそらくそれぞれの年収の8割が手取りになるかと思われます。
 
しかし、夫婦2人で世帯年収800万円とし、片方が年収700万円、もう片方が扶養内で年収100万円という働き方をした場合、年収700万円の手取りは8割の560万円となりますが、扶養内の年収100万円はそれが丸々手取りとなり、世帯年収に対する手取りの割合が若干高くなります。
 
割合だけ見れば天地がひっくり返るほど大きく変わるというものでもありませんが、金額で見れば10万、20万円単位で手取り額が変わることもあります。よって、年収に対する手取りの割合を重視するのであれば、「世帯年収800万円」としておくことをおすすめします。
 

時間のゆとりなら世帯年収800万円の方がよい可能性が高い

もし、時間的なゆとりを求めているのであれば、世帯年収800万円にとどめておく方がよいかもしれません。
 
例えば、世帯年収1200万円を目指し、夫婦それぞれが年収600万円ずつ稼ぐという場合、基本的にはどちらもフルタイムで働くことになるでしょう。
 
しかし、世帯年収を800万円とし、片方が年収700万円、もう片方が年収100万円を稼ぐという場合、基本的にフルタイムで働くのは年収700万円の方のみでよいことになると思われます。年収100万円の方は、週3から4日程度、1日数時間で実現できることもあり、余裕が生まれます。お互いに協力することで、夫婦ともに時間的なゆとりを確保することが可能になるでしょう。
 
よって、時間的なゆとりを重視するのであれば、「世帯年収800万円」に抑えておくことをおすすめします。
 

まとめ

何を重視するかによって、世帯年収1200万円と世帯年収800万円のどちらが「生活にゆとりがある」かは変わっていきます。扶養家族の人数やお金を必要とする理由など、個別の事情も含めていくと、さらに結論は変わっていくでしょう。
 
もし、世帯年収をどの程度にすべきか悩むようでしたら、金銭面や時間面含め、総合的な観点から考えていくことをおすすめします。
 
執筆者:柘植輝
行政書士

ライターさん募集