更新日: 2024.05.01 年収
日本で「年収1000万円超」の人は実際どれくらい? 一番多いのは「年収300万円台」という結果に!
本記事では国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」を基に、年収1000万円を超える人の割合や、一番割合が多い年収などについて解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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会社員の平均年収は458万円
国税庁によると、給与所得者の2022年の平均年収は男性が563万円、女性が314万円、全体では458万円です。
それでは、その中でどれくらいの人が年収1000万円を超えているのか見ていきましょう。
年収1000万円超の人は5%程度
国税庁の調査による年収区分ごとの割合は図表1のとおりです。
図表1
国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査を基に作成
このように、年収が1000万円を超えるのは、男性で8.4%、女性で1.5%、合計で5.4%しかいません。年収が1000万円を超える人は20人に1人程度ですので、かなり少ないといえるでしょう。
一番割合が多い年収は300万円超400万円以下
最初に給与所得者の平均年収は男性が563万円、女性が314万円、全体では458万円と説明しました。そのため、なんとなくこれくらいの水準の人が一番多い気がしますが、前記の年収区分ごとの割合では少し異なります。
男性の場合、平均年収は563万円ですが、一番割合が多い年収区分は400万円超500万円以下です。また女性も平均年収は314万円ですが、一番割合が多い年収区分は100万円超200万円以下で、男女計での平均年収は458万円、一番割合が多い年収区分は300万円超400万円以下です。
これは、平均年収は特に年収が高い人の値の影響を受けやすいことが原因として挙げられ、実態として多くの人は平均年収よりも年収が少ないということを示しています。
まとめ
年収が1000万円を超える人は、男性で8.4%、女性で1.5%、合計で5.4%程度です。ですから、年収1000万円を目指している人にとって簡単に手が届く目標とはいえないでしょう。
なお、たとえ年収が1000万円あったとしても、お金の管理はしっかりとする必要があります。今回の記事をきっかけに、自身の毎月の収入や支出を見直してみても良いでしょう。
出典
国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー