年収500万円の夫が「ヴェルファイアを買う」と言ってききません。わが家は「3人家族」ですし、そんなに大きな車でなくても良いですよね? 値段も「600万円」超えと聞きました
配信日: 2024.05.19 更新日: 2024.05.20
そこで本記事では年収500万円、3人家族でトヨタヴェルファイアを買う、といったケースを想定して考えていきます。
執筆者:宇野源一(うの げんいち)
AFP
ヴェルファイアとはどのような車か
ヴェルファイアはトヨタ自動車が発売する大型ミニバンです。同メーカーではクラウンといった、いわゆる高級車のカテゴリーに位置する、フラッグミニバンとなります。2008年から発売され、多くの人気を得ている車のひとつで、アルファードの兄弟車となっています。
現行モデルのヴェルファイアの価格帯は、2WD車の場合は655万円~870万円と幅広くなっており、最安グレードはガソリンエンジン専用、ハイブリッドモデルもラインアップされています。
年収500万円でヴェルファイアは高すぎる?
今回のケースでは、年収500万円の人が600万円を超えるヴェルファイアを買おうとしています。実際のところ、この年収でヴェルファイアを買うのは厳しいのか、というところが争点になるかと思います。
結論からいえば「家庭による」という答えになります。現金一括で買うのであればそれだけの貯蓄があるのか、購入後に維持できるのか、ということをクリアできれば問題ありません。ローンで買うのであればその世帯ごとの支出を明確にし、ローン返済をしても家計に余裕を持つことができれば購入しても問題ないでしょう。
住んでいる地域によって住居費や食費のウェイトが大きく変わりますし、実家住まいなど住居費が極端に安いもしくはかからない場合であれば、600万円以上もするヴェルファイアを買うことも維持することもできるでしょう。
3人家族でヴェルファイアは大きすぎる?
次の問題は3人家族で7~8人乗りの大きなミニバンは大きすぎるのか、というところです。はたから見れば明らかにオーバースペックに感じてしまうかもしれませんが、3人での移動であってもキャンプなどで常に大荷物を車に積んで移動する場合はヴェルファイアでは荷室スペースが足りないかもしれません。
また世帯人数は3人であっても、休日には友人知人と相乗りしてレジャーに行くことも想定できますし、実家が近ければ祖父母を乗せて出掛けることもあると思います。こういった際には大きな車を買ったとしても宝の持ち腐れにはならないでしょう。
「購入後に維持できるか」も踏まえ考えましょう
何より、夫が買いたい車であるなら、まずは「買って維持ができるか」という点をクリアできさえすれば買っても問題ないでしょう。家計がカツカツで、買った後に維持が困難になってしまうのが明確であるのなら、ヴェルファイアは諦めてその下のクラスのヴォクシーなどを検討するのもひとつの案として考えられます。
出典
トヨタ自動車株式会社 ヴェルファイア
執筆者:宇野源一
AFP