更新日: 2024.08.24 年収
公務員1年目の彼氏はボーナスが「12万円」だったそうです…もしかして民間企業のほうが多くもらっていますか?
そこで今回は、地方公務員と民間企業の会社員の1年目のボーナスを調べてみました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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地方公務員と民間企業の会社員の最初のボーナスはいくらくらい?
公務員になってから楽しみにしていることのひとつにボーナスが挙げられるでしょう。彼氏が地方公務員1年目の場合、最初のボーナスはいくらくらいもらえるのでしょうか。ここでは、地方公務員と民間企業の会社員の最初のボーナス金額についてまとめます。
地方公務員1年目の最初のボーナス金額
地方公務員のボーナスは各自治体の条例によって異なりますが、多くは国家公務員の基準に基づいて支給されているようです。
国家公務員のボーナスは法律で定められていて、人事院の「令和5年 給与勧告の骨子」によると、令和5年度6月期のボーナスは2.20ヶ月分でした。令和6年度からは年間4.50ヶ月分、6月期に2.25ヶ月分、12月期に2.25ヶ月分が支給されることになっています。
例えば新潟県では令和6年度の6月期に2.25ヶ月分が支給されていて、国家公務員と同じ基準であることが分かります。
在職期間が6ヶ月に満たない場合は、ボーナスが全額支給されるわけではなく、期間に応じて割合が定められています。人事院規則九―四〇によれば、4月に入職した新卒公務員の場合は、2ヶ月以上2ヶ月15日未満に該当し、通常の30%が支給されます。
総務省の「令和5年地方公務員給与実態調査結果の状況」によると、男性の地方公務員で経験年数1年未満の平均給料月額は以下の通りです。
・学歴計:18万4907円
・大学卒業:19万1427円
・高校卒業:15万8030円
これを基に令和6年夏のボーナスを計算すると、以下の通りです。
・学歴計:およそ12万4812円(41万6041円の30%)
・大学卒業:およそ12万9213円(43万711円の30%)
・高校卒業:およそ10万6670円(35万5568円の30%)
地方公務員1年目の彼氏のボーナスが12万円であった場合、平均的であることが分かります。
民間企業の会社員の最初のボーナス金額と比較
民間企業の会社員の場合は、公務員と違ってボーナス支給の有無や金額は会社によって異なります。産労総合研究所の「2023年度決定初任給調査」によると、新入社員の夏のボーナスを支給する企業は86.1%、支給しない企業は8.9%であったとのことです。支給されたボーナスの平均金額は以下の通りです。
・大学卒業:9万6732円
・高校卒業:7万9909円
地方公務員1年目の彼氏がもらったボーナス12万円は、一般的な新入社員のボーナス金額よりも若干多いことが分かります。
地方公務員1年目の最初のボーナスは民間と比較して若干多い可能性あり! 2回目以降は満額支給が期待できる
地方公務員1年目の最初のボーナスは通常の30%で、学歴に応じて10万~13万円ほどが支給されると考えられます。民間企業の会社員の場合は会社によって支給の有無や金額が異なり、支給されたとしても1年目の夏は大学卒業で平均9万6732円、高校卒業で平均7万9909円です。
地方公務員のボーナスは2回目以降から満額支給となり、その後も昇給に伴い安定したボーナス支給が期待できます。一般的に業績によってボーナスの支給額が決まる民間企業の会社員と比較して、法律や条例で給与額やボーナスの支給額が定められている公務員は、安定面でメリットがあるといえるでしょう。
出典
人事院 令和5年 給与勧告の骨子
新潟県ホームページ
e-Govポータル法令検索 人事院規則九―四〇(期末手当及び勤勉手当) 第十条(勤勉手当の支給割合)、別表第二(第十条関係)
総務省 令和5年地方公務員給与実態調査結果の状況 第2表の1 団体区分別、男女別、職種別、学歴別、経験年数別職員数及び平均給料月額 都道府県 男 一般行政職(1ページ)
株式会社産労総合研究所 2023年度 決定初任給調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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