更新日: 2024.08.28 年収

これまで実家暮らしだった26歳女性です。年収350万円では「一人暮らし」できないでしょうか?

これまで実家暮らしだった26歳女性です。年収350万円では「一人暮らし」できないでしょうか?
20代後半になり、これまで一度も実家を出ていない方の中で、年収350万円でも無理なく一人暮らししていけるか不安になる方もいるでしょう。
 
今回は一人暮らしをする際にかかる平均支出や、その内訳をまとめました。あわせて、引っ越し時に発生する費用の平均値や、どのくらい貯金があれば安心なのかについてもご紹介します。これから実家を出て一人暮らしを使用と考えているのであれば、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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一人暮らしにかかる平均支出は?

実家から出て一人暮らしをする場合、食費や住居費など、さまざまな支出が発生するようになります。総務省統計局から発表されている「家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、単身世帯で発生する月の平均支出は、16万7620円となっていました。
 
内訳としては食料費が最も多くの割合を占めており、4万6391円となります。次いで住居費の2万3815円となっていますが、賃貸の場合はより金額が高くなるかもしれません。
 
例えば東京都内の場合、家賃が安い地域でも5万円を超えるとされています。女性の場合は、安全面を考慮して、エリアや設備などにこだわる場合もあるでしょう。
 
そのため、平均よりも支出が多くなる可能性を加味しておく必要があると考えられます。年収350万円でボーナスを加味しない場合は、月収に換算すると約29万円となり、そこから税金や社会保険が引かれるはずです。その分を考慮したうえで、収入と支出のバランスを判断しましょう。
 

引っ越し時に発生する費用の平均値

引っ越しをする場合、基本的には引っ越し業者へ依頼することになると思います。その際は業者へ依頼する費用が発生し、移動距離や荷物の多さなどで金額が変動することを覚えておきましょう。なお、単身で引っ越しする場合の費用相場は、3万円~10万円程度のようです。
 
引っ越し費用は、時期によっても変動するとされています。転勤や入学の多い3月~4月は金額も高くなりやすいため、できるだけ避けることをおすすめします。
 

一人暮らしをする際はどのくらい貯金があると安心?

一人暮らしをする場合、引っ越し代や毎月の出費はもちろん、賃貸を借りるための初期費用や家具・家電をそろえる費用が必要になります。これらを考えると、実際に支払わなければならない金額+30万円程度の貯金があると安心でしょう。
 
もちろん、貯金はあればあるほど金銭面の不安を解消できます。また、いくらあればいいかに正解はありません。
 
自分が無理なく生活できるかが重要になるため、引っ越しをする際はあらかじめ収入と支出のシミュレーションをしておきましょう。
 

年収350万円でも十分に一人暮らしできる可能性はある

一人暮らしを始める場合、これまでかからなかった費用を自分で支払う必要が出てきます。その場合であっても、年収350万円であれば十分に一人暮らしできる可能性はあるでしょう。
 
なお、一人暮らしを始める際は、実際にかかる金額や必要な出費をあらかじめ計算しておくことが重要です。事前にシミュレーションしていない場合、思わぬ出費がかさんでしまい、金銭面の負担が増えることもあるため、注意してください。
 

出典

総務省統計局 家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要(15ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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