更新日: 2024.08.29 年収

45歳の高校教師です。同級生が民間企業で「部長」に昇進したのですが、年収はいくら高くなるのでしょうか?

45歳の高校教師です。同級生が民間企業で「部長」に昇進したのですが、年収はいくら高くなるのでしょうか?
同窓会などで同級生と再会すると、周りの人たちの年収が気になる方もいるでしょう。中には役職に就いて高年収を稼いでいる人もいるでしょう。例えば民間企業に就職した高校の同級生が部長に昇進した場合、45歳で高校教師の自分と比較するとどうなのでしょうか。
 
そこで今回は、民間企業で部長になった場合、給料はどれほどアップするかについて調べてみました。45歳の高校教師と部長の平均年収も比較してみましたので参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

民間企業で部長になると給料はどれくらいアップする?

民間企業では、昇進して役職に就くことで大幅な年収アップが期待できます。厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査の概況」によると、役職別の賃金は以下の通りです。
 

・部長(52.8歳):59万6000円
・課長(49.2歳):49万800円
・係長(45.4歳):37万800円
・役職なし(41.2歳):29万1100円

 
同調査によると、課長から部長に昇進すると給料は月額で10万5200円アップすることが分かります。年間で計算すると126万2400円のアップとなり、部長に昇進した同級生は喜んでいることでしょう。
 

45歳の高校教師と部長の年収を比較

45歳で高校教師の自分と、部長に昇進した同級生の年収を比較した場合、どれくらいの差があるのか気になるでしょう。厚生労働省の職業情報サイト「jobtag」によると、高校教師の平均年収は699万2000円(44.1歳)です。年齢別の年収グラフを見ると、45~49歳の平均年収は816万8700円であることが分かります。
 
民間企業で働く45~49歳の部長の平均年収については、総務省統計局の「令和5年賃金構造基本統計調査」を参考にできます。同調査から年収の目安を算出すると以下の通りです。
 

・きまって支給する現金給与額:61万3600円
・年間賞与そのほか特別給与額:218万3000円
・年収:954万6200円

 
上記を比較すると、45歳時点での高校教師と民間企業の部長の平均年収とでは、部長の方が137万7500円高いことが分かります。
 

企業規模によって部長の年収は異なる!

同級生が部長に昇進したからといって、高校教師よりも年収が高くなるとは限りません。民間企業の部長の年収は、勤務先によって大きく異なります。例えば企業規模別に45歳の平均年収を比較すると以下の通りです。
 

・企業規模計(10人以上):954万6200円
・1000人以上:1232万8800円
・100~999人:977万8100円
・10~99人:754万1200円

 
上記のように45歳の部長でも、企業規模によって平均年収は幅が広く、478万7600円の差があることが分かります。同級生が大企業に勤めている場合は、部長に昇進することで年収1000万円を優に超えている可能性があるでしょう。一方で、小規模企業に勤めている場合は、高校教師よりも年収が低い可能性もあることが考えられます。
 

45歳で部長に昇進した場合の平均年収は954万6200円! ただし企業規模によって幅があるため一概にはいえない

一般的に課長から部長へ昇進すると、給料は月額で10万5200円、年間で計算すると126万2400円アップすることが分かりました。45歳で部長に昇進した同級生は、年収アップを喜んでいるでしょう。45歳の高校教師と部長の平均年収を比較したところ、それぞれ816万8700円と954万6200円で、部長の方が137万7500円高いことが分かりました。
 
しかし民間企業では、企業規模によって部長の年収に大きな幅があります。大企業に勤めている場合は年収が1000万円を優に超える可能性もありますが、小規模企業の部長の場合は高校教師よりも年収が低い可能性も考えられます。
 

出典

厚生労働省
 令和5年賃金構造基本統計調査の概況(14ページ)
 職業情報提供サイト(O-NET)jobtag 高等学校教員
総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat)賃金構造基本統計調査/令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 役職 表番号1
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集