更新日: 2024.09.08 年収
ファミリーレストランの店長の年収はどれくらい?ボーナスや昇給はある?
そこで今回は、飲食業界の平均年収やファミリーレストランの店長の年収を解説します。ファミリーレストランの店長が今よりも年収を上げるためにできる方法もご紹介しているため、参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
飲食業界の平均年収
国税庁が公表している2022年の飲食業界(宿泊業も含む)の平均年収は表1の通りです。
表1
平均給料 (12ヶ月分) |
平均ボーナス | 平均年収 | |
---|---|---|---|
男性 | 342万4000円 | 29万7000円 | 372万1000円 |
女性 | 174万円 | 7万1000円 | 181万2000円 |
男女計 | 250万8000円 | 17万4000円 | 268万2000円 |
※国税庁長官官房企画課「民間給与実態統計調査」を基に筆者作成
男女平均は268万2000円となっており、女性よりも男性のほうが200万円程度の年収が高いことが分かります。また、すべての業種における平均年収は457万6000円であるため、飲食業界は全体と比べても200万円程度低くなっています。
ファミリーレストランの店長の年収はどれくらい?
ファミリーレストランの店長(店長候補も含む)の年収は、会社の給与規定によってさまざまであり一概に言えませんが、有名ファミリーレストランチェーン店の求人を見ると、以下のような給与条件が提示されていました。
・A社:21〜27万円程度(昇給1回・賞与2回/年)
・B社:25〜32万円程度(昇給1回・賞与2回/年)
・C社:37万円程度(昇給1回・賞与2回/年)
毎月の給与だけで年収換算すると250〜440万円程度となり、ファミリーレストランでもかなり差があるようです。ただし、これにボーナスや手当なども含まれるため、平均年収はもう少し上がるでしょう。
先ほどの飲食業界の平均年収が268万2000円だったため、ボーナスや手当を入れると業界平均よりもファミリーレストランの店長の年収は高い傾向にあります。
ファミリーレストランの店長が年収を上げる方法
現在ファミリーレストランの店長として働いており、さらに収入を上げたいと考えている方もいるでしょう。ここでは、ファミリーレストランの店長で収入を上げる方法をご紹介します。
キャリアアップを目指す
現在働いている職場でアルバイト教育や店舗管理などの店長が求められるスキルを高めて認められれば、SV(スーパーバイザー)や本部職にキャリアアップできる可能性があります。また、調理スタッフであれば、メニュー開発職などに抜てきされるケースもあるでしょう。
キャリアアップできれば基本給なども上がる傾向にあるため、現在の店長職よりも高い年収が期待できるでしょう。
飲食関連の資格を取得する
仕事に生かせる飲食関連の資格を取得していると、会社によっては資格手当などが支給されるケースもあるようです。例えば、レストランサービス技能検定や接客サービスマナー検定などの接客関連の資格や調理師免許、食品衛生責任者などの調理関連の資格があげられます。
手当の金額は会社により異なりますが、数千円〜数万円程度がプラスされる可能性があります。
大手企業に転職する
同じ飲食業界でも大手で給料が高い会社に転職する方法もひとつです。大手企業だから必ずしも待遇がいいわけではありません。しかし、大手企業では手当が充実していたり、インセンティブなども設けていたりするケースもあるため、同じ店長でも給与水準が高くなる可能性があります。
現在働いている会社の基本給がなかなか上がらない場合や、ボーナスも支給されないなどの場合は、転職も検討してみましょう。
ファミリーレストランの店長の年収は250〜440万円程度で、ボーナスや昇給もある会社が多い
ファミリーレストランの店長の年収は250〜440万円程度とされており、業界平均よりは高い傾向にあります。ただし、これにはボーナスや各種手当などは含まれていないため、加算されるとさらに年収は高くなるでしょう。
現在ファミリーレストランの店長として働いていて希望の年収に届いていない方は、まず会社でのキャリアアップ方法を考えてみるとよいかもしれません。キャリアアップが望めそうにない場合は、同じ業界でも年収の高い傾向にある大手企業への転職も視野に入れて検討してみてください。
出典
国税庁長官官房企画課民間給与実態統計調査 調査結果報告(74、156ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー