結果を出している同僚の年収は「1500万円」らしいです。年収1500万円の人は日本でどれくらいいるのでしょうか?
本記事では、男性の給与階級別の所得者割合を紹介するとともに、年収1500万円以上を目指せる職業を紹介します。
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
男性の給与階級別所得者数の割合
国税庁が行った「民間給与実態統計調査」を参考に、男性の給与所得金額と構成割合を表1にまとめました。
表1
| 100万円以下 | 3.6% |
| 100万円超~200万円以下 | 6.0% |
| 200万円超~300万円以下 | 9.7% |
| 300万円超~400万円以下 | 14.9% |
| 400万円超~500万円以下 | 17.5% |
| 500万円超~600万円以下 | 14.0% |
| 600万円超~700万円以下 | 10.0% |
| 700万円超~800万円以下 | 7.2% |
| 800万円超~900万円以下 | 4.9% |
| 900万円超~1000万円以下 | 3.6% |
| 1000万円超~1500万円以下 | 6.3% |
| 1500万円超~2000万円以下 | 1.4% |
| 2000万円超~2500万円以下 | 0.4% |
| 2500万円超 | 0.5% |
出典:国税庁「民間給与実態統計調査結果」より筆者作成
最も構成割合が多いのは400万円超~500万円以下で17.5%です。1500万円以上の人は、全体の2.3%と、かなり少ない割合であるといえます。
年収1500万円以上を目指せる主な職業
ここでは、年収1000万円を超える職業を紹介します。年収1500万円以上を目指すためには、高収入が期待できる職業に就くことが一つの手段です。ただし、年収は常に変動する可能性があることを頭に入れておきましょう。
医師
ここでは、医師の平均年収を年齢別に表2にまとめました。
表2
| 20~24歳 | 613万3800円 |
| 25~29歳 | 758万2900円 |
| 30~34歳 | 1021万1000円 |
| 35~39歳 | 1249万2300円 |
| 40~44歳 | 1532万7600円 |
| 45~49歳 | 1670万6600円 |
| 50~54歳 | 1876万2500円 |
| 55~59歳 | 1800万8800円 |
| 60~64歳 | 1793万7100円 |
出典:厚生労働省「内科医・外科医 – 職業詳細 | job tag」より筆者作成
医師の平均年収をみてみると、40歳から1500万円を超えることが分かります。最も年収が高いのは、50~54歳で約1876万円です。経験やスキルを積んでいくことで、年収1500万円以上を目指しやすい職業といえるでしょう。
パイロット
ここでは、パイロットの平均年収を年齢別に表3にまとめました。
表3
| 20~24歳 | 308万7100円 |
| 25~29歳 | 706万2600円 |
| 30~34歳 | 1302万5800円 |
| 35~39歳 | 1643万8000円 |
| 40~44歳 | 1760万9500円 |
| 45~49歳 | 2134万2500円 |
| 50~54歳 | 2284万7000円 |
| 55~59歳 | 2617万6500円 |
| 60~64歳 | 1259万6400円 |
出典:厚生労働省「パイロット – 職業詳細 | job tag」より筆者作成
パイロットの平均年収は、35~39歳で1500万円を超えていることが分かります。最も高い平均年収は、55~59歳の約2617万円です。パイロットは、年収1500万円を超える年齢の範囲が医師よりも広いようです。また、経験を重ねていけば年収2000万円以上を目指せることも分かります。
大学教授
ここでは、大学教員の平均年収を年齢別に表4にまとめました。
表4
| 20~24歳 | 426万3600円 |
| 25~29歳 | 551万1000円 |
| 30~34歳 | 637万8100円 |
| 35~39歳 | 745万1400円 |
| 40~44歳 | 944万400円 |
| 45~49歳 | 1021万円 |
| 50~54歳 | 1082万1900円 |
| 55~59歳 | 1111万8400円 |
| 60~64歳 | 1114万1800円 |
出典:厚生労働省「大学・短期大学教員 – 職業詳細 | job tag」より筆者作成
大学教員の平均年収をみていくと、最も高いのが60~64歳の約1114万円です。平均年収は1500万円を超えていませんが、大学教員は教授、准教授、講師、助教などの職位に分かれており、高い学位を目指せば年収1500万円を超える可能性もゼロではありません。
男性で年収1500万円以上は全体の2.3%ほど
男性で年収1500万円以上稼いでいる人は、全体の2.3%ほどであることが分かりました。年収1500万円以上を目指すためには、高収入が期待できる職業に就くことが重要です。医師やパイロット、大学教授などは平均的な年収が高く、1500万円以上を目指しやすい職業といえるでしょう。
出典
国税庁 標本調査結果
厚生労働省 内科医 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
厚生労働省 外科医 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
厚生労働省 大学・短期大学教員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
厚生労働省 パイロット – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
