婚活では「相手に求める年収」はどのくらい? 40代夫婦の世帯年収について解説
配信日: 2025.02.22

この記事では、婚活で相手に求める年収と、一般的な40代の世帯年収について解説します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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40代夫婦の世帯年収
婚活の条件を決める前に、一般的な世帯年収を知っておくと参考になります。以下は、厚生労働省が公表している「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」から、「世帯主の年齢階級別の所得の状況」です。
●29歳以下:339万5000円
●30~39歳:608万5000円
●40~49歳:696万円
●50~59歳:758万5000円
●60~69歳:536万6000円
●70歳以上:381万円
調査結果によれば、40代夫婦の世帯年収は「696万円」で、世帯人員1人あたりの平均所得金額は、40代の場合「229万4000円」です。自分の年収と相手に求める年収のバランスについて考慮する際は、年代別の平均所得を目安にしてください。
例えば、自分が40代で相手が50代以上の場合、または自分より年齢が低い場合など、相手の年齢に合わせて考え方を変える必要があります。
さらに、結婚生活のもめごとを少なくするためには、年収以外にも貯蓄や資産など、お金の情報はある程度共有しておくべきでしょう。自分と相手の収入や貯蓄に大きな差がある場合は、結婚後のマネープランにズレが起こることも考えられるので、結婚前に収入とライフスタイルについて相談しておくことも必要です。
また、共働き夫婦の場合は、各世帯の状況に応じて扶養制度を活用できます。いわゆる「年収の壁」である収入基準(106万円、または130万円)について、お互いのライフスタイルや年収に応じて検討してください。
婚活で相手に求める年収
婚活で相手に求める条件としては、人柄や価値観、趣味だけでなく年収も大事な要素の一つです。相手に経済的な安定を求める理由は、ライフスタイルの相性を見極めたり、子どもを持つなどの家族計画を立てたりする必要があるからです。また、安定した収入があった方が心に余裕ができるため、理想的な結婚生活ができるという考え方もあるでしょう。
では、実際に婚活中の方が相手に求める年収は具体的にどれくらいなのでしょうか。ここからは、男女別に紹介します。
男性が女性に求める年収
厚生労働省の「令和5年版 労働経済の分析」の中で、20~39歳の男女を対象とした内閣府の「平成26年度結婚・家族形成に関する意識調査」の結果が示されています。
この調査結果によれば「男女別の結婚相手に求める条件」で、男性が女性に対して「経済力があること」を希望する割合は7.5%と少数です。大半の男性は、結婚相手には経済力よりも、価値観が近いことや一緒にいて楽しいことなど、気の合う相手を求める傾向があります。
一方で、経済力のある女性を求める男性も少なからずいます。明治安田総合研究所が行った「恋愛・結婚に関するアンケート調査」によると、経済力を気にする男性が求める年収の目安は「約373万円」で、40代の平均所得額「229万4000円」を十分カバーできる金額です。
近年は共稼ぎ夫婦が増加しており、世帯所得が低い家庭では夫婦がお互いに協力して経済活動する必要があるようです。
女性が男性に求める年収
女性が求める結婚相手の条件として、価値観が近いことや一緒にいて楽しいことは男性と変わりませんが、大きく違っていたのは「経済力」で、女性の半数以上52.5%が男性の収入を気にしていることが分かりました。
また、明治安田総合研究所が行ったアンケート調査によると、女性が結婚相手の男性に求める年収は「約550万円」でした。
女性が相手の年収を気にする理由の一つとしては、自分が働けない妊娠・出産・育児期間の生活費や子どもの教育費を考える必要があるからです。また、経済的な側面から理想の結婚生活が実現できるかを判断するために、男性の年収にこだわる人もいます。
40代が結婚相手に求める年収は300~500万円だが、男女ともに価値観が近いことを重視
婚活をする場合は、理想の結婚生活を思い描いて、自分の年収と相手の年収のバランスをよく考えましょう。相手の年収については、現実とのズレを少なくするために年齢も考慮する必要があります。理想とする結婚生活には個人差があるため、希望条件の優先順位を考えて、価値観が近い相手を見つけることをおすすめします。
出典
厚生労働省 2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況
厚生労働省 年収の壁・支援強化パッケージ
厚生労働省 令和5年版 労働経済の分析 男女別の結婚相手に求める条件
株式会社明治安田総合研究所 恋愛・結婚に関するアンケート調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー