息子が子どもの頃からの夢だった「パイロット」に!給与が高いと聞きましたが、年数が上がるにつれどのくらいの昇給が期待できるのでしょうか?

配信日: 2025.02.25

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息子が子どもの頃からの夢だった「パイロット」に!給与が高いと聞きましたが、年数が上がるにつれどのくらいの昇給が期待できるのでしょうか?
パイロットは高収入の職種一つです。息子がパイロットになった場合「年収はどれくらいもらえるのか」や「勤続年数が上がるにつれどれくらいの昇給が期待できるのか」が気になるでしょう。
 
そこで今回は、パイロットの平均年収について調べてみました。パイロットの年収が高い理由もご紹介しますので参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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パイロットの年収

総務省統計局の「令和5年賃金構造基本統計調査」を基に、パイロットの年収を調べました。ここでは、平均年収や年齢別の平均年収をまとめます。
 

パイロットの平均年収

パイロットの平均年収は、以下のデータを基に算出できます。

●きまって支給する現金給与額:138万500円
●年間賞与その他特別給与額:122万4400円
●平均年収:1779万400円

パイロットの平均年収は1779万400円で、同資料でみると医師や法務従事者などと比較しても高収入であることが分かります。平均年齢は43.4歳、平均勤続年収は15.6年で、比較的安定して長く勤められる職種の一つだといえるでしょう。
 

年齢別の平均年収を比較

パイロットの平均年収を年齢別にまとめると以下の通りです。

●20~24歳:308万7100円
●25~29歳:706万2600円
●30~34歳:1302万5800円
●35~39歳:1643万8000円
●40~44歳:1760万9500円
●45~49歳:2134万2500円
●50~54歳:2284万7000円
●55~59歳:2617万6500円
●60~64歳:1259万6400円
●65~69歳:1406万4900円

上記より、30代で1000万円を超え、40代には平均年収の1779万円に達することが期待できます。年収のピークは50代後半で2617万6500円です。60代になると年収は大幅に減少しますが、それでも1000万円を超えています。定年まで働けば、高水準の収入が得られるでしょう。
 

パイロットの給与が高い理由

パイロットの給与が高い理由として、専門性の高さが挙げられます。旅客機の運航には定期運送用操縦士の資格が必要で、パイロットとして働くためには国土交通大臣による航空従事者技能証明を受ける必要があります。航空会社へ入社してから養成訓練を受けるか、航空大学校に入学して資格取得を目指す方法が一般的です。
 
すぐにパイロットとして活躍できるわけではなく、最初は地上勤務で操縦以外の業務の理解を深めます。基礎訓練や副操縦士任用訓練などを経て、20代後半から副操縦士として飛行経験を積みます。30代後半から40代前半にかけて機長に昇格し、その頃には年収が大幅にアップすることが期待できるでしょう。
 
パイロットにはあらゆる事態に対処する落ち着きや、情緒の安定および冷静な判断力も求められます。乗客や貨物の安全を預かる責任の重さも、給与が高い理由として挙げられるでしょう。
 
国際線・国内線や勤務先などにもよりますが、勤務時間が不規則であることや、長時間のフライトといった厳しい労働環境も収入に反映されると考えられます。
 

パイロットの平均年収は約1779万円! 年収のピークは50代後半で約2618万円

パイロットの平均年収を算出してみたところ、1779万400円であることが分かりました。高収入といわれる医師や法務従事者などと比較しても、高水準の年収であるといえます。年齢別の平均年収を見てみると、年収のピークは50代後半で2617万6500円です。
 
パイロットは専門性が高く責任の重い職種であるため、給与も高いことが考えられます。すぐにパイロットとして活躍できるわけではなく、地上勤務や訓練を経て20代後半から副操縦士として飛行経験を積むようです。
 
機長に昇格するのは30代後半から40代前半で、その頃には大幅な年収アップが期待できます。長く勤められれば、高水準の収入が得られるでしょう。
 

出典

総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat)賃金構造基本統計調査/令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 表番号5
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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