近所のママ友の旦那さんは40歳で部長だそうです。やっぱり、部長だと普通の社員よりも年収は高いのでしょうか?
配信日: 2025.03.11

年収はさまざまな要素によって決まりますが、年齢や役職が要素としては大きなものでしょう。また、役職の種類や役割は企業によってさまざまですが、部長という役職名に聞きなじみがある方は多いはずです。
そこで本記事では、部長職の平均年収について、非役職者や年齢階層別の平均年収との違いも含めて解説します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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部長職の平均年収
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査の概況」を参考に、部長職と非役職者における所定内給与の月平均額と年平均額を表1にまとめました。なお、所定内給与の年額にボーナスは含まれていません。
表1
男女計(年額) | |
---|---|
部長職 | 59万6000円(715万2000円) |
非役職者 | 29万1000円(349万2000円) |
出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査の概況」を基に筆者作成
部長職と非役職者の平均年収には2倍以上の差があることが分かります。また、部長職の平均年齢は男女計が52.8歳であるため、40歳で部長であればかなり若手といえるでしょう。
年齢別の平均年収と部長職の平均年収との違い
国税庁長官官房企画課の「令和5年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-」を参考に、50代における年齢階層別の平均年収を表2にまとめました。なお、この平均年収にはボーナスも含まれます。
表2
男女計 | |
---|---|
50~54歳 | 540万円 |
55~59歳 | 545万円 |
出典:国税庁長官官房企画課「令和5年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-」を基に筆者作成
部長職の平均年収は715万2000円であるため、50〜54歳の平均年収と比較すると175万2000円の差があります。あくまで部長職の平均年齢を基準にした比較ですが、部長職であれば高い年収を得ていることが分かります。
部長クラスの平均年収は715万2000円
厚生労働省によると、部長職の平均年収は715万2000円、非役職者の平均年収は349万2000円です。例外はあるでしょうが、基本的には非役職者よりも部長職のほうが年収は高くなるでしょう。
部長職の平均年齢は約52歳ですが、同年代の平均年収は540万円とされています。つまり、175万円ほどの差があるのです。こちらも例外がある可能性は充分に考えられますが、基本的に部長職は同年代よりも高い年収を得ているでしょう。
出典
厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査の概況(14ページ)
国税庁長官官房企画課 令和5年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-(21ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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