現在事務職で「年収300万円」…。もっと年収を上げたいのですが、どんな資格を取ればよいでしょうか?

配信日: 2025.03.18

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現在事務職で「年収300万円」…。もっと年収を上げたいのですが、どんな資格を取ればよいでしょうか?
事務職で年収300万円の場合、もっと年収を上げたいと感じる人もいるでしょう。資格やスキルを習得すれば、能力に応じて収入アップが期待できます。
 
そこで今回は、事務職の平均年収と現在の年収300万円を比較してみました。年収アップにつながる資格やスキル、これらを生かして年収アップさせる方法もご紹介しますので、参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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種類によって差がある!? 事務職の平均年収

「事務職」といっても、業種や企業などによって種類および平均年収は異なります。総務省統計局の「令和5年賃金構造基本統計調査」に記載されている賃金や賞与の情報を基に、事務職の推定平均年収を種類別にまとめると以下の通りです。
 

・総合事務:510万8900円
・企画事務:645万4800円
・受付、案内事務:321万5800円
・電話応接事務:366万9900円
・庶務、人事事務:493万3800円

 
ここで挙げた事務職だけでも、平均年収は321万5800円~645万4800円で、種類によって323万9000円の差があります。事務職として現在年収300万円の場合、資格やスキルを習得して、年収アップが狙える可能性は十分にあるでしょう。
 

事務職で年収アップにつながる資格やスキル

事務職として、今の年収300万円からさらに上を目指したい場合、以下のような資格やスキルを身に付けられるかもしれません。
 
・簿記
企業の日々の経営活動を記録・計算・整理して、営業成績と財政状態を明らかにする技能です。会計の知識を身に付けることで、幅広い事務職で有利になると考えられます。
 
・マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
Excel・Word・PowerPointなど、Microsoft Office製品の知識・操作スキルを客観的に評価・証明する資格試験です。実践的なパソコンスキルを証明できます。
 
・情報処理技術者試験
「情報処理の促進に関する法律」に基づいて、経済産業省が情報処理技術者としての知識や技能が一定以上の水準であることを認定する国家試験です。IT化が進む中、IT業界だけでなくさまざまな業種・職種で欠かせない知識として重宝されると考えられます。
 
・秘書検定
公益財団法人 実務技能検定協会が実施する、文部科学省後援のビジネス系検定です。電話や来客対応のマナーを始め、正しい敬語の使い方など、オフィスマナーのスキルを証明できます。
 

資格やスキルをアピールして年収アップするには?

会社によって昇給制度は異なりますが、場合によっては資格手当が出たり、人事評価につながったりする可能性があります。今の会社で年収アップの交渉をする際に、資格やスキルをアピールできるかもしれません。
 
昇給が望めない場合は、資格やスキルを生かして転職も視野に入れられるでしょう。同じ事務職でも、資格やスキルによっては平均年収の高い業種で働ける可能性があります。専門的な資格の場合は、事務職から専門職へキャリアアップできるかもしれません。
 

簿記・MOS・情報処理技術者試験などの習得で年収アップを狙える可能性あり

事務職にもさまざまな種類があり、勤め先によっては年収に300万円以上の差が出る場合も考えられます。現在年収が300万円であれば、資格やスキルを習得して、年収アップが狙える可能性があるでしょう。
 
身に付けられる資格やスキルには、簿記・マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)・情報処理技術者試験などが挙げられます。
 
会社によっては資格手当が出たり、人事評価につながったりする可能性があります。今の会社で昇給が望めない場合でも、資格やスキルを生かして、年収の高い業種への転職や、事務職から専門職へのキャリアアップを視野に入れられるかもしれません。
 

出典

総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat)賃金構造基本統計調査/令和5年賃金構造基本統計調査 表番号1
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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