世の中いろいろな職種がありますが、時給換算して「給料が高い仕事」って何があるのでしょうか?

配信日: 2025.03.31 更新日: 2025.04.01

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世の中いろいろな職種がありますが、時給換算して「給料が高い仕事」って何があるのでしょうか?
働く上で重視したいこととして、やりがいや適性以外に、給料が挙げられます。給料を時給で換算した場合、どのような職業が高額な時給であるかも気になるポイントです。就職活動や転職活動前に把握しておくと、職業選択の幅が広がる可能性もあるでしょう。
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日本の平均時給

厚生労働省が公表している「令和6年度地域別最低賃金改定状況」によると、日本の平均時給は1055円です。令和5年度は1004円、令和4年度が961円でした。平成14年度は663円であるため、最低賃金は年々上昇傾向にあることが分かります。この時給を基に、職業別の時給を見てみましょう。
 

職業別に見る高時給な職種

時給で給料に換算した場合、上位を占める職業は医師や大学教授などの専門職です。一般的に、医師の給料は高いイメージがあるでしょう。ここでは、厚生労働省が公表している「賃金構造基本統計調査による職種別平均賃金(時給換算)」を参考に、上位5つの職業について解説します。
 

医師

医師の給料を時給に換算すると、約4500円です。医師は専門性の高い知識と技術を必要とされる上、命を預かる職です。医師の給料が高い理由には労働時間の長さも一つの要因として挙げられるでしょう。
 
厚生労働省が公表している「医師の働き方改革」によると、病院で働く医師の40%が年間960時間以上勤務しており、10%が1860時間以上時間外勤務していることが分かっています。医師は給料が高い反面、過酷な職業であるといえるでしょう。
 

大学教授

大学教授の給料を時給に換算すると、約3400円です。大学教授の仕事は、学生に講義をするだけでなく、卒業論文の指導や専門職分野の学生への実習に関する指導も含まれます。
 
また、講義や指導とは別に、自身の専門領域に関する研究や発表なども行います。大学教授は自身の研究や論文作成のほかに、学生への指導や講義の準備をしなければならず、多忙を極める職であるといえるでしょう。
 

管理的職業従事者

管理的職業従事者の給料を時給に換算すると、約3000円です。管理的職業従事者とは、国会議員や各県知事などの公務員や、企業の経営やマネジメントに関わる業務を行っている役員のことを指します。管理的職業従事者は国や企業の存続や経営を担う責任の重い職業であるため、給料が高い傾向にあります。
 

大学准教授

大学教授に筆頭する職務を請け負う大学准教授の給料は、時給に換算すると約2800円です。大学准教授の主な仕事内容は、学生への講義や自身の専門領域に関する研究です。
 
また、大学教授の仕事内容と大きな違いはありませんが、教授の補佐的な役割も担います。大学教授は大学全体の運営業務を任される立場ですが、大学准教授にはその責任がないため教授よりも給料が低いのです。
 

その他の経営・金融・保険専門職業従事者

その他の経営・金融・保険専門職業従事者には、経営コンサルタントやファイナンシャルプランナーなど、お金や保険に関する専門職が含まれています。これらの職業の給料を時給に換算すると、約2400円です。難関資格の取得や専門性の高い知識が必要とされるため、給料が高い傾向にあるのです。
 

時給が高い職業の特徴

給料を時給に換算した場合、時給が高い職業5つを見てみると、専門性の高さと責任の重さが共通点であるといえます。いずれも難関資格の取得や専門性を学ぶ課程が必要な職業である上、命や企業の経営など、ミスや不正を働けば大きな損害を被りやすい職業であるともいえます。給料が高い理由として、大きな責任が生じることが挙げられるでしょう。
 

時給が高い仕事は責任も大きい

給料を時給換算してみると、責任の重い職業が上位であることが分かりました。また、労働時間の長さも関わってくるため、時給の高い職業は負担も大きいといえるでしょう。この記事を職業選択の参考にしてみてください。
 

出典

厚生労働省
 地域別最低賃金の全国一覧 令和6年度地域別最低賃金改定状況

 平成14年度から令和6年度までの地域別最低賃金改定状況
 賃金構造基本統計調査による職種別平均賃金(時給換算)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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