40代で年収1000万円を達成したら勝ち組?40代の平均年収はいくら?

配信日: 2025.04.03

この記事は約 4 分で読めます。
40代で年収1000万円を達成したら勝ち組?40代の平均年収はいくら?
働き方が多様化している昨今において、仕事に求めるものは人によってさまざまです。なかでも、年収を重要視する方は多いのではないでしょうか。
 
そこで本記事では、40代の年収について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

40代の平均年収

国税庁長官官房企画課の「令和5年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-」を参考に、40代の平均年収を男女別で表1にまとめました。
 
表1

男女計 男性のみ 女性のみ
40~44歳 501万円 612万円 343万円
45~49歳 521万円 653万円 343万円
40~49歳 511万円 632万5000円 343万円

出典:国税庁長官官房企画課「令和5年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-」を基に筆者作成
 
40代の平均年収は、男女で2倍弱ほどの差があります。また、男性は40代前半から後半にかけて平均年収が上昇していますが、女性には変化がありません。
 
40代で年収が1000万円であるなら、同年代のほぼ2倍の年収を得ているといえます。年収における「勝ち組」をどんな基準で判断するかは人それぞれですが、高い年収を得ているといえるでしょう。
 

年収1000万円の構成割合

国税庁の「令和5年分民間給与実態統計調査」では、平均年収における階級別の構成割合も調査しています。同調査を参考に、平均年収が900万円超1000万円以下の構成割合を男女別で表2にまとめました。
 
表2

男女計 男性のみ 女性のみ
900万円超1000万円以下の割合 2.3% 3.6% 0.7%

出典:国税庁長官官房企画課「令和5年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-」を基に筆者作成
 
年収900万円超1000万円以下の構成割合は、男女によって差があります。しかし、いずれにしても少数派であるといえるでしょう。なお、平均年収が1000万円超である割合は男女計で5.5%です。
 

年収を上げる方法

「40代で年収1000万円」など、特定の年収を得ることを目標に掲げている方は少なくないでしょう。目標の年収に到達していない場合は、何らかの方法で年収を上げたいと考えるはずです。
 
以下に、年収を上げる方法の一例をまとめました。

●昇給する
●残業時間を増やして残業代を得る
●年収が高い部署や部門に異動する
●資格を取得して資格手当を得る
●同業界で年収が高い企業へ転職する
●別業界で年収相場が高い業界へ転職する
●副業や投資で別の収入源を作る

 

残業時間を増やして残業代を得る

残業時間を増やしてより多くの残業代を得れば、それに応じて年収も上がるでしょう。ただし、会社が適切に残業代を支払ってくれることが前提です。
 
「労働時間を増やす」という単純な方法のため、取り組みやすいと感じる方も多いでしょう。ただし、残業時間が増えるとプライベートの時間が減ります。体力は人それぞれですが、疲労が大きくなると感じる方もいるでしょう。
 
各々のプライベートの状況や体力面などによって、向き・不向きがある方法といえるかもしれません。
 

年収が高い部署や部門に異動する

同じ企業内であっても、部署や部門によって年収が異なることは少なくありません。そのため、年収が高い部署や部門へ異動することで、年収が上がることがあります。
 
異動の希望が承認されるかどうかは当人や会社次第ですが、社内での評価が高く、新しい環境に適応することが得意な方にとっては、有効な方法の一つになるでしょう。
 

同業界で年収が高い企業へ転職する

年収を上げる方法として、転職があります。同業内で転職するメリットの一つは、今までの経験や知識を生かして転職活動ができる点にあります。経験や知識は、転職をするうえで大きな武器になるでしょう。
 
近年は人材不足が叫ばれていることから、経験や知識がある人材は即戦力として重宝されると考えられます。
 

別業界で年収相場が高い業界へ転職する

年収はさまざまな要素によって決まりますが、業界もその一つです。年収相場が高い業界に転職し、高い年収を得られる環境に身を置くことも年収を上げるための重要な要素といえます。
 
年収相場が高いとされる業界はいくつかありますが、IT業界や金融業界などが当てはまります。ただし、年収は企業によっても異なる点に注意が必要です。仮に年収相場が高い業界の企業であっても、それほど年収が高くないこともあるでしょう。
 

副業や投資で別の収入源を作る

給与による年収を上げる方法ではありませんが、副業や投資をして給与以外の収入源を作ることも、収入を増やす方法としては有効的です。
 
ただし、利益が出るか否かは不確かです。特に投資は必ず利益が出るとは限りません。場合によっては、資産が減ることもあるでしょう。投資を行う場合はリスクを考慮し、それを軽減する努力をする必要があります。
 
また、副業は会社によっては禁止されているケースがあります。そのため、副業を開始する前に就業規則などを確認しておくといいでしょう。
 

40代の平均年収は約500万円

男女によって差はあるものの、40代の平均年収は511万円とされています。40代で年収が1000万円であるなら、かなり高い年収を得ていることになるでしょう。ただし、年収における勝ち組を判断する基準は人それぞれです。平均年収との差を基準にするなら、約2倍の差は勝ち組であるといえるでしょう。
 

出典

国税庁長官官房企画課 令和5年分民間給与実態統計調査 -調査結果報告-(21、23ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

【PR】
夫の家事への不安に関するアンケート
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集