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「准看護師」として働いているけど、専門学校に通って「正看護師」を目指したい！年収はどのくらい違うのでしょうか？

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

配信日: 2025.05.04 更新日: 2025.10.21

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「准看護師」として働いているけど、専門学校に通って「正看護師」を目指したい！年収はどのくらい違うのでしょうか？

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准看護師として働く人の中には、年収アップやキャリアアップを理由に正看護師を目指す人もいます。准看護師と正看護師、年収はどの程度の差があるのでしょうか。

本記事では、准看護師と正看護師の平均年収の違いとその理由を解説します。

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部 ▼

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1 「准看護師」の平均年収は「420万円程度」
2 「正看護師」の平均年収は「460万円～565万円程度」
3 なぜ年収が違う？「准看護師」と「正看護師」の違いとは
4 まとめ

「准看護師」の平均年収は「420万円程度」

准看護師の平均年収は420万円程度と推測されます。厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」を基に、企業規模別に准看護師の平均年収を表1にまとめました。

表1

企業規模	きまって支給する現金給与額（A）	年間賞与その他特別給与額（B）	年収（A×12ヶ月＋B）
10人以上	29万4300円	64万100円	417万1700円
10～99人	29万5200円	63万4600円	417万7000円
100～999人	29万2600円	65万4200円	416万5400円
1000人以上	30万4000円	54万4400円	419万2400円

出典：厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成

【1世帯3万円】「低所得者世帯への給付金」が始まると聞きました。どんな世帯が対象になりますか？「年収の目安」はどのくらいでしょうか？

近年、食料品・郵便料金の値上げやガソリンへの補助金縮小など、日常生活に必要なものの価格が上昇し続けており、生活が厳しくなっていると感じている人が多いかもしれません。物価高騰への対策として、低所得者世帯に給付を行うことが2024年11月に閣議決定されました。これを受け、それぞれの自治体が給付方法などを発表し始めています。本記事では、どんな世帯が対象になるのか、自治体独自の給付金はあるのかなどを解説します。

更新日:2025.10.21

「正看護師」の平均年収は「460万円～565万円程度」

正看護師の平均年収は約460万円～565万円と推測でき、准看護師よりも40万円～145万円ほど年収が高い傾向です。同じく厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」を基に、企業規模別に正看護師の平均年収を表2にまとめました。

表2

企業規模	きまって支給する現金給与額（A）	年間賞与その他特別給与額（B）	年収（A×12ヶ月＋B）
10人以上	36万3500円	83万5000円	519万7000円
10～99人	32万9100円	64万7200円	459万6400円
100～999人	35万1000円	73万8200円	495万200円
1000人以上	38万7700円	99万6000円	564万8400円

出典：厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成

なぜ年収が違う？「准看護師」と「正看護師」の違いとは

准看護師と正看護師とで年収に大きな差が生じる理由のひとつが、業務範囲の違いです。保健師助産師看護師法第6条では、以下のように定められています。

この法律において「准看護師」とは、都道府県知事の免許を受けて、医師、歯科医師又は看護師の指示を受けて、前条に規定することを行うことを業とする者をいう。

ここでいう前条とは、看護師を定義する条文です。

つまり、看護師は自分の判断で「傷病者若しくはじよく婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うこと」ができる一方、准看護師は医師・歯科医師や正看護師の指示に基づいて業務を行わなければなりません。業務範囲が制限されていることから管理職への昇進も難しく、勤続年数を重ねても給与が上がりづらいといわれています。

まとめ

准看護師の平均年収は420万円程度である一方、正看護師の平均年収は約460万円～565万円となっており、40万円～145万円ほどの差があります。

年収に差があるおもな理由は、准看護師は自分の判断では「療養上の世話又は診療の補助を行うこと」ができず、医師・歯科医師や正看護師の指示に基づいて業務を行う必要があるためです。管理職への昇進も難しいと考えられることから給与が上がりづらいといわれています。

現在准看護師として働いている場合は、正看護師を目指すことで、年収アップやキャリアアップにつながる可能性があるでしょう。