「年収1000万円」以上の人の共通点は“朝のルーティン”にあった? 意外と知られていない「朝食と年収の関係」とは

配信日: 2025.06.21 更新日: 2025.10.21
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「年収1000万円」以上の人の共通点は“朝のルーティン”にあった? 意外と知られていない「朝食と年収の関係」とは
「朝食は一日の活力」とよく言われますが、それが年収にも影響しているとしたら驚きませんか? 東北大学加齢医学研究所スマート・エイジング国際共同研究センターは「朝食を毎日とる人ほど、年収が高い傾向がある」という調査結果を公開しています。
 
調査では、年収1000万円以上のビジネスパーソンの多くが、朝食を欠かさない生活を送っていることを示しています。今回は、朝食と年収の意外な関係と、その背景にある理由をデータとともに解説します。
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朝食習慣と年収の明確な差

調査結果(図表1)によると、年収1000万円以上の層では82%の人が「ほぼ毎日朝食をとっている」と回答しました。
 
一方、年収300万以上~500万円未満の層では、その割合は74%にとどまります。数字の上ではわずか8ポイントの差ですが、この差が長期的な健康管理や集中力、仕事の効率にまで影響するとすれば、無視できない要素です。
 
この調査結果は朝食をとる習慣の有無と年収の直接の因果関係を示すものとは言い切れませんが、次項で示すように朝食をとるメリットは存在します。
 
図表1

図表1

東北大学加齢医学研究所 朝ごはんに関する意識と実態
 

朝食をとれば午前中の仕事の質を高める

朝食には、脳や体にエネルギーを供給する役割があります。特に起床から数時間は、脳が最も活発に働く「ゴールデンタイム」とも呼ばれる時間帯です。朝食をしっかりとることで、集中力や記憶力、判断力が高まり、午前中の仕事の質を高めることが分かっています。
 
また、毎朝決まった時間に起きて朝食をとることは、生活リズムの安定にもつながり、安定したパフォーマンスの発揮にもつながります。結果として、ビジネスの現場でも評価される要素にもなるのです。
 

朝食を食べない人が損していること

朝食を抜くと、空腹状態による血糖値の乱高下やエネルギー不足により、午前中の集中力やパフォーマンスが低下しやすくなります。
 
さらに、空腹時間が長引くことで、昼食を食べすぎたり、間食が増えたりする原因にもなります。これが結果的にパフォーマンスの低下や、将来的な生活習慣病のリスクを高める結果にもなります。
 
実際、文部科学省の資料でも、朝食をとらない人は生活習慣病発症率が高い傾向があることが示唆されています。 朝食を抜くと日々のパフォーマンス低下や体調不良につながる可能性もあり、長期的に見れば「収入に差がつく」のは自然なことかもしれません。
 

「年収を上げたい」なら、朝の過ごし方から見直してみる

もし今、あなたが「仕事でもっと成果を上げたい」「評価されたい」と考えているなら、まずは朝の習慣から見直すことが、有効な一歩となるかもしれません。といっても、いきなり完璧な朝食を毎日準備する必要はありません。バナナ1本やヨーグルト、ゆで卵など、簡単に用意できるもので十分です。
 
重要なのは、「朝に自分のコンディションを整える」という意識をもつことです。朝の使い方を変えれば、1日のリズムが整い、結果的にパフォーマンスが上がり、それが評価や年収に反映されていくかもしれません。
 
“習慣が人をつくる”と言われるように、朝食という小さな行動が、あなたの未来に思わぬ大きな影響を与えるかもしれないのです。
 

出典

東北大学加齢医学研究所 朝ごはんに関する意識と実態
文部科学省 朝食欠食と生活習慣病
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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