親戚に「年収600万円」と言ったら驚かれました。30代で同じくらい稼いでいる人は珍しいのでしょうか?

配信日: 2025.08.20 更新日: 2025.10.21
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親戚に「年収600万円」と言ったら驚かれました。30代で同じくらい稼いでいる人は珍しいのでしょうか?
年収600万円であることを親戚に驚かれ、30代で年収600万円は珍しいのかと疑問に思う人もいるでしょう。
 
本記事では、30代の平均年収や年収別の割合から年収600万円が高いのか低いのかを解説します。さらに、今より収入を増やすための方法も紹介します。
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30代で年収600万円は高い?

30代で年収600万円は高いのか低いのか気になる人もいるでしょう。国税庁の「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、30代の平均年収は以下の通りでした。

・30歳~34歳:431万円
 
・35歳~39歳:466万円

また、同資料によると1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は459万5000円でした。このことから、30代で年収600万円あるのは、年齢別に見ても平均年収で見ても高いといえるでしょう。
 

年収600万円の人はどれくらいいる?

同資料によると、年収別の割合は表1の通りでした。
 
表1

年収 割合
100万円以下 8.1%
100万円超~200万円以下 12.3%
200万円超~300万円以下 14.0%
300万円超~400万円以下 16.3%
400万円超~500万円以下 15.4%
500万円超~600万円以下 10.8%
600万円超~700万円以下 7.1%
700万円超~800万円以下 4.9%
800万円超~900万円以下 3.2%
900万円超~1000万円以下 2.3%
1000万円超~1500万円以下 4.0%
1500万円超~2000万円以下 0.9%
2000万円超~2500万円以下 0.3%
2500万円超 0.3%

出典:国税庁長官官房企画課「令和5年分民間給与実態統計調査」を基に筆者作成
 
年収が300万円超~500万円以下の割合が多いことが分かります。年収600万円付近の割合は約7%~11%とそれほど高くないことから、このデータからも年収600万円は高い方だといえそうです。
 

年収アップする方法

年収600万円は高い方ですが、より高い年収を目指す人もいるでしょう。ここでは、年収アップにつながる方法を3つ解説します。
 

スキルや資格で自分の価値を高める

専門知識や資格を身につけることで、職場での信頼が厚くなり、より大きな仕事を任されるチャンスが増えるでしょう。例えば、語学やIT系の資格、マネジメントに関する研修などを受けると、昇給に直結するかもしれません。将来の選択肢を広げる意味でも、継続的な学びは有効といえるでしょう。
 

副業で収入源を増やす

近年は副業を認める企業も増えており、本業とは別に収入を得ている人も少なくないようです。副業を通じて得られるのは、お金だけではなく、新しいスキルや人脈、経験です。
 
Webライティングや動画編集などの副業を継続していくと、将来的に本業以上の収入につながるケースもあります。ただし、社内規定や労働時間とのバランスを事前に確認することが必要です。
 

転職でキャリアを見直す

今の職場で収入が頭打ちになっていると感じたら、転職することも選択肢の一つです。特に30代は、経験と若さを兼ね備えたタイミングであり、求人市場での需要も高い世代です。実際、同じ業界内でも企業ごとに給与体系が異なるため、転職によって年収が上がることもあります。
 

30代で年収600万円稼ぐ人はそれほど多くない

30代で年収600万円は、同年代の水準と比較しても、高い水準にあるといえます。実際にその年収に到達している人は全体の1割程度にとどまっており、決して多くはありません。
 
今の年収に満足していない人やさらに上を目指したい人は、スキルアップや副業、転職などを視野に入れてみましょう。自分に合った方法で着実に行動していくことで、年収アップのチャンスを広げられます。
 

出典

国税庁長官官房企画課 令和5年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-(15、21、23ページ)
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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