高校生の息子が「医師」と「薬剤師」で進路を迷っています。実際の年収はどれくらい違うのでしょうか?

配信日: 2026.04.26
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高校生の息子が「医師」と「薬剤師」で進路を迷っています。実際の年収はどれくらい違うのでしょうか?
医師も薬剤師も、健康にかかわる点で共通した職業ですが、その業務内容は大きく異なり、年収にも違いがあるようです。
 
一般的には、医療や衛生に携わる職業は高収入であるというイメージがありますが、実際のところ、どれほどの年収を得ているのでしょうか。
 
本記事では、医師と薬剤師の年収にフォーカスします。また医師に関しては、専門医ごとに年収差があるのかについても解説します。
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「医師」と「薬剤師」の年収

まず、医師と薬剤師の年収を見ていきましょう。医師に関しては、参考として歯科医師についても併せてご紹介します。
 
厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、企業規模ごとの医師の平均年収は表1の通りです。
 
表1

企業規模 年収
10人以上 1338万100円
10~99人 1544万900円
100~999人 1659万3400円
1000人以上 1167万6200円

出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成
 
表1の全体を通して見ると、医師は1100万円超の高年収を得ているといえます。
 
続いて、歯科医師の平均年収は表2の通りです。
 
表2

企業規模 年収
10人以上 1135万5200円
10~99人 1035万6400円
100~999人 1928万700円
1000人以上 637万2200円

出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成
 
歯科医師の場合は、1000人以上の企業規模ではほかより低額と表示されていますが、「10人以上」の全体データを見ると1100万円を超えています。
 
最後に、薬剤師の平均年収は表3の通りです。
 
表3

企業規模 年収
10人以上 599万3200円
10~99人 584万4000円
100~999人 614万1900円
1000人以上 592万5000円

出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成
 
薬剤師の場合は「10人以上」の規模では約600万円の年収を得ているようです。医師や歯科医師と比較すると低額ですが、2024年における給与所得者全体の給与平均は「478万円」だったことを踏まえると、平均より高年収といえるでしょう。
 
なお「10人以上の企業規模」で比較すると、医師の年収は薬剤師よりも約700万以上高いです。
 

専門医ごとに年収は違う?

同じ医師という職業でも専門によって年収に違いがあるようです。比較対象として、内科医と外科医の年収差を見ていきましょう。
 
「独立行政法人 労働政策研究・研修機構」が公表する「勤務医の就労実態と意識に関する調査」によると、内科医の年収は表4の通りです。
 
表4

勤務先での年収 全体に対する割合(%)
300万円未満 3.5
300~500万円未満 7.1
500~700万円未満 7.4
700~1000万円未満 13.5
1000~1500万円未満 29.2
1500~2000万円未満 28.4
2000万円以上 10.9
平均 1247万4000円

出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「勤務医の就労実態と意識に関する調査」を基に筆者作成
 
ボリュームゾーンは、1000万円以上2000万円未満と高く、平均値は1247万4000円のようです。
 
続いて、外科医の平均年収を表5にまとめました。
 
表5

勤務先での年収 全体に対する割合(%)
300万円未満 2.1
300~500万円未満 2.4
500~700万円未満 4.7
700~1000万円未満 11.8
1000~1500万円未満 27.9
1500~2000万円未満 39.1
2000万円以上 12.1
平均 1374万2000円

出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「勤務医の就労実態と意識に関する調査」を基に筆者作成
 
こちらもボリュームゾーンは同じく、1000万円以上2000万円未満でした。しかし平均年収は内科医よりも約127万円高くなっています。
 

医師は薬剤師よりも700万円以上年収が高いケースがあり、専門分野により年収は異なる可能性がある

今回この記事で用いた情報を基に医師と薬剤師の年収を比較すると、医師の方が数百万円高い結果でした。また、医師の中でも内科医と外科医では約100万円超の年収差が出ることもあることが分かりました。
 
同じ医療・健康に携わる職業だとしても、業務内容や専門性によって給与に差があります。
 
ただし統計からも分かるように、同じ内科医ないしは外科医であっても所属している勤務先の規模によって年収水準には差が生じる傾向があります。そのため、最終的な収入については、所属する医療機関の規模や勤務形態などによって個人差がある点に留意が必要といえるでしょう。
 

出典

独立行政法人 労働政策研究・研修機構 勤務医の就労実態と意識に関する調査 図表 5-17:経営形態別にみた主たる勤務先の年収(30ページ)
国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査
e-Stat 政府統計の総合窓口 厚生労働省 賃金構造基本統計調査 令和6年賃金構造基本統計調査 表番号1 職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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