看護師として夜勤もしていますが、一般企業に勤める友人と手取りがあまり変わらないように感じます…。「看護師」と「事務職」では、年収にどれくらい差があるのでしょうか?

配信日: 2026.05.30
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看護師として夜勤もしていますが、一般企業に勤める友人と手取りがあまり変わらないように感じます…。「看護師」と「事務職」では、年収にどれくらい差があるのでしょうか?
「夜勤もしているのに、なんで事務職の友人と給料が変わらないの?」看護師として働く中で、そうした疑問を抱いたことがある方もいるかもしれません。しかし、実際の年収は「月給」だけでは決まりません。ボーナスや基本給、企業規模などによって、最終的な収入には大きな差が生まれます。
 
この記事では、厚生労働省の統計データをもとに、看護師と事務職のリアルな年収差を分かりやすく解説します。
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看護師と事務職の平均年収はいくら?

看護師として夜勤を含む勤務を続けながら、責任の大きい業務に携わっている人のなかには、「勤務負担のわりに、事務職など他職種と手取り額に大きな差がない」と感じるケースもあるかもしれません。特に、不規則な勤務形態や体力的負担を踏まえると、収入とのバランスについて気になる人もいるでしょう。
 
厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」によると、企業規模10人以上のケースでは、看護師の場合、「きまって支給する現金給与額」は約36万6000円、「年間賞与その他特別給与額」は約85万6000円となっています。これらを合算した推定平均年収は約524万8000円です。
 
これに対して、比較対象となる同じ企業規模の「総合事務員」の場合、「きまって支給する現金給与額」は約35万7000円、「年間賞与その他特別給与額」は約113万6000円です。これによる推定平均年収は約542万円となります。
 
両者を比較すると、事務職の方が約17万円高い計算になります。
 

月収とボーナスの内訳を比較! 賞与額が「手取り」の逆転現象を招く理由

統計データを詳細に見ると、月々の給与額については看護師が36万6000円、総合事務員が35万7000円と、看護師がわずかに上回っています。しかし、年収ベースで事務職が看護師を追い越す決定的な要因となっているのは、ボーナスの差です。
 
看護師のボーナスの平均が約85万6000円であるのに対し、総合事務員は約113万6000円と、年間で28万円もの開きがあります。看護師の給与には夜勤手当や資格手当などの「諸手当」が手厚く加算されていることがありますが、これらは月々の手取りを底上げする一方で、ボーナスの算定基準となる「基本給」に直結しないケースも少なくありません。
 
一方、大企業などに勤める事務職の場合、基本給の設定が高く、それに基づいたボーナス支給額が大きくなるため、結果として年収が看護師を上回ることがあると考えられます。
 

勤務負担の違いが「手取りへの実感差」につながることも

比較対象となる「事務職の友人」の背景も重要です。今回の統計データのように、10人以上の事業所規模という条件下では、事務職でも高い水準の給与や賞与を得ている層が存在します。特に大手企業などの事務職であれば、規則的な勤務時間でありながら、高い基本給と手厚い福利厚生を享受しているケースもあるでしょう。
 
専門性の高い業務に加え、夜勤や身体的負担を伴う働き方をしている看護師の場合、業務負担の大きさに対して、手取り額とのバランスに差を感じるケースもあるかもしれません。そのため、単純な金額比較だけでは測れない負担感につながることもあると考えられます。
 

まとめ

最新の統計では、事務職の年収が看護師を上回るケースもあることが分かりました。夜勤を含む勤務形態や生活リズムへの負担を踏まえると、月々の手取り額が他職種と大きく変わらないことに対して、負担とのバランスを気にする人もいるかもしれません。
 
もし現在の給与が労働負荷に見合っていないと感じるなら、今回の客観的なデータをひとつの基準として、より条件の良い病院への転職や日勤中心の働き方など、自分が納得できるキャリアプランを見直してみることが大切です。
 

出典

e-Stat政府統計の総合窓口 厚生労働省 令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 表番号 1 職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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