夫婦で「年収1500万円」ありますが、「保育料」や「税金」が高くて手取りは思ったほど残りません。家計が苦しいのは普通でしょうか?見直すポイントを解説!
そこで本記事では、年収1500万円世帯が苦しく感じる理由と家計を整える考え方について解説します。
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夫婦で年収1500万円でも手取りが大きく減る理由
夫婦で年収1500万円ある場合、世間的には高収入世帯と見られやすいでしょう。ただし、年収と実際に生活に回せる金額は同じではありません。給与からは所得税や住民税、社会保険料などが差し引かれます。
所得税は所得が高くなるほど税率が上がる仕組みで、税率は5~45%まで段階的に分かれています。つまり、収入が増えるほど税負担も重くなりやすいのです。
例えば、夫婦それぞれが会社員で合計年収が1500万円ある家庭では、税金や社会保険料を引いた後の手取り額は約1024 万円、年収の約68%となり、年収額よりかなり少なくなります。さらに、住宅ローンや家賃、車の維持費、保険料などがあると、自由に使えるお金は思ったほど残りません。
また、高収入世帯は「このくらいなら大丈夫」と考えて支出が大きくなりがちです。住む場所や子どもの習い事、外食、旅行などの水準が少しずつ上がると、収入が多くても家計に余裕が出にくくなります。
保育料や教育費が家計を圧迫しやすい理由
小さな子どもがいる家庭では、保育料の負担も大きな悩みになります。認可保育園などの保育料は、主に世帯の市町村民税額をもとに決まります。収入が高い家庭ほど、保育料が高い区分になりやすい仕組みです。
現在、3~5歳までの子どもは、所得制限なく幼稚園や保育所などの利用料が原則として無償化されています。一方で、0~2歳までの子どもは、住民税非課税世帯を対象に利用料が無償化されています。住民税課税世帯でも、多子世帯では保育料が軽くなる場合があり、保育所等を利用する子どものうち、第2子は半額、第3子以降は無償となります。
そのため、0〜2歳児を預けている高収入世帯で第1子の場合は、毎月の保育料が高くなりやすいです。さらに、給食費、延長保育料、病児保育、ベビーシッター代などが加わると、子育て関連の支出はさらに増えます。ただし、子どもの数え方や独自の軽減制度は自治体によって異なるため、実際の保育料は住んでいる自治体で確認しましょう。
子どもが成長すると、保育料の負担は軽くなる場合があります。ただし、その後は習い事、学用品、塾、受験費用などがかかるため、子どもの成長に合わせて別の費用が必要になると考えておく必要があります。
高収入世帯が家計を楽にするには支出の固定化を見直す
年収1500万円世帯が家計を楽にするには、まず「大きな固定費」を確認することが大切です。固定費とは、毎月ほぼ決まって出ていく費用のことで、家賃や住宅ローン、保険料、通信費、車の費用、サブスク代などが当てはまります。
特に見直したいのは、住宅費です。高収入世帯は住宅ローンの借り入れ可能額も大きくなりやすいですが、その分、毎月の返済額も重くなりがちです。住宅ローンの返済が家計を圧迫している場合は、今の返済額に無理がないかを確認しましょう。負担が大きいと感じる場合は、借り換えや支出全体の整理を検討することが大切です。
また、住宅費とあわせて確認したいのが、保険料です。家族を守るための保険は必要ですが、加入したまま内容を見直していないと、保障が重なっている場合があります。
例えば、死亡保障、医療保険、学資保険などをまとめて確認し、それぞれの目的を整理しましょう。目的がはっきりしない契約や、今の家族構成に合わない保障があれば、見直すことで毎月の負担を軽くできる可能性があります。
さらに、共働き世帯では、仕事と育児を両立するために時短家電や外食、家事代行などを利用する場面も出てきます。こうした支出は、忙しい毎日を支えるために役立つものです。
一方で、以前は必要だったサービスが、今も本当に必要とはかぎりません。家計を見直す際は、「暮らしに必要な支出」と「なんとなく続けている支出」を分けて考えると、無理なく負担を減らしやすくなります。
年収1500万円でも家計を早めに見直そう
夫婦で年収1500万円あっても、家計が苦しいと感じることは珍しくありません。税金や社会保険料、保育料、住宅費、教育費などが重なると、手元に残る金額は想像より少なくなります。
ただし、「高収入なのに苦しいのはおかしい」と考えすぎる必要はありません。まずは毎月の手取り額、固定費、子育て費用、貯蓄額を確認しましょう。支出を見える化することで、減らせる費用と必要な費用を分けやすくなります。今の暮らしを守りながら将来に備えるためにも、早めに家計を見直しましょう。
出典
国税庁 No.2260 所得税の税率
こども家庭庁 幼児教育・保育の無償化
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー