大学時代の友人は、新幹線では必ず「グリーン車」、飛行機では「ビジネスクラス」に乗るそうです。同じ会社員のはずですが、一体どれくらいの年収があれば無理なく続けられるのでしょうか?

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大学時代の友人は、新幹線では必ず「グリーン車」、飛行機では「ビジネスクラス」に乗るそうです。同じ会社員のはずですが、一体どれくらいの年収があれば無理なく続けられるのでしょうか?
新幹線に乗るときはいつもグリーン車、飛行機ではビジネスクラス。そんな話を聞くと、「同じ会社員なのにどうしてそんな生活ができるのだろう」と不思議に思う人もいるでしょう。
 
確かに、グリーン車やビジネスクラスは快適ですが、その分費用もかかります。しかし、利用できるかどうかは単純に年収だけで決まるわけではありません。
 
そこで今回は、グリーン車およびビジネスクラスの料金差や利用者の傾向をもとに、無理なく利用を続けるために必要な年収の目安について解説します。
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グリーン車とビジネスクラス、それぞれ追加料金はどれくらい?

まずは実際にどの程度の費用差があるのかを見てみましょう。
 
新幹線のグリーン車は、普通車指定席に追加料金を支払うことで利用できます。例えば東京~新大阪間で通常期大人1人の場合、普通車指定席と比較して片道4870円高くなります。往復すると1万円程度の差になります。
 
一方、飛行機のビジネスクラスはさらに高額です。路線や時期によって異なりますが、一般的にエコノミークラスの2.5~4倍程度の料金になることもあります。海外旅行の場合、エコノミークラスが往復10万円程度でも、ビジネスクラスでは30万円以上になるケースも珍しくありません。
 
そのため、新幹線のグリーン車は比較的利用しやすいものの、飛行機のビジネスクラスを頻繁に利用するとなると、それなりの経済的余裕が必要になります。
 

グリーン車利用者には年収1000万円以上の世帯が多い傾向

実際にどのような人がグリーン車を利用しているのでしょうか。
 
株式会社JR東海エージェンシーなどが2025年に実施した調査では、東海道新幹線または山陽新幹線を月1回以上利用する人のうち、世帯年収1000万円超の割合はグリーン車利用者で約42%でした。普通車利用者では約30%であることから、グリーン車利用者には高所得世帯が多い傾向が見られます。
 
ただし、このデータは「年収1000万円以上でなければ利用できない」という意味ではありません。年収600万円~999万円程度の層も一定数利用しており、出張や旅行の際に快適さを重視して選ぶ人もいます。
 
また、会社員の場合は会社負担の出張で利用しているケースもあります。そのため、「グリーン車に乗っている=高年収」と単純に判断することはできないでしょう。
 

無理なく続けるなら年収はいくら必要?

では、個人の負担で継続的に利用する場合、どの程度の年収が必要なのでしょうか。新幹線のグリーン車であれば、年に数回の利用なら年収500万円~700万円程度でも十分現実的です。
 
例えば東京~新大阪間を年5回往復した場合でも、追加料金は年間5万円程度になります。一方で、毎月のように利用するとなると年間10万円以上の追加負担になるため、家計に余裕がある方が続けやすいでしょう。
 
飛行機のビジネスクラスは事情が異なります。年に1回の海外旅行で利用する程度なら、旅行を最優先に考えることで実現できる家庭もあります。しかし、国内外を問わず頻繁に利用する場合はかなりの費用がかかります。
 
高所得者向けの調査では、年収2000万円を超えたあたりから、ビジネスクラスの利用に対する心理的なハードルが下がる傾向も見られています。
 
そのため、「いつもグリーン車」「飛行機は必ずビジネスクラス」という生活を長期間続けるのであれば、年収1000万円以上がひとつの目安となり、より余裕を持って続けるなら年収1500万円~2000万円程度が現実的なラインと考えられます。
 

グリーン車やビジネスクラスの利用は年収だけで決まるものではない

こうした移動手段の利用は年収だけで決まるものではありません。例えば年収800万円でも、車を持たず、住宅費を抑え、旅行を趣味としている人であれば、グリーン車やビジネスクラスを積極的に利用できます。
 
反対に、年収1500万円あっても住宅ローンや教育費の負担が大きければ、移動費に多くのお金を回せない場合もあります。実際には家計全体のバランスが重要です。
 
さらに、航空会社のマイルを活用すれば、通常より少ない負担でビジネスクラスにアップグレードできることもあります。クレジットカードのポイントを効率的に貯めて利用している人も少なくありません。
 
つまり、「同じ会社員なのにどうしてそんな生活ができるのか」という疑問の答えは、必ずしも高年収だけではなく、お金の使い方や優先順位の違いにある場合も多いのです。
 
グリーン車やビジネスクラスは確かに快適ですが、大切なのは無理なく続けられることです。年収だけに注目するのではなく、自分が何にお金を使いたいのかを考えながら、家計全体のバランスに合った選択をすることが満足度の高いお金の使い方につながるでしょう。
 

出典

株式会社JR東海エージェンシー/株式会社JR西日本コミュニケーションズ/株式会社ウェッジ 新幹線ユーザープロファイル 新幹線ユーザープロファイル調査2025
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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