自衛官を目指して「防衛大学校」への進学を希望する娘。学費が無料で月「15万円」以上の手当がもらえるというのは本当でしょうか?
防衛大学校は、一般的な大学とは制度や学生生活が異なります。学費や手当だけでなく、応募資格や学生生活のルールなども理解したうえで進学を検討することが大切です。
本記事では、防衛大学校の概要や学生手当について解説します。
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防衛大学校とは
防衛大学校は、将来自衛隊の幹部自衛官として必要な識見や能力、将来の成長につながる資質を養うことを目的とする教育機関です。教育訓練では、広い視野や科学的な思考力、豊かな人間性を育むことを重視しています。
また、大学設置基準に準拠した教育課程で一般教育に加え、人文・社会科学または理工学、防衛学を学ぶほか、自衛官として必要な基礎的な訓練や体育活動を通じて、体力や気力、幹部自衛官としての資質や技能を育成する学校です。
防衛大学校の待遇について
防衛大学校は、入学金や授業料がかかりません。そのうえ、学生には毎月「学生手当」が支給されます。令和8年4月現在の支給額は月額16万6400円です。また、6月と12月には期末手当(いわゆるボーナス)も支給されます。令和7年度の実績では、1学年は年間36万6275円、2〜4学年は年間56万3500円です。
防衛大学校の学生は特別職の国家公務員という身分であるため、全員が学生舎で生活します。被服や寝具、食事は貸与または支給の対象です。生活に必要な支援に加え、毎月の学生手当や期末手当も支給されるため、学業や訓練に取り組みやすい環境が整えられています。
防衛大学校に入るには
防衛大学校へ入校するには、推薦採用試験、総合選抜採用試験、一般採用試験のいずれかを受験し、合格する必要があります。
応募資格は、高等学校卒業者(卒業見込みを含む)などで、推薦採用試験は学校長の推薦を受けた21歳未満の人、総合選抜採用試験と一般採用試験は21歳未満の人が対象です。
試験内容は受験区分によって異なりますが、学力試験に加え、口述試験や身体検査が実施されます。総合選抜採用試験では、第2次試験で、口述試験や身体検査に加え、適応能力試験、問題解決能力試験、基礎体力試験も実施されます。
応募を希望する場合は、募集期間内に最寄りの自衛隊地方協力本部へ志願票を提出し、定められた試験を受験します。
防衛大学校と一般大学との違い
防衛大学校は、一般的な大学とは学生生活のルールが異なります。防衛大学校の学生は全員、入校と同時に学生舎で生活することが義務づけられており、自宅から通学することはできません。
外出や外泊にも規則が設けられており、土曜日・日曜日・祝日は決められた時間内で外出できます。第2学年以上は週末の外泊が認められていますが、第1学年は夏季休暇などの長期休暇期間に限り、外泊を伴う帰省が可能です。
また、校内では定められた制服などを着用し、私服や自転車などの私有物にも制限があります。なお、校外で私用のために行動する際は私服を着用できますが、第1学年は外出時の私服着用が認められていません。
防衛大学校では、学生舎での共同生活が義務づけられているほか、外出や外泊などにもルールが設けられています。こうした規律のある学生生活は、一般大学との違いのひとつといえるでしょう。
防衛大学校は学費がかからず、毎月15万円以上の学生手当も支給される
防衛大学校は、将来の幹部自衛官を育成する教育機関です。学費は不要で、学生には毎月の学生手当や期末手当が支給されます。また、学生舎での共同生活や規律ある学生生活など、一般的な大学とは異なる環境で学ぶ点も特徴です。
入校するには応募資格を満たしたうえで採用試験に合格する必要があります。自衛官を目指して進学を検討している場合は、学費や手当だけでなく、教育内容や学生生活の特徴も理解したうえで、自分に合った進路かどうかを判断しましょう。
出典
防衛大学校 学生の身分・待遇について 学生の身分
自衛官募集ホームページ 防衛大学校学生 募集要項
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
