ニュースで「ボーナス平均100万円」と知り「自分は50万円だから少ない」と落ち込む夫…周りで“100万円”は多くないと思いますが、どこの平均でしょうか?「中小企業の会社員」の平均とは

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ニュースで「ボーナス平均100万円」と知り「自分は50万円だから少ない」と落ち込む夫…周りで“100万円”は多くないと思いますが、どこの平均でしょうか?「中小企業の会社員」の平均とは
ニュースで「夏のボーナス平均100万円超」という見出しを見ると、「自分は50万円だから半分しかない……」と落ち込んでしまう人もいるでしょう。しかし、この平均100万円という数字は、全ての会社員の平均ではありません。
 
勤務先の企業規模や地域、業種などによって、ボーナスの水準は大きく異なります。本記事では、ボーナス50万円は本当に少ないのか、公表されている調査結果をもとに解説します。
三浦大幸

2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など

ニュースの「平均100万円」は大企業の平均

「ボーナス平均100万円」と報じられることがありますが、この数字は一般的には大手企業の平均を指します。一般社団法人日本経済団体連合会の「2026年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結結果(加重平均)」によると、対象となった大手企業の平均妥結額は約104万円でした。調査対象は、原則として従業員500人以上の大手企業です。
 
つまり、この100万円超という金額は、日本中の会社員全員の平均ではなく、一部の大企業を中心とした結果なのです。
 

中小企業を含めるとどれくらい?

一方、帝国データバンクが全国の企業(大企業・中小企業を含む)を対象に実施した「2026年夏季賞与の動向アンケート」では、正社員1人あたりの平均支給額は47万7000円でした。これは、中小企業や小規模企業も含めた調査です。
 
この数字と比べると、ボーナス50万円は平均をやや上回る水準となります。つまり、ボーナスの平均値はどの調査の平均を見るかによって、印象は大きく変わるのです。
 

ボーナスの平均はさまざまな状況で変わる

ボーナスは、企業規模だけでなく、業種や会社の業績によっても大きく変わります。例えば、業績が好調なメーカーや建設系などでは100万円をゆうに超えるボーナスが支給されることもあるでしょう。
 
一方、中小企業や設立間もない企業では、ボーナスがかなり少なかったり、そもそも支給されなかったりするケースもあります。また、同じ会社でも営業職と事務職、一般社員と管理職では支給額が異なることもあるでしょう。さらに、地域差も少なくありません。
 

ボーナスだけではなく年収全体を見ることも大切

ボーナスが高くても月給が低い会社もあれば、その逆の会社もあります。
 
例えば、
・ボーナス100万円、月給25万円
・ボーナス50万円、月給35万円

という2人がいた場合、年間の収入では後者のほうが多くなるかもしれません。また、退職金制度や住宅手当、家族手当など福利厚生が充実している会社もあります。
 
ボーナスだけを切り取って比較するよりも、年収全体や働きやすさも含めて考えることが重要です。
 

ボーナスは使い方も重要

仮に50万円のボーナスを受け取ったとしても、その使い方によって将来の資産は大きく変わります。例えば、生活費の補てんだけで終わる人もいれば、一部をNISAで積み立てたり、住宅ローンの繰り上げ返済に充てたりする人もいます。
 
金額だけを競うよりも、受け取ったボーナスをどう活用するかのほうが、家計に与える影響は大きいかもしれません。
 

まとめ

ニュースでは一部の大企業のボーナス額が報じられることもありますが、全体で見るとボーナス50万円は落ち込む必要のない水準です。また、ボーナスは企業規模や業種、地域などによって大きく異なります。ニュースの数字だけで一喜一憂するのではなく、年収全体や福利厚生、家計の状況も踏まえて考えることが大切です。
 
そして、受け取ったボーナスを将来の資産形成にどう生かすかを考えることが、長い目で見ればより重要といえるでしょう。
 

出典

一般社団法人日本経済団体連合会 2026年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結結果(加重平均)
株式会社帝国データバンク 2026年夏季賞与の動向アンケート
 
執筆者 : 三浦大幸
2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など

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