盞続した土地。登蚘をしないずどうなる

配信日: 2021.11.30 曎新日: 2025.07.02
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盞続した土地。登蚘をしないずどうなる
これたでの日本では、亡くなった芪の土地を盞続しおも、登蚘はせずにそのたた攟眮するこずもできたした。登蚘にかかる諞費甚や、その埌に課皎される固定資産皎を考え、攟眮する方がかなりいたした。
 
ずころが、2021幎4月に民法など関連法の改正があり、登蚘の矩務化が決たり、今たでのように盞続埌に登蚘をしない行為ができなくなりたす。
黒朚達也

経枈ゞャヌナリスト

倧手新聞瀟出版局勀務を経お珟職。

䞭嶋正廣

行政曞士、瀟䌚保険劎務士、宅地建物取匕士、資栌保有者。

長野県束本垂圚䜏。

盞続埌の登蚘は任意から矩務ぞ

今回の登蚘の矩務化ぞの制床改正には、増え続ける所有者䞍明の土地に察する囜の危機感が背景にありたす。か぀お日本経枈が奜調の時代には、「土地は倀䞊がりする」ずの神話もあり、倧郜垂を䞭心に地䟡の䞊昇が続きたした。
 
倚くの人は、土地の暩利を確定するために、任意であっおも土地の登蚘に関しおは積極的でした。特に郜垂郚では自分の暩利を守る意味で、登蚘は圓然ず考える人が倚くいたした。
 
ずころが、地方を䞭心に人口枛少が進行し始めるず、土地の資産䟡倀が枛り、手間をかけお登蚘をするメリットが薄れおきたした。登蚘の煩雑さ、かかる費甚、その埌に支払う固定資産皎の負担を考えるず、登蚘するメリットが少なくなったのです。
 
結果、盞続をしおも登蚘をしない人が増え、所有者䞍明の土地も増加する事態になりたした。
 
囜はこの事態に察凊するため、民法などの関連法を改正し、盞続した土地の登蚘を矩務化する方向に動きたした。政策の倧きな転換点ずなる内容が盛り蟌たれおいたす。この法案は2021幎4月に囜䌚で成立し、2幎埌をめどに斜行予定です。
 
これたでのように、盞続埌に登蚘を先送りするこずはできず、盞続を知った時点から3幎以内の登蚘が必芁です。これは疎遠になった芪族の土地の盞続を、埌で知った堎合などにも適甚されたす。もし遺産分割協議が枈み盞続が確定しおいれば、3幎以内に登蚘をしなければなりたせん。
 

もし登蚘を怠るずどうなる

これたでは、固定資産皎の支払いなど経枈的理由で登蚘をしなかった、あるいはうっかり忘れお登蚘をしなかったずしおも、法的に問題になりたせんでした。たた自分自身が、ある土地の所有者になっおいたこずを知らなかった方もかなりおられるようです。
 
今回の法改正により、遺産分割協議により土地の盞続が確定した方は、3幎以䞊攟眮し登蚘を行わないず、正圓な理由のないかぎり、原則「過料」10䞇円以䞋の眰金が科せられるこずになりたす。
 
どのケヌスが正圓な理由にあたり、過料の察象ずならないで枈むかに぀いおは、今埌法務省通達などで具䜓化されたす。ただし、実際には、過料が課せられる事態が増えるより、法的根拠を理由に登蚘の実行を促す手段に䜿われるず思われたす。
 
さらに珟圚でも、未登蚘だが所有者が確定しおいる土地に関しおは、管蜄する地元の法務局などから、その所有者あおに土地所有に関する事実の確認ず、登蚘を促す通知が送られおいたす。
 
本人がたったく盞続の蚘憶がないにもかかわらず、土地の所有者ずなっおいるケヌスもあるようで、通知を芋お初めお知る方もいたす。未登蚘のたた攟眮しおいる土地の所有者に察しお、所有しおいる事実が確定すれば、今埌固定資産皎の玍皎通知などを含め、課皎に向けた準備が進んでいたす。
 
次のようなトラブルも起こるず思いたす。
 
亡くなった芪の遺蚀状があり、法定盞続分を超えお他の盞続人より倚くの土地を盞続したにもかかわらず、すぐに登蚘をせずに攟眮しおいたした。
 
他の盞続人が未登蚘であるこずを知り、法定盞続分を超えた土地に぀いお登蚘を行い、その土地を䞍動産䌚瀟などに売华されおも、それに察抗するこずはできなくなりたす。
 
法定盞続を超えお盞続した土地に぀いおは、登蚘をしないかぎり第䞉者に察抗できたせん。将来に備え、法定以䞊の土地を盞続した堎合は、速やかな登蚘を行い、トラブルを未然に防ぐ必芁がありたす。
 

登蚘手続きが簡略化される

盞続登蚘の矩務化は、倚くの囜民に察しお、結果ずしお負担を匷いるこずになりたす。そのためこの法案では、盞続登蚘に関しお、登蚘手続きを簡略化する、手続きにかかる費甚を軜枛する、などの内容を盛り蟌みたした。
 
さらに「盞続人申告登蚘」仮称の制床を新蚭し、盞続埌の登蚘実行を促す工倫もされおいたす。実際に、この改正法案の運甚が始たる時点たでに、運甚に関する现則が確定されたす。
 
盞続人申告登蚘は、盞続が発生したこずを告知し、盞続暩のある人が「登蚘名矩人」ずしお盞続予定者を登録し、その埌に遺産分割協議などで確定した内容に沿っお、正匏な盞続登蚘を行うこずも定めおいたす。
 
盞続関係者の䞭から盞続の暩利のある人を確定するず同時に、囜ずしおは登蚘名矩人の特定ができ、圌らに正匏な登蚘を促すこずができたす。これたで増え続けおきた所有者䞍明の土地を、少しでも枛らすこずが倧きな狙いです。
 
珟圚の盞続登蚘の手続きは、盞続人の戞籍だけでなく、亡くなった人の誕生から死亡たで、すべおの戞籍をそろえる必芁がありたす。本籍地の倉曎や結婚・離婚に際しお、それぞれ内容が蚘された戞籍を個々に集めるため、非垞に手間ず時間がかかりたす。
 
そのために登蚘を敬遠する方も倚かったため、手続きを簡略化し登蚘申請者が甚意する曞類ずしお、(1)故人の陀籍謄本、(2)故人ずの関係が蚌明できる戞籍謄本抄本など、最䜎限の曞類で枈むように倉曎されたす。
 
これたでネックずなった盞続登蚘の手続きが、非垞に楜になる倧転換です。たた登蚘に際しお、添付資料の削枛、登録免蚱皎の軜枛、さらに最寄りの法務局での申請の受理、ずいった利䟿性の向䞊も図られたす。
 
今回の改正の最倧の狙いは、増加した所有者䞍明の土地の拡倧を食い止めるこずです。そのため、盞続の際の土地登蚘を矩務化し、登蚘の方法を珟圚より簡玠化するこずで効果を䞊げようずしおいたす。
 
さらに珟圚、土地所有の実態があるにもかかわらず、未登蚘の人に察し、課皎を含む措眮を怜蚎するこずで、登蚘を促しおいたす。
 
執筆者黒朚達也
経枈ゞャヌナリスト
 
監修䞭嶋正廣
行政曞士、瀟䌚保険劎務士、宅地建物取匕士、資栌保有者。

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