認知症の芪が䜜成した遺蚀状。玍埗いかないけど諊めるしかないの

配信日: 2022.02.10 曎新日: 2025.07.02
この蚘事は玄 4 分で読めたす。
認知症の芪が䜜成した遺蚀状。玍埗いかないけど諊めるしかないの
遺蚀によっお盞続財産を被盞続人の思うずおりに分けるこずができたすが、遺蚀にはいく぀かの皮類があり、さらにそれが有効ずみなされるための芁件がありたす。では、認知症の芪が䜜成した遺蚀に効力はあるのでしょうか
新井智矎

新井智矎/トヌタルマネヌコンサルタント
公匏サむトhttps://marron-financial.com/
保有資栌
・玚ファむナンシャル・プランニング技胜士
・CFP®
・DC(確定拠出幎金)プランナヌ
・䜏宅ロヌンアドバむザヌ
・蚌刞倖務員
マネヌコンサルタントずしおの個人向け盞談、NISA・iDeCoをはじめずした運甚にた぀わ
るセミナヌ講垫のほか、金融メディアぞの執筆および監修に携わっおいる。珟圚幎間200本
以䞊の執筆・監修をこなしおおり、これたでの執筆・監修実瞟は3,500本を超える。

遺蚀胜力ずは

自筆蚌曞遺蚀で、か぀芪が認知症だった堎合、その遺蚀が有効かどうかは、遺蚀曞を䜜成した時点で遺蚀䜜成のための適切な胜力があったかどうかで決たりたす。この胜力のこずを遺蚀胜力ずいいたすが、その刀断基準は「遺蚀によっお盞続人にどのような圱響が及ぶか」ずいうこずが認識できおいればよいこずになっおいたす。
 
認知症などで埌芋人が぀いおいる堎合、その行動内容によっおは制限を受けたすが、遺蚀に぀いおは制限察象倖ずなっおいたす。したがっお、認知症の芪が䜜成した遺蚀は䞀抂に無効であるずは蚀い切れたせん。
 

認知症の芪が䜜成した遺蚀曞が無効になるケヌスずは

では、どのようなケヌスが無効ず刀断されるのでしょうか。
 

■意思胜力

認知症の芪が䜜成した遺蚀曞が有効ず認められるためには、最䜎限の意思胜力が必芁ずされおいたす。この最䜎限の意思胜力が認められない堎合、その遺蚀曞は無効ず刀断されたす。
 

■事実ずの盞反性および合法性

遺蚀曞にかかれおいる盞続人の名前が異なる、もしくは存圚しおいない財産や人物に぀いおの蚘茉など、事実ず異なる内容が蚘茉されおいた堎合、その遺蚀曞は無効ずみなされたす。たた、遺蚀曞の内容が公序良俗に違反するような内容だった堎合も、その郚分もしくは党郚に぀いお無効ずみなされたす。
 

■その他

その遺蚀曞がそもそも本来の芁件を満たしおいない堎合は、圓然無効ずなりたす。䟋えば、子どもが代筆しお䜜成したものや、自筆の眲名がないなど、自筆蚌曞遺蚀ずしお成立するための芁件が1぀でも欠けおいた堎合は有効な遺蚀曞ずしおは認められたせん。
 

医垫の刀断だけで無効になるこずはない

認知症ず認められるためには医垫の蚺断が必芁ですが、医垫から認知症ず刀断されたからずいっお遺蚀曞が無効ずなるわけではありたせん。あくたでも刀断基準は遺蚀曞が䜜成された時点の意思胜力です。
 
たた、その遺蚀曞の内容から刀断するこずもありたす。意思胜力の皋床からみお、あたりにも耇雑な内容だった堎合は無効ずなるケヌスがある反面、簡朔な内容であれば認められる可胜性もありたす。
 

■遺蚀が有効かどうかの刀断基準

認知症の芪が䜜成した遺蚀曞が有効かどうかは、䜜成時の意思胜力ず、遺蚀曞の内容によっお刀断されたす。
 
内容に぀いおは、耇雑なものではないかどうかを刀断するず同時に、合理的なものか、䞍自然な点はないかなどもあわせお総合的に刀断したす。意思胜力に぀いおは認知症の刀断によく利甚される「長谷川匏簡易知胜評䟡スケヌル」を甚いお刀断するケヌスが倚く芋られたす。
 

最終的には裁刀所の刀断を仰ぐ必芁も

盞続人同士での意芋がたずたらず、遺蚀の効力を最終的に刀断するためには、裁刀所に䟝頌する必芁がありたす。
 

■調停

その遺蚀曞が有効か無効かを刀断する際に最初に申し立おるもので、家庭裁刀所に仲介を願い出たす。盞続人同士で遺蚀曞が有効か無効かの意芋が分かれる堎合、盞続人ず家庭裁刀所の調停委員ずで話し合い、それでもたずたらない堎合は、次の段階蚎蚟に移りたす。
 

■蚎蚟

蚎蚟の段階になるず、管蜄は地方裁刀所です。無効であるず䞻匵する人は、その蚌拠を明らかにする必芁がありたすが、無効ず認められれば、遺蚀曞は最初からなかったこずになりたす。そしお、最終的にどのような割合で分割するかを盞続人同士で話し合うこずになりたす。
 

たずめ

認知症の芪が䜜成した遺蚀の有効性が問われるのは自筆蚌曞遺蚀のケヌスが倧半です。したがっお、遺蚀曞を䜜成するにあたっおは、必ず自分の意思胜力がはっきりしおいる時点で行う必芁がありたす。さらに遺蚀の効力を高めるためにも、公正蚌曞遺蚀で行っおおくずよいでしょう。
 
たた、芪が認知症ず蚺断された堎合は、日蚘で日々の状態を蚘録しおおくほか、医垫の蚺断曞や怜査結果を保存しおおくこずを心がけおおきたしょう。そうするこずで、もし、認知症の状態で遺蚀曞が䜜成されたずしおも、その䜜成時の意思胜力がどうだったかを日蚘で知るこずができたすし、内容によっおは最終的に有効ず認められる可胜性もありたす。
 
遺蚀曞の内容が有効か無効かに぀いお調停や蚎蚟に発展するず、時間がかかりい぀たでたっおも遺産分割協議に進めないずいう事態を招きかねたせん。さらに裁刀費甚も考慮する必芁があるでしょう。認知症の問題は、遺蚀だけでなくさたざたな分野にも圱響するこずからも、そうなった堎合を想定し、早めに行動するこずが倧切です。
 
出兞
※e-Govポヌタル
 
執筆者新井智矎
CFP(R)認定者、䞀玚ファむナンシャルプラン二ング技胜士(資産運甚)
DC(確定拠出幎金)プランナヌ、䜏宅ロヌンアドバむザヌ、蚌刞倖務員 

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