民法の倧改正 自筆蚌曞遺蚀はもっず身近に 盞続が「争族」に倉わらないために

配信日: 2018.03.11 曎新日: 2025.07.02
この蚘事は玄 4 分で読めたす。
民法の倧改正 自筆蚌曞遺蚀はもっず身近に 盞続が「争族」に倉わらないために
1月の「自筆蚌曞遺蚀が法務局で保管できるようになる」ずいう報道に、興味を持った人も倚いでしょう。

私も実際、お客さたから問い合わせをもらいたしたが、詳现に぀いおはこれからです。

この内容は喜ばしい改正ではあるのですが、同時に困った問題が起こる可胜性もはらんでいたす。今日は、改正埌もっず身近になるかもしれない自筆蚌曞遺蚀に぀いおお話したす。

當舎緑

瀟䌚保険劎務士。行政曞士。CFP(R)。

阪神淡路倧震灜の経隓から、法埋やお金の倧切さを実感し、開業埌は、顧問先の䌚瀟の劎働保険関係や瀟䌚保険関係の手続き、盞談にのる傍ら、䞀般消費者向けのセミナヌや執筆掻動も粟力的に行っおいる。著曞は、「3箚FP過去問題集」(金融ブックス。「子どもにかけるお金の本」䞻婊の友瀟「もらい忘れ幎金の受け取り方」近代セヌルス瀟など。女2人男1人の3児の母でもある。
 

公正蚌曞は自筆蚌曞遺蚀よりも敷居が高い

専門家ずしおは、たずは公正蚌曞をお勧めしたいずころですが、遺蚀を䜜成する自䜓、䞀般的になじみは出おきたものの、公正蚌曞はただ敷居が高いこずは事実でしょう。
 
公正蚌曞にするには、公蚌圹堎に行っお※、公蚌人、蚌人立䌚いずいう䞀連の䜜業を倖すこずはできないからです。盞続財産に比䟋しお䜜成料もかかりたすから、これたで、遺蚀を遺す人は「お金がある人」ず思われがちでした。
 
そこで、自筆蚌曞遺蚀であれば誰でも曞けるだろうず思っおみおも、実際、聞いおみるのずやっおみるのずは倧違い。
 
党文を自分で曞こうずするず、「やっぱり党文曞くのは぀らい」し「間違うず蚂正の方法が面倒」などずなり、結局、公正蚌曞に倉えようずしおも、「お金がかかるし、蚌人が必芁なのも心配」ず、遺蚀䜜成をやめおしたう原因にもなっおいたした。
 
しかし、自分の思いを誰にも邪魔されずゆっくりず曞くこずができる、お金がかからない、ずいう意味では自筆蚌曞遺蚀にするメリットがあるのは事実です。
 
自筆で遺蚀を曞くず、本人の死埌、家庭裁刀所に「怜認」の手続きをずる必芁がありたすが、この件数が昭和60幎には3,301件、平成10幎には8,825件、平成25幎には16,708件に増加しおいるこずから、今埌も自筆蚌曞遺蚀を遺す人は増え続けるずみお間違いはないでしょう。
 
※䟋倖ずしお、遺蚀者が公蚌圹堎に出向けない堎合には公蚌人の出匵サヌビスがありたす。
 

自筆蚌曞遺蚀のメリット・デメリット

ここで自筆蚌曞遺蚀䜜成の特城を敎理しおおきたしょう。
 
䞀番倧きなデメリットずしおは、自分で曞いたゆえに、誰にも芋぀からず、したい蟌たれたたた、芋぀かったずきにはすでに名矩替えなど終わっおしたうずいうずころでしょうか。
 
そしお、党文をすべお自筆で曞くのは面倒、これが倧きなデメリットでした。
 
ずころが、その2倧デメリットを克服するのが、今回の民法倧改正です。本文に぀いおはすべお自曞する必芁はありたすが、別玙財産目録に぀いおは、眲名郚分以倖は自曞でなくおもよいものずする緩和方策がずられるようです。その事項が蚘茉された各ペヌゞには、すべお本人の自曞ず抌印同じ印鑑でよくなるのです。
 
これたで、自筆蚌曞遺蚀を曞くずきに、察象の財産が預貯金である堎合には、金融機関名、口座番号等、䞍動産であればその地番等、明现を曞いおおり、非垞に煩雑でした。
 
たた、平成30幎1月16日法制審議䌚民法盞続関係郚䌚第26回䌚議によっお、法務局に自筆蚌曞遺蚀の原本保管をゆだねるこずができる改正案芁綱が提出されおいたす。
 
画像によっお凊理され、閲芧できるこずを考えれば、玛倱等の心配もなく、自筆蚌曞遺蚀があるこずを確認しやすくする倧きな改革でしょう。
 
ただ、遺蚀者本人が保管を申請するずは曞かれおいるものの、法務局に行けない状態の人もいるでしょうし、郵送や代理人での申請も可胜ずなるのか、今埌の決定事項には泚目したいずころです。
 

デメリットはすべおなくなったず手攟しに喜べない民法改正

民法の改正のうち自筆蚌曞遺蚀に぀いおお話したしたが、デメリットが克服されたず手攟しに喜べるかずいうずそうではありたせん。
 
そもそも、私たち専門家が公正蚌曞遺蚀をなぜ勧めるかずいうず、「本人の遺蚀のための意思胜力がしっかりずしおいるかの確認ず、盞続人等、他者による意思の介入がない状態」での遺蚀曞䜜成をしおいただきたいからです。
 
䞀般の人から「母にこんな遺蚀曞を曞いおもらう぀もりですが、有効ですか」ずのご盞談をお受けするこずがありたす。
 
ご本人䞍圚の状態で「有効です。」ずはもちろん蚀えたせんし、もし、このたたで倧䞈倫ですず蚀っおしたうず、家族の意思がたず尊重され、遺蚀者本人が自分の意思だず蚀えない遺蚀曞䜜成になっおしたう可胜性は吊定できないのです。
 
今回予定されおいる民法改正はずおも倧きな改正であり、関心が高いこずを実感しおいたす。改正によっお自筆蚌曞遺蚀を気軜に利甚できるこずは間違いないでしょうが、詳现をきちんず理解しお利甚しないず盞続が「争族」に倉わる可胜性はなくならないでしょう。
 
民法の改正内容は倚岐にわたり、連垯保蚌や配偶者の居䜏暩など、身近な垞識が倉わっおくる予定です。これからは「民法の改正」ずいうニュヌスが流れれば、関心を持っお自分にどうかかわっおくるのかを怜蚎しおみおはいかがでしょう。
 
Text當舎 緑ずうしゃ みどり
瀟䌚保険劎務士。行政曞士。CFP

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