更新日: 2023.09.29 葬儀

「家族葬」に来なくていいと言われましたが、親戚の私はお花を送ってもいいですか? 相場はどれくらいですか?

「家族葬」に来なくていいと言われましたが、親戚の私はお花を送ってもいいですか?  相場はどれくらいですか?
最近では、少子化や経済的な理由から、一般葬が減少し、家族葬や直葬が増加していると言われています。自分の親戚が家族葬を行う際に、供花や、その費用について気にする人もいるでしょう。
 
本記事では、家族葬で供花する場合のマナーやお花の種類、相場、注意点などについて解説します。家族葬における知識を深めて、失礼のないように供花をしましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

家族葬ではお花を贈ってもいい?

一般的に、家族葬では香典や供花、弔問などを辞退することが多いといわれています。これは、ご遺族にとって経済的な負担や手間がかかることがあるためです。
 
そのため、家族葬でお花を贈る場合は、必ず事前にご遺族の意向を確認する必要があります。そして、ご遺族が「お花を贈っても問題ない」という意向を示す場合、通夜の開始前までにお花を手配するよう心がけ、もし断られた場合は贈ることを控えましょう。

 

家族葬で贈るお花の種類と相場

家族葬で贈るお花には、献花、花輪、枕花などの種類があり、それぞれで使用するシーンや金額が異なります。どの種類があるのか、また、一般的な価格帯はどれくらいなのかを事前に把握しておくことは重要です。これにより、マナー違反や予算不足などの問題を避けることができます。
 
本項では、家族葬で贈るお花の種類と価格の相場について見ていきましょう。

 

献花

焼香の代わりに使用されるお花は、献花と呼ばれます。一般的に白色のお花が使用されますが、故人が好きだった色を選ぶこともあります。
 
献花は、多くの場合、キリスト教や無宗教の場合に行われ、1人ひとりが1本ずつ花をささげます。献花に使用される花は生花に限られています。キリスト教の儀式ではカーネーションが使用されることが多いです。また、バラなど、トゲのある花は一般的に控えられています。献花の相場は、1基1万〜3万円程度といわれています。

 

花輪

花輪は、通常、斎場の外に飾るお花のことです。使用される色は、白、青、紫、黄色などです。花輪は香典の代わりに贈ることがあります。キリスト教の場合は造花の花輪を使用しない、地域によって使う色が違う、などといわれているため事前に確認しておくことが大切です。
 
花輪の相場は、1基1万〜2万円程度と言われています。

 

枕花

枕花は、故人の枕元に飾るお花のことを指します。通常、葬儀社が枕花を用意しますが、故人と親しい関係の方が用意することもあります。枕花を贈る場合、派手な色彩のフラワーアレンジメントはさけ、控えめな色合いを選び、通夜の前に届くように手配するのが一般的です。
 
枕花の相場は、1基5000円〜2万円程度と言われています。

 

【PR】「相続の手続き何にからやれば...」それならプロにおまかせ!年間7万件突破まずは無料診断

家族際でお花を贈る際の注意点

家族葬でお花を贈る際には、事前にご遺族の意向を確認することが重要です。また、通夜の開式前にお花が届くように手配し、返礼は辞退することも大切です。こうした注意点を理解しておくことで、ご遺族に負担をかけたり、マナー違反になるリスクを軽減することができます。
 
本項では家族葬でお花を贈る際の注意点についてまとめてみていきましょう。

 

事前にご遺族の意向を確認すること

家族際でお花を贈る場合は、事前にご遺族の意向を確認することが重要です。これは、遺族にとって経済的な負担や手間がかかるためです。遺族の意向を尊重し、マナーに従うためにも、勝手に贈らずに必ず確認するよう心がけましょう。

 

通夜の開式前までに届くように手配すること

お花を贈る場合、通夜の開式前までに届けるのがマナーです。そのため、お花の手配を行う際には、配達スケジュールを検討することが重要です。時間的に間に合わない場合は、無理に贈る必要はありません。適切なタイミングでお花を贈るようにしましょう。

 

お花の返礼は辞退すること

家族葬においては、通常は供花に対する返礼は行いません。ご遺族に心理的な負担をかける可能性があるため、返礼を辞退する意向を明確に伝えることは、ご遺族の負担を軽減するのに役立つでしょう。

 

葬儀社を通じて手配すること

通常、供花する際は、葬儀社を通じて手配します。ご遺族が葬儀を依頼している葬儀社であればスムーズに進めることが可能です。不明点があれば、その場で回答をもらえるため、すぐに解決できるでしょう。

 

事前に承諾を得た上で、供花を贈りましょう

親戚が家族葬を行い、お花を贈る場合、必ず事前にご遺族の意向を確認しましょう。親戚で関係が深いからといっても、お花を贈ることがご遺族にとって迷惑になることがあるかもしれません。費用の目安は1万円~5万円程度の場合が一般的ですが、故人様との関係性や、宗派や地域の文化、また葬儀社によって異なります。
 
葬儀はご遺族にとって特に重要な場であるため、最大限に配慮することが大切です。お花を贈ることを検討している場合は、事前に承諾を得た上で、葬儀社を通じて手配しましょう。

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集