更新日: 2023.10.27 葬儀

妻の父が亡くなり四十九日法要を行います。費用の目安やその内容を教えてください

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

妻の父が亡くなり四十九日法要を行います。費用の目安やその内容を教えてください
四十九日法要という名称は知ってはいるものの、その内容や費用の目安についてくわしく知りたいと考える方は少なくないでしょう。
 
本記事では、四十九日法要の内容、当日の流れや準備するもの、費用の目安について解説します。四十九日法要とはなにか知っておきたい方は参考にしてください。
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四十九日法要とは

四十九日とは、故人の命日を1日目とし、49日目当日、またはそれまでの期間を指します。
 
諸説ありますが、この期間内では、故人がまだ極楽浄土に行けていない、または成仏されていない、安穏にお眠りいただきたい、などと考えられ、49日目に死後の行き先が決まるなどという考え方があります。四十九日におけるとらえ方は各宗派によって異なります。
 
このようなことから故人の安穏を祈るために法要が行われます。また、遺族にとっては、喪の期間が終わる重要な節目でもあります。
 

四十九日法要の当日の流れ

四十九日法要の当日に行われる儀式は、以下のとおりです。


・四十九日法要
・お斎(とき)
・納骨法要

四十九日法要では、故人が成仏されるよう供養します。お斎は、四十九日法要の参列者や僧侶と行う会食のことです。通常、四十九日法要の勤行が終了したあとに行われ、参列者や僧侶に感謝を伝え、故人を偲(しの)ぶ時間をとります。
 
また、納骨法要では、お墓や納骨堂に故人の遺骨を納めます。このように、四十九日法要の当日にはお斎や納骨法要も行われるのが一般的です。
 

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四十九日法要までに準備するもの

四十九日法要当日までに準備することは、以下のとおりです。


・日程の決定
・会場や場所の決定
・参列者への案内
・お斎の手配
・僧侶の手配

親族みなで相談し、四十九日法要を行う日程を決める必要があります。四十九日法要は故人が亡くなった49日目に行うのが基本ですが、参列者の都合もあるため、集まりやすい日程を選択することも大切です。
 
また、日程が決まったら、ホールや会館などの会場を予約し、参列者への案内、お斎の手配、僧侶の手配などを行います。参列者への案内は、先方の都合もあるため、3〜4週間前までには到着するよう案内状を送りましょう。
 

四十九日法要にかかる費用の目安

四十九日法要には、会場費、会食費、お布施(ふせ)、返礼品などの費用がかかります。各費用の概算を把握することで、資金計画を事前に立てやすくなり、準備がスムーズに進行します。事前に費用の目安を確認しておくことは、非常に重要です。
 
安心して当日を迎え、故人の冥福を祈って供養を行えるでしょう。本項では、四十九日法要にかかる費用の目安について紹介します。
 

会場費

自宅ではなく、葬儀ホールなどを利用する場合、会場費が必要です。費用は会場の規模によって異なり、一般的には3万円から15万円程度が目安となります。また、会場の予約は日程に関連しますので、できるだけ早く予約手続きを行うことがおすすめです。
 

会食費

通常、四十九日法要が終了したあとに会食(お斎)が行われます。会食の費用は、依頼先の仕出しや、もしくは会食の場所や内容によって異なりますが、一人あたり3000円から5000円が一般的な目安です。
 
場所によっては、一人あたり1万円ほどかかることもありますので、何人が出席するのかを確認し、早めに手配を行うことが大切です。
 

お布施

お布施の目安は、宗派により異なりますが、一般的に葬儀費用の10%から20%程度とされており、通常は3万円から5万円程度です。また、場所によってはお車代や御膳料も考慮する必要があります。お車代は通常5000円から1万円程度、御膳料は5000円から2万円程度となります。
 

返礼品

返礼品は、お香典のお返しのことを指します。
 
四十九日法要のお香典は故人との関係性で包まれますが、一般的に叔父や叔母など親族であれば5000円から1万円、職場関係の方であれば3000円から1万円程度と幅があります。返礼品は、言い伝えとして「あとに残らないような品物」がよいとされ、通常、会食が終わったあとに参列者へ渡します。
 
返礼品の中身は、お茶、お菓子、タオル、缶詰、洗剤などの消耗品であることが一般的です。費用の相場は、香典の半返しとされており、3000〜5000円程度であることが多いです。
 

四十九日法要を計画的に準備し、故人の安穏を願いましょう

四十九日法要は、故人が安らかに眠れるように祈るためにとり行われる重要な儀式です。四十九日法要の当日には、お斎や納骨法要などが執り行われ、故人を偲ぶ時間をとります。
 
会場の決定や参列者への案内など、四十九日法要当日までに準備が必要で、会場費や会食費などの費用がかかるため、計画的に進めることが重要です。また、親族同士があとになってもめごとなどがないよう、計画的に進め、故人の安穏を願いましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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