更新日: 2024.03.04 贈与

祖母が孫に「ひな人形」をプレゼントしてくれますが「100万円」近くするようです。高すぎると思うのですが、これって普通ですか?「贈与税」などかかる場合もあるのでしょうか…?

祖母が孫に「ひな人形」をプレゼントしてくれますが「100万円」近くするようです。高すぎると思うのですが、これって普通ですか?「贈与税」などかかる場合もあるのでしょうか…?
子どもや孫が女の子だった場合、ひな人形を買うことを検討する人は多いと思います。ひな人形にも高価なものやリーズナブルな価格のものがありますが、それぞれの相場はいくらぐらいなのでしょうか? また、高額なひな人形をプレゼントされた場合、贈与にあたるのでしょうか?
 
そこで本記事では、ひな人形の相場を紹介するとともに、100万円のひな人形をプレゼントされた場合に贈与税の対象になるのか解説していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

ひな人形の値段は何で変わる?

ひな人形は、何段飾りかというサイズと、素材や道具の種類、作り手などによって値段が決まります。例えば、親玉飾りや平飾りと呼ばれる1段のひな人形の価格帯は安い物で5万円ほどです。男雛と女雛の2人だけが並ぶひな人形がイメージしやすいと思います。
 
しかし、1段のひな人形でも高い物は50万円近いものまであります。部屋の広さなどにより1段のひな人形しか飾れないという場合でも、豪華なひな人形にすることで部屋の雰囲気をきらびやかにすることは可能です。
 

100万円のひな人形も存在する

3段のひな人形は8万円から50万円、7段のひな人形は20万円から100万円を超えるものまであります。
 
7段のひな人形は15体の人形に加えてたんすや重箱、御所車といった道具が並ぶのでその分価格も高くなるようです。たくさんの人形や道具を家族で飾り付けができるのもひな人形の良さの1つなので、高額でもそれだけの価値があると感じる人も多いでしょう。
 
また、現在は収納飾りやケース飾りといった飾り付けを自分でしなくてもよいひな人形も売られています。この場合は価格も3万円代のものもあるので購入しやすいです。
 

【PR】「相続の手続き何にからやれば...」それならプロにおまかせ!年間7万件突破まずは無料診断

100万円のひな人形をプレゼントされると贈与税はかかってしまう?

贈与税は個人から財産を渡された場合に発生する税金です。そのため、家族間であっても贈与税の対象となる場合もあります。
 
価格の高いひな人形をプレゼントされた場合も個人から財産を渡されているので贈与税の対象です。もっとも、贈与税には基礎控除があります。1月1日から12月31日までの1年間に贈与を受けた財産の合計額から基礎控除額の110万円を差し引くため、贈与額が年間110万円未満であれば贈与税はかかりません。
 
本記事のように、「100万円のひな人形をプレゼントされた場合」は110万円未満の贈与になるので、基礎控除の範囲内になります。
 
しかし、1月1日から12月31日までの1年の間にひな人形以外に現金を渡されたり、ほかのものをプレゼントされたりした場合は注意が必要です。110万円の基礎控除を超えてしまう可能性があります。110万円を超えた場合は、超えてしまった部分について贈与税がかかるので注意しましょう。
 

ひな人形をプレゼントする場合やプレゼントされた場合は贈与税にも注意しましょう

ひな人形は無病息災を祈るだけでなく飾り付けや後片付けまでを楽しむことができます。リーズナブルな価格から高価なものまでありますが、高価なひな人形をプレゼントする場合やプレゼントされた場合は贈与税についても注意しましょう。場合によっては贈与税がかかる可能性があるからです。
 
これからひな祭りまでにひな人形の購入を考えている人やプレゼントされる予定の人は、ぜひ参考にしてください。
 

出典

国税庁 No.4402 贈与税がかかる場合
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集