友人が就職祝いに「ロレックス」を親から貰うらしくて羨ましい! けれど「税金」はかからないのでしょうか?
配信日: 2025.04.11

ただし高価な時計であるだけに、贈与税を払うことになったり、周囲の目が気になったりする場合もあります。
本記事では贈与税がかかる条件と、新卒社会人がロレックスを着けるリスクなど、気になる点を解説します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ビジネスシーン向けロレックスの定価
まずは、スーツにも似合うロレックスのエントリーモデルを3つご紹介します。2025年3月現在の定価(メーカー希望小売価格:税込み)は、次のようになります。
・オイスターパーペチュアル :オイスタースチール
メンズサイズ:93万2800円(36ミリメートル)~
レディースサイズ:85万5800円 (28ミリメートル)~
ロレックスのために特別開発された、オイスタースチールと呼ばれる素材を使用しています。これは航空宇宙・化学分野などの先端技術分野で使用される丈夫でさびにくい最高峰のスチールです。オイスターパーペチュアルはロレックスの原点であり、シンプルで実用性の高いモデルといえるでしょう。
・デイトジャスト:オイスタースチール
メンズサイズ: 113万5200円(36ミリメートル)~
レディースサイズ:107万3600円(31ミリメートル)~
デイトジャストの名前は、ダイヤルの3時部分の小窓に世界で初めて日付を表示したところから由来しています。文字盤が見やすく、ビジネス使用にも適したモデルです。
・エクスプローラー 36:オイスタースチール
110万4400円(36ミリメートル)
前人未到の地を冒険する探検家(エクスプローラー)のために作られたモデルで、視認性のよさと温度変化や振動にも強い丈夫さが特徴です。実用性を重視し、シンプルなブラックダイヤルの文字盤はスーツにも似合います。
就職祝いにも贈与税がかかる?
たとえ親からのお祝いの品であっても、金額によっては贈与税がかかります。現金以外にも不動産や株式、車、貴金属など金銭的価値のあるものを贈られたときは、もらった側に納税義務が発生します。
ただし基礎控除があり、贈与された額が年間110万円までは税金がかかりません。
例えば、父から100万円の時計を受け取った場合には申告の必要はありません。しかし、同じ年に母からも現金50万円をもらっていたとしたら、合計150万円になり、このケースでは贈与税が発生します。人数に応じて110万円ずつではない点に注意しましょう。
ロレックスの場合でいえば、110万円までの時計なら、申告の必要はありません。ご紹介した時計でいえば、「オイスターパーペチュアル」が定価の場合、贈与税はかからないということになります。
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ロレックスを新卒社会人が持つ「リスク」
ロレックスは世界中で人気が高く、憧れている人も多い時計です。それだけに、高価で注目度も高くなります。特に新卒社会人がロレックスを持つ場合、いくつかのリスクが予想されます。身に着けるときには、注意しておいたほうがいいでしょう。以下で、主なリスクを3つ紹介します。
1. 高級な時計をしていることで、業界によっては「派手好き」と思われたり、「生意気だ」と反感を持たれたりするかもしれません。
2. 高価で目立ちやすいロレックスは、盗難や紛失のリスクがあります。
3. 贈与税の負担のほかに、3~5年ごとに定期的なメンテナンス費が必要です。そのため一度に数万円から数十万円の維持費を用意しておく必要があります。
まとめ
ロレックスのように高額のプレゼントをもらった場合、贈与税がかかることがあります。もらった側が納税しなくてはいけないので、事前に考えておきましょう。また、ロレックスは人気があり知名度の高い時計です。派手なデザインを避ける、新社会人としてTPOをわきまえるなどの注意が必要かもしれません。
出典
ロレックス公式サイト ロレックス コレクションを探す
国税庁 No.4402 贈与税がかかる場合
国税庁 No.4405 贈与税がかからない場合
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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