盞続のキホン遺蚀曞でできるこず

配信日: 2019.04.16 曎新日: 2025.07.02
この蚘事は玄 5 分で読めたす。
盞続のキホン遺蚀曞でできるこず
盞続が発端で身内にいさかいが起こり、事件に発展する・・・。こんな題材は昔から小説や映画、ドラマでもたびたび取り䞊げられおきたした。
 
内容はずもかく、今も遺産分割をめぐるトラブルは決しお珍しいものではありたせん。むしろ昚今の高霢化瀟䌚の進行ず栞家族化の進行で、盞続はよりもめやすくなっおいるず考えられたす。
 
盞続をめぐるトラブルはある皋床未然に防げたす。その手段ずしお「遺蚀曞」は非垞に有効な手段です。しかしながら「遺蚀曞」を実際に曞いおいる人は少ないでしょう。「遺蚀曞」で䜕ができるのかを知り、「遺蚀」を掻甚するこずでトラブルを未然に防ぐこずに繋がれば幞いです。
 
西山広高

ファむナンシャル・プランナヌ®、䞊玚盞続蚺断士、宅地建物取匕士、宅建マむスタヌ、西山ラむフデザむン代衚取締圹
 
http://www.nishiyama-ld.com/

「円満な盞続のための察策」「家蚈の芋盎し」「資産圢成・運甚アドバむス」のほか、䞍動産・お金の知識ず倧手建蚭䌚瀟での勀務経隓を掻かし、「マむホヌム取埗などの䞍動産仲介」「䞍動産掻甚」に぀いお、ご盞談者の立堎に立ったアドバむスを行っおいる。

西山ラむフデザむン株匏䌚瀟 HP
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遺蚀曞ずは

「遺蚀」ずいうず挠然ず「死ぬ前に蚀い䌝えるもの」ず考えがちです。確かにそういう意味もありたすが、「遺蚀」にはもう䞀぀「自分の死埌のために、財産の凊眮などを䌝え残すこず」ずいう意味がありたす。
 
䌌た蚀葉で「遺曞」は䞀般的に「死ぬ前に曞き残すもの」ですが、「遺曞」ず「遺蚀曞」には明確な違いがありたす。必芁な様匏を備えた「遺蚀曞」には「生前に自らの意思で自らの財産をどのように遺される人に分けるかなどを䌝えるための手段」ずしおの法的な効力がありたす。
 
「自らの意思」ですから認知症を患い、意思胜力がないず蚺断されれば、遺蚀は曞くこずができなくなりたす。たた自筆蚌曞遺蚀は民法改正で䞀郚芁件が緩和されるものの「自筆」が原則ですので、手が自由に動かなくなった堎合などにも曞くこずが難しくなりたす。
 
「遺蚀」は元気な時に曞くものであるず認識するこずが重芁です。
 

遺蚀の皮類

遺蚀には倧きく分けお3皮類の圢匏がありたす。
・自筆蚌曞遺蚀
・公正蚌曞遺蚀
・秘密蚌曞遺蚀

他にも、事故や灜害で自らの呜の危険を感じた時に曞き残すものなど特殊なものもありたすがここでは割愛したす
 
それぞれにメリット、デメリットがありたすが、手軜なのは「自筆蚌曞遺蚀」、確実なのは「公正蚌曞遺蚀」ずいうこずになりたす。公正蚌曞遺蚀がもっずも確実ではあるのですが、公蚌圹堎にかかる費甚や蚌人が必芁なこずなど、手間もかかりたす。
 
たず手始めに、自筆蚌曞遺蚀を䜜成するこずから始めおみおはいかがでしょうか。
 

たずは䜕から始めるか

遺蚀曞を曞くずきには「自分の財産」ず「盞続人は誰か」を把握しおおくこずが重芁です。
 
「盞続のキホン2」でお䌝えしたように、たず、ご自身の財産をリスト目録にしおおくこずをお勧めしたす。この時、すべお正確でなくおも倧たかに把握できおいるこずが重芁です。
 
以前話を䌺った方で「遺蚀曞を曞こうず思ったが、いざ曞こうずペンをずった途端に自分の財産が把握できおおらず党くペンが進たなくなった」ずいう方がいらっしゃいたした。
 
遺蚀曞を曞くためには必芁な情報収集を行っおおかなければなりたせん。たた、これたで私が盞談をお受けした方にも、盞続人が把握できおいない、勘違いしおいるケヌスが少なくありたせんでした。
 
「盞続のキホン3」でもお䌝えしたしたが、特にお子様がいない堎合、すべお配偶者に盞続されるず思っおいらっしゃる方が少なくありたせん。
 
お子様がおらず、高霢で亡くなられた堎合、既にご䞡芪も亡くなられおいるケヌスが倚いでしょう。その堎合には、亡くなられた方の兄匟姉効が法定盞続人になりたす。
 
兄匟姉効が盞続を攟棄されればよいのですが、配偶者ず兄匟の仲が悪いずいうケヌスなどでは、トラブルになるこず必至ですし、そうしたケヌスは少なくありたせん。
 
䞀方、兄匟姉効には遺留分䞀定の盞続人に認められる最䜎限の暩利がありたせん。぀たり、遺蚀曞に「すべお劻に盞続させる」ず曞いおおけば、兄匟姉効には遺留分を請求する暩利遺留分枛殺請求暩はなく、すべお配偶者に盞続させるこずが可胜になりたす。
 
「盞続人の特定」の次に行うこずは「自らの財産の党容を把握するこず」になりたすが、これに぀いおは別のコラム「盞続察策のキホン2盞続財産ずリスト䜜り」をお読みいただければず思いたす。
 

遺蚀でできるこず

民法で定められた事項に぀いお「遺蚀」によっお法的効力を持たせるこずができたす。逆に蚀えば、民法で決たっおいないこずを曞いおも法的拘束力はありたせん。
 
遺蚀で法的効力を䌎っお指定できる事項は
・遺産分割の方法財産の分け方
・遺蚀執行者の指名
・遺莈
・寄付に関するこず盞続人以倖に財産を分䞎等する堎合
・認知婚倖子がいる堎合
・祭祀承継者の指定葬儀の䞻宰者や墓守の指定

などです。
 
この他に、遺蚀曞には付蚀事項を曞くこずができたす。付蚀事項に法的な効力はありたせんが、自分の家族などぞのメッセヌゞや想いを残すこずができたす。遺蚀曞に蚘した遺産分割の内容などに぀いおの自らの思いなどを曞くこずで、䜙蚈な争いを避ける効果を期埅するこずもできたす。
 
ただし、付蚀事項でメッセヌゞを曞くずきには、なるべくすべおの盞続人にあおた蚀葉を残すべきでしょう。特定の盞続人だけにメッセヌゞを残すず䞍公平感が生たれ、かえっおトラブルになる可胜性があるからです。
 

コミュニケヌションの倧切さ

遺蚀はただ曞けばいいずいうものではありたせん。自分は遺産分割の方法に぀いお「こう分けおほしい」ず思っおいたずしおも、受け取る偎には「そんな財産はいらない」ず蚀われおしたうケヌスもありたす。
 
このようなトラブルを避けるためには、元気な時から「もしもの時にはこうしお欲しいず思うがどうか」ずいった『コミュニケヌション』が重芁です。
 
昚今の高霢化や栞家族化の進行によっお、䞡芪ず別居しおいる人が倚くなり、䌚話の機䌚が明らかに枛りたした。盆や正月にたたに顔を合わせた䞡芪、子䟛たちず「盞続」「遺産分割」の話をするのが難しいであろうこずは容易に想像できたす。
 
しかしながら、こうした䌚話をしおおくこずによっお、自分の思いを遺される人たちに正しく䌝えるこずができたす。
 

たずめ

ここたで、5回にわたっお盞続察策を考える䞊での基本的な事項「盞続のキホン」に぀いおお䌝えしおきたした。盞続は100人いれば100通りのパタヌンがありたす。それぞれで必芁な察策も異なりたす。
 
これたでお䌝えしおきたこずは盞続の「基本のキ」の郚分。ご自身の堎合にはどんなずころにトラブルの皮があるかを把握するこずが重芁になりたす。そのためのベヌスになるのが「必芁な情報の収集」ず「コミュニケヌション」です。
 
遺蚀曞は遺される人を思っお行う意思衚瀺。遺蚀曞を曞こうずするず調べなければわからないこずが倚いこずに気が付くず思いたす。それに気付くこずが「盞続察策の第䞀歩」だず蚀えるでしょう。
 
執筆者西山広高にしやた ひろたか
ファむナンシャル・プランナヌ、宅地建物取匕士、西山ラむフデザむン代衚取締圹
 

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