相続放棄したつもりですが、家庭裁判所から通知がありません… 相続放棄の申述が却下されることってありますか?

配信日: 2026.03.16
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相続放棄したつもりですが、家庭裁判所から通知がありません… 相続放棄の申述が却下されることってありますか?
相続放棄の書類を出したつもりなのに、家庭裁判所から通知が届かないと不安になるものです。手続きが進んでいるのか、それとも認められていないのか分からず、落ち着かない方もいるでしょう。
 
相続放棄は、書類を出せば必ず受理されるとはかぎらず、期限を過ぎていたり、相続財産に手を付けていたりすると、申述が認められないこともあります。
 
そこで本記事では、通知が来ない理由や却下される主なケース、確認したい対応について解説します。
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相続放棄したのに通知が来ないのはなぜか

相続放棄は、家庭裁判所に申述して行う正式な手続きです。そのため、自分では手続きしたつもりでも、送付先が違っていたり、必要書類が不足していたりすると、思うように進まないことがあります。被相続人の最後の住所地を管轄する家庭裁判所に申述する必要があるため、提出先の確認はとても重要です。
 
また、通知が来ない理由は一つではありません。まだ裁判所で内容を確認している場合もあれば、追加の書類や回答を求められている場合もあります。つまり、通知が届かないからといって、すぐに却下と決まるわけではありません。ただし、そのまま放置すると状況が分からないまま時間が過ぎてしまうため、早めに確認することが大切です。
 

相続放棄の申述が却下される主なケース

相続放棄の申述は、却下されることがあります。特に注意したいのは、期限と相続財産の扱いです。相続放棄は、原則として自分が相続人になったことを知ってから3ヶ月以内に行わなければなりません。
 
この期間を過ぎると、放棄が認められない可能性があります。例えば、借金があると後で分かって慌てて手続きしようとしても、時期によっては認められにくくなります。
 
さらに、亡くなった方の預金を使ったり、価値のある遺品を売ったりすると、相続を受け入れたとみなされることがあります。このような状況になると、相続放棄が認められにくくなります。軽い気持ちで遺品整理を進めると、手続きに影響を及ぼすこともあるため注意が必要です。
 
このほか、戸籍などの必要書類が不足している場合や、内容に不明点がある場合も、手続きが進まない原因になります。書類の不備は修正できることも多いので、指摘を受けたらできるだけ早く対応することが重要です。
 

通知が来ないときに確認したいことと対処法

通知が来ないときは、まず申述書を提出した家庭裁判所に連絡し、受け付けの有無や追加書類の提出が必要になっていないかを確認しましょう。
 
提出先が亡くなった方の最後の住所地を管轄する家庭裁判所で合っているか、必要書類をそろえていたか、裁判所からの照会に回答していないままになっていないかを見直すことが大切です。郵送で手続きした場合は、送付記録や控えが残っているかも確認しておくと安心です。
 
そのうえで不安がある場合は、家庭裁判所に直接問い合わせるのが確実です。受理されたかどうか、追加対応が必要かどうかを確認できれば、今後どう動くべきかがはっきりします。通知が来ない状態を思い込みで放置すると、借金の請求が来たときに慌てることになりかねません。早めに状況を確かめることが、余計な負担を防ぐ近道です。
 

相続放棄が却下されないよう、早めに確認しよう

相続放棄は、家庭裁判所に申述すれば必ず認められる手続きではありません。3ヶ月の期限を過ぎている場合や、相続財産に手を付けている場合には、却下されることがあります。ただし、通知が届かないからといって、直ちに却下とはかぎりません。確認中や書類待ちの可能性もあるため、まずは提出内容と手続きの状況を落ち着いて確認することが大切です。
 
相続放棄は、借金や管理が難しい財産を引き継がないための大切な制度です。不安なまま放置せず、家庭裁判所に確認し、必要があれば専門家にも相談しながら進めれば、トラブルは防ぎやすくなります。相続放棄は手続きをしたつもりで終わらせず、受理されたかどうかまで確かめましょう。
 

出典

最高裁判所 相続の放棄の申述
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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