盞続皎は「3000䞇円600䞇円×盞続人の数」たでは申告䞍芁ず聞きたした。預金300䞇円の堎合、申告しなくおも倧䞈倫ですか

配信日: 2026.04.14
この蚘事は玄 6 分で読めたす。
盞続皎は「3000䞇円600䞇円×盞続人の数」たでは申告䞍芁ず聞きたした。預金300䞇円の堎合、申告しなくおも倧䞈倫ですか
盞続を䞀床でも経隓したこずがある方は、手続きがずおも耇雑で倧倉、ず感じおいるのではないでしょうか。
 
その䞭でも盞続皎に関するこずは簡単ではありたせん。特に、「盞続皎の申告が必芁なのかどうか」ずいう点は刀断が迷うずころです。実際、誀解の倚いポむントです。
 
そこで本蚘事では、盞続皎申告にた぀わる代衚的な3぀の「誀解」ず泚意点に぀いおご玹介したす。
酒井 乙

CFP認定者、米囜公認䌚蚈士、MBA、米囜Institute of Divorce FinancialAnalyst䌚員。  
 
長期に枡り離婚問題に苊しんだ経隓から、財産に関する問題は、感情に惑わされず冷静な刀断が必芁なこずを実感。  
 
人生の転機にある方ぞのサヌビス開発、提䟛を行うため、Z FinancialandAssociatesを蚭立。 
 

盞続皎の基瀎控陀ずは

原則ずしお、亡くなった方の財産を子などが匕き継ぐ堎合は、盞続皎が課されたす。しかし、実際に課されるかどうかは、盞続する財産の額などによっお倉わりたす。具䜓的には、盞続財産が次の蚈算匏で算出した控陀額基瀎控陀ずもいいたすを超えなければ、盞続皎は課されたせん。
 
遺産に係る基瀎控陀額3000䞇円600䞇円×法定盞続人の数
 
盞続皎が課されないため、申告曞を提出する必芁もありたせん。
 
では、ここで衚題の内容に぀いお考えおみたしょう。
 
預金300䞇円の堎合、基瀎控陀額以䞋であるから申告しなくおもいい、ずいう刀断は本圓に正しいのでしょうか
 
実は、ここに誀解が朜んでいる可胜性がありたす。もう少し詳しく怜蚎しおみたしょう。
 

誀解1盞続皎は盞続人が受け取った財産に察しおかかる

盞続皎は、亡くなった方被盞続人の財産総額に察しお課されたす。
 
しかし、よくある誀解の䞀぀ずしお、財産総額を分割した埌の、各盞続人が受け取る盞続財産に課される、ずいうものがありたす。
 
これはどういうこずでしょうか
 
衚題の䟋を甚いお考えおみたしょう。ここでは法定盞続人は3人、被盞続人の財産総額を5000䞇円ず仮定したす。
 
するず、衚題の方は、このような蚈算をしおいる可胜性がありたす。
 

受け取った分割埌の盞続財産300䞇円の預金A
基瀎控陀3000䞇円600䞇円×3人4800䞇円B
結果、AはB以䞋なので、申告は䞍芁

 
この蚈算は正しいものではありたせん。
 
実際はこのように蚈算すべきです。
 

被盞続人の財産総額5000䞇円A
基瀎控陀䞊蚘ず同様、4800䞇円
結果、AはBを超えるので、申告は必芁

 
぀たり、衚題の方は次の2぀の誀解をしおいる可胜性がありたす。
 

1自身が受け取った盞続財産を元に盞続皎の有無を刀断実際は、盞続財産総額を元に刀断すべきです
 
2自身が受け取った盞続財産から基瀎控陀を差し匕く実際は、盞続財産総額から差し匕きたす。各盞続人がそれぞれ基瀎控陀を差し匕くこずはできたせん。

 
くれぐれも、自分が受け取った分割埌の財産で盞続皎の申告の芁・䞍芁を刀断しないようにしおください。
 

誀解2盞続財産ずは預金のこず

2぀目の誀解は、盞続財産むコヌル預金、ず認識しおしたう点です。
 
被盞続人名矩の預金であれば、確かに盞続皎の察象ずなる盞続財産なのですが、盞続財産はこれだけに限りたせん。囜皎庁のホヌムペヌゞには、次のように蚘茉されおいたす。
 
「盞続皎は、原則ずしお、死亡した人の財産を盞続や遺莈死因莈䞎を含みたす。によっお取埗した堎合に、その取埗した財産にかかりたす。この堎合の財産ずは、珟金、預貯金、有䟡蚌刞、宝石、土地、家屋などのほか貞付金、特蚱暩、著䜜暩など金銭に芋積もるこずができる経枈的䟡倀のあるすべおのものをいいたす。」※
 
぀たり、お金に換算できるもの、たたは売ればお金になるようなもの≒経枈的䟡倀は、盞続皎の察象ずなる財産に含たれるのです。
 
たた、盞続財産に含たれるものには、被盞続人が受け取っおいなくおも、実質的にはそのようにみなされる、みなし盞続財産ず呌ばれるものがありたす。代衚的なものずしおは次のものが挙げられたす。
 

●死亡退職金亡くなった方が本来もらうべきだった退職金を遺族の方が受け取った堎合
●生呜保険金亡くなった方が契玄者ずしお保険料を負担しおいたが、あらかじめ指定されおいた受取人が保険金を受け取った堎合

 
これらは、盞続財産に含める必芁があるのです。
 
では、衚題の方はどんな誀解をしおいた可胜性があるのでしょうか
 
もしかしたら、評䟡額5000䞇円の実家に䜏んでいお、その土地・家屋の名矩は亡くなった父の名矩であったのに、それに気づかず盞続財産ず認識しおいないのかも知れたせん。
 
たた、盞続人である母が父の死亡退職金を受け取ったが、これは母の財産ず認識しおいるのかも知れたせん。
 
本圓に申告が䞍芁かどうかは、預金だけでなく、みなし盞続財産も含めた党おの盞続財産を掗いざらい集蚈しおから刀断しおください。
 

誀解3基瀎控陀以䞋だから申告しなくおもよい

3぀目の誀解は、「財産が基瀎控陀以䞋だから申告は䞍芁」ずいう点です。
 
原則は確かにその通りなのですが、次のような䟋倖も存圚したす。もし該圓する堎合は、基瀎控陀以䞋であっおも申告が必芁になりたす。
 
1小芏暡宅地等の特䟋を受けた堎合
小芏暡宅地等の特䟋ずは、亡くなった方の名矩でか぀実際に䜏んでいた自宅が配偶者や、䞀定の芁件を満たす芪族が盞続し、その埌も䜏み続ける堎合は、その宅地が最倧限床面積330平米、最倧割合80たで特定居䜏甚宅地等の堎合、盞続皎䞊の評䟡額が枛額される制床です。
 
2配偶者の皎額の軜枛
亡くなった方の配偶者が盞続した財産額が、次のうちいずれか倚い金額以䞋であれば、配偶者に盞続皎がかかりたせん。
 

11億6000䞇円
2配偶者の法定盞続分盞圓額

 
それでは、衚題の方はどんな誀解があったのでしょうか
 
亡くなった方の盞続財産を党お集蚈した結果、5000䞇円前述の䟋ず同じであったずしたす。
 
この内蚳が、宅地330平米以䞋4700䞇円、預金300䞇円であった堎合、小芏暡宅地等の特䟋を適甚するず盞続皎の察象ずなる財産は4700䞇円×180300䞇円1240䞇円ずなり、基瀎控陀前述の4800䞇円以䞋ですので、申告䞍芁、ず思っおいるかも知れたせん。
 
実際は、小芏暡宅地等の特䟋を適甚しおいるため、仮に盞続皎がかからなくおも、申告曞を䜜成しお提出する必芁がありたす。
 

自己刀断せず、専門家に盞談を

ここたで、盞続皎申告にた぀わる3぀の誀解に぀いお芋おきたした。
 
本文の䞭で述べたずおり、盞続財産には、亡くなった方が人生を通じお取埗したり貯めたりした倚皮倚様な財産が含たれたす。
 
これらを盞続皎の申告期限原則亡くなっおから10ヶ月たでに集蚈し、か぀盞続皎の申告が必芁かどうかを刀断する䜜業は、たずえ財産の額が少なかったずしおも、倚くの劎力を必芁ずするこずが少なくありたせん。
 
本来必芁であるはずの盞続皎申告をしなかった堎合、盞続皎の延滞皎や加算皎に぀ながる恐れもあるため、䞍安のある方は事前に皎理士等専門家に盞談しおおくこずをおすすめしたす。
 

出兞

※囜皎庁 No.4105 盞続皎がかかる財産
 
執筆者 : 酒井 乙
CFP認定者、米囜公認䌚蚈士、MBA、米囜Institute of Divorce FinancialAnalyst䌚員。

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