父から「資産価値があるから」と“ロレックス”を譲り受けた! 調べたら「150万円で売れる」そうですが、今後価値は上がりますか? 税金を払う必要はあるでしょうか? 注意点を確認
市場価格が数百万円するケースも珍しくなく、親族から引き継ぐ場合、贈与税・相続税の対象となる可能性があるため注意が必要です。本記事では、父親からロレックスを譲り受けた場合、資産価値はどうなのか、また、相続での注意点を解説します。
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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ロレックスの資産性が高い理由
前述のとおり、ロレックスは世界中の時計愛好家から評価され続けています。ロレックスは耐久性の高さと普遍的なデザインが、世界的な知名度に結び付き、「身に付けられる実物資産」として価値を維持し続けています。
モデルによって相場は異なりますが、ロレックスの大まかな買取価格は次のとおりです。
・デイトナ:約400万円
・サブマリーナー:約180万円
・GMTマスター:約230万円
・デイデイト:約300万円
このように、買取価格が百万円を超えるケースも珍しくありません。ロレックスは、圧倒的な需要に対して、供給量が少ない状況が続いています。正規店での購入が困難なモデルもあり、中古店での需要も高く、価格が下がりにくい構造です。
また、高級時計でありながら、過酷な状況でも利用できる機能を備えている点も特徴です。定期的なメンテナンスをおこなえば、数世代にわたって利用でき、資産としても寿命が長いのもロレックスの魅力でしょう。
持ち続けていたら今後価値は上がる?
資産性が高いロレックスですが、持ち続けていたら価値は上がるのでしょうか。ロレックスは需要過多の構造が変わらない限り、価値が暴落するとは考えにくいでしょう。また、モデルチェンジによる生産終了で、廃盤になったモデルが希少化するケースも考えられます。
ただし、ロレックスを持っていれば、必ず価値が上がるとは言い切れません。将来的に需要と供給のバランスが変わり、価値が下がる可能性もあります。また、景気や為替によって価値が下がる場合もあるでしょう。
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父親からロレックスを譲り受けたらどうすればよい?
仮に、父親からロレックスを譲り受けたとします。相場を調べたら約150万円で売れるモデルだったとしたら、どうしたらよいのでしょうか。
まずは「今すぐ現金が必要」という状況であれば、売却するのも選択肢です。
また、父親との思い出として保存しておくのもよいでしょう。急いで売るのではなく、資産として保有するなら適切に保管し、資産価値が下がらないようにする必要があります。譲り受けたロレックスをどうするべきかは、結局は目的によるため、一度考え方を整理するとよいでしょう。
税金は発生する?
父親からロレックスを譲り受けた場合、税金は発生するのでしょうか。結論から言うと、父親から150万円相当のロレックスを無償で譲り受けた場合、贈与税の対象になる可能性があります。
亡くなった父親のロレックスを引き継いだ場合は、相続税の対象となる可能性がありますが、生きているうちに譲り受けたものは贈与と見なされます。贈与税の基礎控除が年間110万円のため、150万円のロレックスだと、差額の40万円が課税対象となります。200万円以下の贈与税の税率は10%のため、納付額は4万円です。
ただし、親などから子に財産を贈与する場合、「相続時精算課税制度」を利用できれば、贈与税が課税されないケースもあります。相続時精算課税制度は、2024年以降年間110万円の基礎控除があり、さらに累計2500万円までの特別控除もあります。
しかし、一度相続時精算課税制度を選択すると、原則撤回できません。また、将来父親が亡くなったとき、贈与した財産が相続税の計算に組み込まれ、金額によっては相続税を納めることになるため、相続財産全体をふまえて判断する必要があります。
親からロレックスを譲り受けた場合、不安な人は税務署や専門家に確認するとよいでしょう。
まとめ
ロレックスは、モデルによっては数百万円の価値がある高級腕時計です。
そのため、父親からロレックスを譲り受けた場合、贈与税の対象となる可能性があります。市場価格がいくらなのか、どの税制を選ぶかによっては課税されないケースも存在しますが、まずはよく確認することが重要です。
執筆者 : 藤岡豊
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

