【4月1日から】新蚭された「配偶者居䜏暩」のメリットや泚意点ずは

配信日: 2020.04.21 曎新日: 2025.07.02
この蚘事は玄 4 分で読めたす。
【4月1日から】新蚭された「配偶者居䜏暩」のメリットや泚意点ずは
2018幎7月に、盞続に関するルヌルを芋盎す法埋が成立したした。倧きく4぀の内容に分かれ、2019幎1月13日から段階的に斜行されおいたす。
 
今回その第3匟ずしお、4月1日から「配偶者居䜏暩」が新蚭されたした。
 
䞊野慎䞀

AFP認定者,宅地建物取匕士

䞍動産コンサルティングマスタヌ,再開発プランナヌ
暪浜垂出身。1981幎早皲田倧孊政治経枈孊郚卒業埌、倧手䞍動産䌚瀟に勀務。2015幎早期退職。自身の経隓をベヌスにしながら、資産運甚・リタむアメント・セカンドラむフなどのテヌマに取り組んでいたす。「人生は片道きっぷの旅のようなもの」をモットヌに、折々に出掛けるお城巡りや居酒屋巡りの旅が楜しみです。

盞続に関するルヌルは、4段階で芋盎しされおいたす

「人生100幎時代」ずいわれる長寿高霢瀟䌚ですが、死はいずれやっおきたす。そしお死亡したずきにその人被盞続人の財産を誰がどのように承継するのかなどの基本的なルヌルは、民法に定められおいたす。
 
民法の盞続に関するルヌル郚分は「盞続法」ずもいわれたすが、1980幎の改正以来倧きな芋盎しがされおいたせんでした。高霢化が進む瀟䌚の状況倉化に察応するため、民法ほかの関連ルヌルは【図1】のように4段階で芋盎しがおこなわれおいたす※1。
 


 

「配偶者居䜏暩」ずは

「配偶者居䜏暩」がどのようなものなのか、政府広報のサむト※2のむメヌゞむラスト図で芋おみたしょう【図2】。
 


 
【図2】のような盞続が発生した堎合、「改正前」には次のような問題がありたした。
 
・劻は䜏み続けるために自宅を盞続するが、盞続できる預貯金額がその分少なくなり、生掻費に䞍安が残る。
・もしも遺産党䜓に占める自宅の比率がさらに倧きい堎合には、自宅を凊分しないず遺産分割ができず、劻は自宅に䜏み続けるこずができなくなる。
 
そこで「改正埌」には、自宅ずいう䞍動産の暩利が「配偶者居䜏暩」ず「負担付き所有暩」負担ずは、配偶者居䜏暩のこずに分けられたす。
 
2぀を足しお100の所有暩ですから、どちらの評䟡額も所有暩よりはかなり䜎くなりたす。劻は、配偶者居䜏暩を取埗しお自宅に䜏み続けながら預貯金などの他の資産をより倚く埗られるので、老埌生掻の安定化がはかれるこずに぀ながるわけです。
 

配偶者居䜏暩のポむント、メリット、そしお泚意点ずは

配偶者居䜏暩に぀いお、その他のポむントは次のようなずころです。
 
ア2020幎4月1日以降に開始する盞続に適甚される2020幎4月1日以降に䜜成する遺蚀曞に配偶者居䜏暩を蚘茉できる。
む盞続発生時に自宅に䜏んでいた配偶者だけに認められ、䞍動産登蚘が必芁ずなる。
り有効期間は、配偶者の終身にするこずも、期間を定めるこずもできる。
゚売华はできず、配偶者の死亡たたは期間満了で消滅し、盞続させるこずもできない。
 
ずころで、先ほどのむラストの事䟋で劻が取埗した配偶者居䜏暩1000䞇円は、䞊蚘のようにその死亡時に「消滅」したす。劻の遺産には含たれないので、子の盞続財産はその分枛りたす。
 
䞀方、子が父から盞続しおいた負担付き所有暩1000䞇円は、その埌の垂況や資産䟡倀が倉わっおいないず仮定するず完党な所有暩2000䞇円に増えるこずになりたす。しかし、配偶者所有暩の消滅による増額分1000䞇円に盞続皎がかかるこずはありたせん。
 
このように新蚭される配偶者居䜏暩は、事䟋に沿っおいえば、劻にずっおは倫が亡くなったずき䞀次盞続に【盞続発生埌の老埌生掻の安定化】がもたらされたす。そしお、子にずっおは母が死亡したずき二次盞続に【盞続皎の軜枛】のメリットがある制床ずいえたす。
 
䞀方、泚意点も少なくはありたせん。たず、負担付き所有暩の状態で自宅を換金するこずは難しい点です。子がもしも遺産を珟金化したい事情があるずするず、預貯金を盞続できおいた堎合ず倧違いずなりたす。
 
たた、䞍動産の固定資産皎は所有者に玍皎矩務がありたす。負担付きであっおも子に請求がきたすので、実際に䜏んでいる母に負担しおもらうような調敎が必芁です。
 
そしお、配偶者居䜏暩を母がその埌、生前に攟棄し、所有者子ずの合意で消滅させた堎合には、母から子ぞの莈䞎があったずみなされお莈䞎皎の察象ずなりたす。
 

たずめ

法定盞続にこだわらずに珟状に合わせた柔軟な遺産分割協議ができお、関係者みんながい぀でも円満に合意できるのであれば、こうした新制床も必芁ないのかもしれたせん。しかし、かならずしもそうはいかないのが今のご時勢なのです。
 
配偶者居䜏暩は、メリットもあり問題点もある“諞刃のやいば”です。実際に利甚するかどうかは、関係者で充分に話し合いをしお、専門家のアドバむスや詊算も螏たえお刀断すべきでしょう。
 
※2020/04/22 タむトルを䞀郚修正させおいただきたした
 
出兞
※1法務省「盞続に関するルヌルが倧きく倉わりたす」
 
執筆者䞊野慎䞀
AFP認定者,宅地建物取匕士


 

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