更新日: 2021.08.24 その他保険

介護施設に入ってからも安心 ~入居後も入院や損害に備える保険~

執筆者 : 藤井亜也

介護施設に入ってからも安心 ~入居後も入院や損害に備える保険~
高齢になってくると、骨折などのけがや持病の悪化から入院して、そのまま介護施設等へ転院されるケースも少なくありません。
 
元気なうちは、持病があっても入れる保険は多数ありますが、高齢者向け住宅や介護施設に入居してしまってからは、加入できる保険が極端に少なくなってしまいます。
 
今回は、施設に入ってからも加入できる保険について、またその必要性についてお伝えしていきます。

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藤井亜也

執筆者:藤井亜也(ふじい あや)

株式会社COCO PLAN (ココプラン) 代表取締役社長

教育カウンセラー、派遣コーディネーター、秘書等、様々な職種を経験した後、マネーセンスを磨きたいと思い、ファイナンシャルプランナーの資格を取得。
「お金の不安を解決するサポートがしたい」、「夢の実現を応援したい」という想いからCOCO PLANを設立。
独立系FPとして個別相談、マネーセミナー、執筆業など幅広く活動中。

<保有資格>
2級ファイナンシャル・プランニング技能士、ファイナンシャルプランナー(AFP) 、住宅ローンアドバイザー、プライベートバンカー、相続診断士、日本心理学会認定心理士、生理人類学士、秘書技能検定、日商簿記検定、(産業カウンセラー、心理相談員)

<著書>
「今からはじめる 理想のセカンドライフを叶えるお金の作り方 (女性FPが作ったやさしい教科書)」※2019年1月15日発売予定

施設へ入居されるケース

先日、筆者の80代の叔母が骨折で入院しました。自ら営む商店で働いていた元気な叔母でしたが骨折で数週間入院したところ、認知症の症状が出てきてしまい、一気に要介護4までに。
 
そこから投薬やリハビリ治療を行い、介護レベルを要介護2まで下げることができ、無事に退院できました。
 
骨折などのけがや持病の悪化で入院し、無事に退院して自宅に戻れると良いのですが、引き続き治療や介護が必要な状態の場合、そのまま介護施設等へと転院になる可能性があります。
 
もちろん、自宅での在宅介護も可能ですが、支えるご家族の準備が整っていない、介護サポートが十分に受けられないなどの場合、いったんは施設への入居やそこでの治療を検討することもあるでしょう。
 
施設では暮らしのサポートなどを受けながら生活できますが、そこでも不安要素はゼロではありません。施設に入ってからも備えておきたいことがいくつかあります。
 

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施設に入ってからも備えておきたいこと

例えば、福岡市「平成28年度 福岡市在宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅事故報告書」によると、事故で一番多いのは「骨折」でした。事故結果別の内訳の28%を占めており、けがへの備えも必要かもしれません。
 
また、車イスで介護施設の壁に穴をあけてしまった、トイレを詰まらせて他の入居者の家財に損害を与えてしまった、介護を受けているときに誤って職員の眼鏡を壊してしまった、など予期せぬトラブルによる損害の補償も必要です。
 
冒頭でもお伝えしたとおり、介護施設などに入居された後で新たに加入できる保険は極端に限られてしまいます。しかし、備えておきたいことはありますので、入居後でも加入できる保険でリスクに備えることをおすすめします。
 

<けがや病気の備え>

医療保険等……すでにご加入の医療保険等は、けがや入院などの場合、それに関する費用は加入の保障範囲でカバーしてくれます。
 
しかし、入居後に新たに保険に加入することは難しいため、医療保険等に未加入の場合は、少額短期保険など加入できる保険の中から選択されるとよいでしょう。
 

<物を壊してしまったり損害を与えてしまったりした場合の備え>

損害補償等……火災保険に個人賠償責任補償特約などを付けている場合、損害に対して補償してくれますが、施設内での損害は対象外となるケースがあります。
 
入居する介護施設内でも損害補償してくれる保険(少額短期保険など)で備えておくと安心です。
 

最後に

介護施設で暮らしていくには入居費用だけでなく、毎月の費用や消耗品(おむつ代や薬代など)にかかる費用もあります。その上、病気や損害などに費用がかかってしまうと、ご本人や支えるご家族にさらなる負担がかかってしまいます。
 
想定されるリスクに保険で備えておくことで、ご本人やご家族、そして暮らしをサポートしてくれる介護施設側にも安心材料となりますので、入居後の保険についても検討されると良いかと思います。
 
筆者自身も叔母の入院を機に、急な入院があること、そこから介護が必要になるケースがあることを改めて実感しました。施設入居後の保障・補償は重要です。こうした情報も備えの1つとして参考にしていただければ幸いです。
 
(引用)福岡市ホームページ
 
執筆者:藤井亜也
株式会社COCO PLAN (ココプラン) 代表取締役社長

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