89.8%の世帯が生命保険に加入する日本。加入を検討する際に絶対に押さえておきたい2つのポイント
配信日: 2022.06.18
ただし「生命保険にただ入れば安心だ」と考えているのであれば要注意です。保険の中身をきちんと理解せず「なんとなく」加入している人の中には、保険の内容が自分に合っていなかったり、万一の場合に十分な保障を受けられなかったりという可能性があるからです。
本記事では多くの人が加入している生命保険について、加入するときに絶対に押さえておきたいポイントを解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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日本では全世帯のうち89.8%が生命保険に加入
2021年に生命保険文化センターが実施した「生命保険に関する全国実態調査(速報版)」によると、日本全国で生命保険に加入している世帯は89.8%でした。調査結果から大半の人が生命保険に加入していることが分かります。
ただし、死亡したり病気になったりしたときに備えて生命保険に加入する人が多いですが、実際にきちんと自分に合ったものかどうか自信を持って言える人は少ないでしょう。
次に、生命保険に加入するときに確認しておくべき2つのポイントを紹介します。
ポイント1 保障内容を理解する
まず、加入を検討している生命保険の保障内容についてきちんと確認しましょう。例えば、お金がもらえる対象の病気は何なのか、お金がもらえる場合は一括でもらえるのか複数回に分けてもらえる(年金形式)のかなどです。
実際に病気になってから保険会社に支払請求したとき、「保険の対象となる病気ではなかったのでお金がもらえない」といったことはよくあります。十分に保険の内容を理解して納得できるものを選ぶようにして下さい。
ポイント2 保障額は十分か確認する
万一の場合にもらえる保険の金額についてもしっかりとチェックすることが重要です。
例えば、一家の大黒柱である人が収入保障保険に加入していて万一のことがあった場合を考えてみましょう。一家の生活費が月30万円で、保険金で毎月10万円しか受け取れないとなれば残された家族は生活が破綻してしまいます。
生命保険を検討するときは保険金がもらえる条件だけでなく、もらえる金額もしっかりしたものになっているか確認しましょう。
生命保険の内容を理解して、自分に合った保険に入ろう
生命保険は多くの人が加入していますが、本当に自分のライフスタイルに合ったものなのか、あるいはリスクに備えられたものなのかじっくりと確認が必要です。「何となく保険会社の人に薦められた商品だから」「親しい人も入っている生命保険だから」と安易に決めてしまうのはよくありません。
自分で正しく理解して納得できる生命保険に加入し、安心して日々生活できるようにしましょう。
出典
生命保険文化センター 2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査(速報版)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部