医療保険を見直すタイミングはいつ? 見直し理由や注意点について解説

配信日: 2022.08.26

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医療保険を見直すタイミングはいつ? 見直し理由や注意点について解説
過去に加入した医療保険を、そのままにしている人がいるのではないでしょうか?
 
保険会社では、新しく医療保険を発売することがあり、保障内容が現在のニーズに沿った内容になっていることもあります。また、昔に加入した医療保険の場合、現在自分自身が必要としている保障内容ではない可能性もあるため、定期的に見直しておくと、仮に病気やけがをしたとしても安心できる保障になるでしょう。
 
本記事では、医療保険を見直すタイミングや、その理由、注意点について解説します。
古田靖昭

執筆者:古田靖昭(ふるた やすあき)

二級ファイナンシャルプランニング技能士

医療保険を見直すタイミングとは


 
医療保険は、病気やけがによる入院や保険会社所定の手術を受けた時に入院や手術給付金を受けられます。また、特約として、死亡した際に遺族が受け取れる死亡保険金やがんと診断された時に一時金として受け取れるもの、女性特有の病気で入院した場合に上乗せができる女性疾病特約などがあります。
 
医療保険を見直すタイミングについて紹介します。
 

医療の進歩によって保障内容が変化

医療技術が進歩したことで今まで長期の入院による治療だったものが、日帰り入院や通院治療で対応できるようになるなど、治療方法が変化しています。
 
例えば、昔から加入している医療保険には、長期入院を想定していたことから入院費が4日目から出る保障内容があります。現在は、長期入院する事例は限られているため、ニーズに沿っていない可能性があるでしょう。その場合、見直すタイミングとなります。
 

年齢によって必要な保障が変化

社会人になってから加入した医療保険は、最低限の保障内容にしていることが多いため、例えば40代のリスクに備えられない可能性があります。
 
年齢を重ねると、病気やけがになる可能性も増えてきます。現在の自分自身にあった医療保障にしておかなければ、リスクに備えることは難しくなるため、見直すタイミングとなるでしょう。
 

制度が変わることで保障が変化

国や地方自治体の制度によって子どもの医療費が無償になる場合、今まで子どもの医療保険を準備していたとすれば、必要がなくなる可能性があるでしょう。また、病院の入院患者が増えることで、病床数が少ない場合、今までの入院日数が短縮されることもあります。
 
つまり、さまざまな政策によって制度が変わることがあります。昔、医療保険に加入した時に問題になっていなかったことが、現在になって問題が発生し、制度が改変されていることもあるため、現在の医療保険が対応していないのであれば見直すタイミングとなるでしょう。
 

医療保険を見直す際の注意点

現在加入中の医療保険から新しい医療保険に見直す際の注意点を紹介します。
 

健康状態に問題はないか

新しく医療保険に加入する場合、保険会社の診査を受ける必要があります。過去に大きな病気などをしていると加入に条件が付くことや、加入できないこともあるため注意が必要です。
 
なお、健康状態によって加入できない可能性もあるため、現在加入している医療保険の解約タイミングは、新しい医療保険の保障が開始した後にしましょう。
 

年齢が上がると保険料も上がる

生命保険は、年齢が上がることで保険料が上がってしまいます。それは年齢によって病気になったりけがをしたりといったリスクが高まるためです。
 
保障内容を手厚くすることで保険料は上がります。加入している医療保険と比較しながら医療保険を準備するようにしましょう。
 

現在の契約を残す余地はないのか

新しい医療保険に加入し直さなくても現在の契約内容に特約などを付けることで、必要な保障内容になることがあります。現在の保障内容に特約を付けて保障される場合、契約をそのままにしておくのも良いでしょう。
 

保障内容の見直しが大切

現在加入中の医療保険のままで、病気やけがになった際、本当に自分自身や家族を守れる内容になっているのかを把握する必要があります。もし問題がなければ、保障内容の見直しは必要ありません。しかし、問題がある場合、保障の何が足りず、どこに問題があるのかを確認したら、見直しすることになります。
 
もし、加入してから何もしていないと思う人は加入している保険会社などに確認するようにしましょう。
 

出典

一般社団法人生命保険協会 生命保険の基礎知識 STEP.6 主な個人保険商品の種類
 
執筆者:古田靖昭
二級ファイナンシャルプランニング技能士

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